『GUNGRAVE G.O.R.E（ガングレイヴ ゴア）』のNintendo Switch版となる『GUNGRAVE G.O.R.E - Ultimate Enhanced Edition』が、2024年1月11日に発売された。
本作は2022年11月22日に他機種版が発売された作品で、Switch版では新システムが搭載されたのに加え、これまでのアップデートも反映されてより遊びやすくなっている。また、ハリー・マクドゥエルやイェンセン・ザ・ブーストマスターを使えるDLCも登場するなど、まだプレイしたことがない人や『GUNGRAVE』ファンも必見のタイトルだ。
本記事では、改めて『GUNGRAVE G.O.R.E』の魅力をお伝えしつつ、新システムの所感やSwitch限定版の情報などをお届けしていく。
※本記事はBeep Japanの提供でお届けしています。
ロマン武器を振り回して無双する爽快感抜群のガンシューティングアクション
『GUNGRAVE G.O.R.E』はステージ攻略式のTPS（3人称視点のアクションシューティング）。プレイヤーは無口な主人公グレイヴを操作し、無数に押し寄せてくる敵を二丁拳銃や武装棺桶“デス・ホーラー”を使ってぶっ飛ばしていく爽快感抜群のアクションが見どころだ。
ジャンプ、回避など基本のアクションに加え、敵を引き寄せて盾にするデスフックや、必殺技である“デモリッションショット”など多彩なアクションを扱うことができる。
詳細は後述するが、PS版などが発売されたころと比べるとアップデートで非常に遊びやすくなっており、より一層爽快感の味わえる、グレイヴの無双感が増したクールなアクションを存分に体験できた。
リロード不要、フルオートで撃ち続けられる二丁拳銃に加え、銃を防ぐ盾持ちはデススピア（チャージショット）で潰したり、四方に敵がいるときは乱射するストームバラージで蹴散らしたりと、状況に応じたアクションの使い分けが楽しい。
本作はほぼ絶え間なく敵が登場するため、ノンストップで銃撃戦を続けられる爽快感の高さも魅力だったのだが、Switch版ではより一層面白味が増している。
本作の操作でとくに気に入っているのが、デス・ホーラーでのミサイルの反射。ステージではミサイルを飛ばしてくる敵が登場するのだが、タイミングよくボタンを押すと、振り回したデス・ホーラーでミサイルを反射できるのだ。
「コーンッ！」という心地いいSEとともに攻撃を跳ね返せるため、絶妙なうまいことやった感が味わえる。大量の敵を捌きつつ、飛んできたミサイルを適切に弾けるようになるとよりスタイリッシュに戦えるのも、本作の特徴のひとつと言えるだろう。
戦闘中にゲージが溜まると、必殺技であるデモリッションショットも使用可能になる。デモリッションショットは豊富なバリエーションがあり、最大4つまでセット可能だ。演出中は敵のダメージを受けず、カッコイイポーズ・アクションを取ったグレイヴの華麗な技で一気に敵を蹴散らせる。
グレイヴのアクションだけでなく、デス・ホーラーが巨大なロケットやミサイルランチャーなどに姿を変える、ロマン溢れる武器変形もカッコイイ！
デモリッションショットを始め、一部のアクションで敵を倒すと特別なスコアも稼げて、ステージ攻略後にキャラを成長させるためのDNA（いわゆる経験値）も多く手に入る。数々のアクションで敵を蹴散らし、さらなる力を手に入れてつぎのステージに挑むのが本作の基本的なプレイサイクルだ。
序盤は銃を持った兵士との戦闘がほとんどだが、ステージが進むごとに敵の持つ武装も強化され、時にはクリーチャーとの戦いも発生する。敵のバリエーションも豊富で、最後までテンポよく遊べるので、爽快感のあるTPSを求めている人なら『GUNGRAVE G.O.R.E』は間違いなく刺さるだろう。
新システムでさらに強くなったグレイヴで敵を蹂躙する爽快感がたまらない
ここからは、Switch版から追加された機能や、先に発売されたPS5版との違いについても紹介していこう。
まず気になるグラフィックについては、Switch版では一部描写は軽量化のためか落とされている。PS5版と比べてみると、爆発の演出や細部の描写、ボスのデザインなどいくつかの点で品質差は感じてしまう。
グラフィックは機器のスペック差で致しかたない部分はあるが、本作の場合はプレイ体験を阻害しないように最適化しているような印象も受ける。ステージによっては大量の敵が一気に登場し、四方から銃弾やミサイルが飛んでくるが、負荷の大きそうな場面でも処理落ちが発生することは一切なかった。
