※本記事は、2022年12月11日にアップした記事を再編集したものです。

明るい雰囲気の裏にある切ないストーリーも魅力

 いまから26年前の1997年(平成9年)12月11日は、プレイステーション用ソフト『風のクロノア 〜door to phantomile〜』が発売された日。

 『風のクロノア』はナムコ(当時)から発売された横スクロールのアクションゲームで、2001年には続編となる『風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~』が発売されたほか、パズルやビーチバレーなど多彩な関連作品がワンダースワンやゲームボーイアドバンスで発売されている人気シリーズです。

『風のクロノア』が発売された日。“風だま”を使ったアクションが奥深くて楽しい! ゲームならではの仕掛けを用いたシナリオも高評価【今日は何の日?】 記事編集に戻る

 1作目は、クロノアが相棒であるヒューポーとともに闇の王であるガディウスに捕らわれた歌姫レフィスを救うために冒険に旅立つという物語。導入こそ王道の展開ではあるものの、中盤以降はキャラクターの死なども描かれていてシリアスになっていきます。クロノアのかわいいイメージしか知らなかった人は、今年(2022年)7月に発売されたリマスター版『風のクロノア1&2アンコール』でプレイをすれば、きっと驚くはず。

 とくに衝撃だったのはラストの展開。ゲームならではの演出と仕掛けを使った切ないものとなっており、終わったあとに放心してしまいました。自分でプレイするからこそ味わえる感動になっているので、遊んだことがない人はリマスター版をプレイしてみてください。

 独特な世界観も魅力。キャラクターは独自の言語である“ファントマイル語”を使い、プレイヤーは字幕でその言葉を理解することになります。クロノアは渡辺久美子さん、ヒューポーは瀧本富士子さんが演じており、その感情豊かな表現はこちらの心に訴えかけてくるものがありました。なお、2008年に発売されたWii版ではボイスを日本語に変更することもできましたね。

『風のクロノア』が発売された日。“風だま”を使ったアクションが奥深くて楽しい! ゲームならではの仕掛けを用いたシナリオも高評価【今日は何の日?】 記事編集に戻る
『風のクロノア』が発売された日。“風だま”を使ったアクションが奥深くて楽しい! ゲームならではの仕掛けを用いたシナリオも高評価【今日は何の日?】 記事編集に戻る

 敵を攻撃するときに使用するのは、“風だま”。そのほかにも敵を捕まえて違う敵に投げたり、敵を足場にして2段ジャンプができたりと多彩なアクションが可能です。ザコ敵は補充されるので無駄に倒してしまっても詰まることはないので安心して遊べました。難易度自体はアクション初心者でも楽しめるものでしたが、隠しステージはかなり歯応えアリ。ステージに隠された収集要素をコンプリートしつつクリアーするのは至難の業なので、ぜひ挑戦してみてほしいです!

 前述のリマスター版は、『風のクロノア 〜door to phantomile〜』と『風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~』がセットになった作品。難易度も追加され、イージーなら簡単にクリアーできますし、クリアー後に出現するハードモードに挑戦することもできます。多くの人にプレイしてもらいたい名作なので、ぜひチェックしてみてください。また、25周年を記念した特設サイトではさまざまなイベントが開催中。こちらも覗いてみてはいかがでしょうか。

『風のクロノア1&2アンコール』(Switch)の購入はこちら (マイニンテンドーストア) 『風のクロノア1&2アンコール』(PS5&PS4)の購入はこちら (PS Store) 『風のクロノア1&2アンコール』(Xbox)の購入はこちら (Microsoft Store)
これまでの今日は何の日?

※画面には一部PS2『ナムコレクション』版のものが含まれています。