そのほか見落とせない点は、血の描写。兵士を倒した際の血が青色になっているのは、先にSwich版以外をプレイしていると違和感を覚える人もいそうだ。
Switch版発売で新たに追加されたシステムは、本作のプレイ体験を一変させるもので、より爽快感が増し、敵に同情しそうなほどグレイヴが無双できる楽しい仕掛けになっていた。
まず全体のテンポを改善してくれているのが、ランショットのシステム。これは通常の銃撃の際、一切スピードを落とさずに銃を撃ち続けられるというもの。これまでは銃を撃つと速度が落ちるためやや鈍重なイメージがあったが、走りながら銃を撃てるため敵の攻撃も回避しやすく、なによりも移動しながらの射撃が楽になった。
立ち止まって戦闘するのではなく、進むルートに敵がいたからついでに処理したくらいのテンポでサクッと潰せるため、ストレスフリーの環境で疲れることなく遊び続けられる。
もうひとつ、立ち回りにも影響を与える新システムがフルブレイク。これは途切れることなく敵を攻撃し続けてBEATSを一定量稼ぐと発動する状態で、銃の連射速度と威力がアップする。
フルブレイクは5段階まで上昇していき、MAXになるとマシンガン並みの連射速度で銃を撃てる完全な無双状態に。難易度ノーマルだと敵が一瞬で溶けていくため、走りながらリロード不要の銃を高速連射するグレイヴという恐ろしい光景ができあがる。
ランショット、フルブレイクのおかげでBEATSの維持にも意識が向きやすく、ノンストップで突き進んでいける爽快感が病みつきになる楽しさだった。『GUNGRAVE G.O.R.E』の魅力はそのまま残りつつも、さらなる進化を遂げている。
そのほか、Switch版でも懐かしのカートゥーンモードが搭載。『ガングレイヴ』を思わせるようなビジュアルでプレイできるため、当時からのファンはカートゥーンモードをオンにしてプレイしてみるのもオススメだ。
Swich版では100以上の要素が新たに開発、改善されているらしく、PS5版が発売された当初と比べると本当に遊びやすくなったと実感できた。とんでもない難易度で印象深かった列車の上を進んでいくステージも一発クリアーできる程度の設定になっており、細かな改善点もプレイ体験の向上に寄与してくれている。
Swich版から新しく始める人はもちろんのこと、以前に難易度が高くて挫折してしまった人も、新システムが搭載されて遊びやすくなった本作をもう一度プレイしてみてほしい出来栄えだ。
DLCで4キャラが使用可能に！豪華限定版特典も必見
Switchの限定版には、『ガングレイヴ』シリーズファンにはたまらない限定アイテムも用意されている。購入を検討している人は、限定版の中身も要チェック。
限定盤に同梱されるのは、下記5点。Swich用のカバーやアートブック、コレクターズCDなど垂涎のラインアップだ。
- Nintendo Switch ゲーム本編
- キャラクターパス（DLCシーズンパス）
- オリジナルガングレイヴ+ガングレイヴ O.D. Switch レトロカバー
- ガングレイヴ キャラクターコンペディアム
- ガングレイヴ G.O.R.E OST（CD）
DLCシーズンパスとなるキャラクターパスでは、ロケットビリー・レッドキャデラック、ハリー・マクドゥエル、クォーツ、イェンセン・ザ・ブーストマスターの4キャラがプレイアブル化する。
それぞれのキャラはグレイヴとは異なるアクションを保有しており、全ステージで使用可能となるため、くり返しプレイして全キャラのアクションを堪能しよう。
●ロケットビリー・レッドキャデラック
●ハリー・マクドゥエル
●クォーツ
●イェンセン・ザ・ブーストマスター
GUNGRAVE G.O.R.E - Ultimate Enhanced Edition
- 対応機種：Nintendo Switch
- 発売日：2024年1月11日発売
- 発売元：Beep Japan/IGGYMOB
- 開発元：IGGYMOB
- 価格：通常版/5500円［税込］、限定版/10780円［税込］、ダウンロード版/5500円［税込］、DLCシーズンパス/4290円［税込］
- ジャンル：アクション
- CERO：15歳以上対象
- 言語：音声/英語、日本語、韓国語 字幕/英語、日本語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語
