ゲームを大画面で楽しみたい場合、テレビやプロジェクターといった機器が定番だが、近年もうひとつの選択肢が注目を集めている。それが、“チューナーレステレビ”だ。

 TCLの55型チューナーレスゲーミング4Kテレビ『55C845』は、Mini LEDや量子ドットといった大画面テレビのトレンドをしっかり押さえつつ、ゲーム向けに144Hzの高リフレッシュレート、自動低遅延モードといった機能を盛り込んだ意欲的なモデルだ。「そもそもチューナーレステレビって何?」という読者の方もいると思うので、この記事ではそんな基本的なポイントも含めつつ、『55C845』の製品スペックや機能を紹介していく。

※この記事はTCLの提供でお送りします。
※テレビ画像ははめ込みです。

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"テレビは観ない"けど大画面でゲームがしたい人にうってつけ

 そもそもチューナーレステレビとは、一般的なテレビと異なり地上波放送や衛星放送を受信するためのチューナーを持たない代わりに、YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflixといったインターネットの動画サイト・映像配信サービスを試聴できるOS(Google TV、Android TVなど)を備えた映像機器を指す。ユニークなところでは(現状)NHKの受信設備と見なされないといった特徴もある。

チューナーレスゲーミングテレビTCL『55C845』がスゴい。55型で4K、144Hz、遅延低減、暗部表現……ゲームのための機能がぎっしり

 チューナーレステレビはできることを制限してそのぶん価格を下げている点がおもなメリットと言える。ゲーム向けに高リフレッシュレートや低遅延をうたうモデルもあるため、たとえば「40~50インチクラスのゲーム用パネルをリビングに設置したい」といった用途ではコストパフォーマンスの面で選択肢に上りやすい。

 ざっくり言えば、娯楽や嗜好の多様化により「地上波のテレビ番組は観られなくても問題ない」という人が増えたことで、インターネットの動画視聴に特化した製品が台頭してきたというわけだ。

『55C845』は4Kテレビとしてもリッチな仕上がり

チューナーレスゲーミングテレビTCL『55C845』がスゴい。55型で4K、144Hz、遅延低減、暗部表現……ゲームのための機能がぎっしり
TCLのチューナーレスゲーミング4Kテレビは“Offical TV of Call of Duty”として、2023年11月に発売された『Call of Duty: Modern Warfare III』とのコラボキャンペーンを展開している。

 そして、今回紹介する『55C845』は4K・55型のチューナーレスゲーミングテレビだ。大画面で映像コンテンツを楽しめること自体も魅力ではあるが、最大の特徴は基本スペックの豪華さにある。

チューナーレスゲーミングテレビTCL『55C845』がスゴい。55型で4K、144Hz、遅延低減、暗部表現……ゲームのための機能がぎっしり
Mini LEDバックライト。

 まずは映像のコントラスト表現を豊かにするMini LEDバックライト。従来より小型のLEDを使用することで、明暗のコントラストなど明るさの表現を強化している。従来の液晶テレビより表現力は各段に向上する。

チューナーレスゲーミングテレビTCL『55C845』がスゴい。55型で4K、144Hz、遅延低減、暗部表現……ゲームのための機能がぎっしり
量子ドット技術。

 加えて、自然かつ深みのある発色を実現する量子ドット技術を採用。バックライトと液晶パネルの間に量子ドット製のシートを挟むことで、高純度の色再現性を実現する。

 近年の高級テレビではMini LEDバックライトとこの量子ドット技術を組み合わせることで、高い表現力と色再現を両立した製品がトレンドになっている。

 映像処理エンジン“Algo Engine Max II”によるアップスケーリングやカラーマネジメントといった補正を加えてくれる点もポイントだ。

 さらに、HDR規格のHDR 10+にも準拠。オーディオ面はDolby AtmosやDTS-HDなどの音響規格に加え、eARC(Enhanced Audio Return Channel)に対応し、リッチな視聴環境を構築するのにも向いている。

144Hzで『Call of Duty: Modern Warfare III』もバッチリ

 基本性能に加え、ゲーム用のモニターとして見ても侮れない性能を確保している。とくに目を引くのが、4Kパネル採用ながら144Hzと高めのリフレッシュレートを実現していること。ハイスペックなゲーミングPCなど相応のハードウェアは必要になるが、4K・144Hzのゲーム環境を実現できる選択肢はまだまだ貴重だ。

チューナーレスゲーミングテレビTCL『55C845』がスゴい。55型で4K、144Hz、遅延低減、暗部表現……ゲームのための機能がぎっしり

 ゲーマー向けのカスタマイズ機能“ゲームマスター”という機能をそなえているのもポイントだ。入力機器から映像情報を検出すると、通常時の倍速モード(120Hz駆動)から自動で144Hz動作して、公称0.8msの低遅延動作となるゲームモードへと移行してくれる。さらに、スクリーンショット機能や陰影機能強化、照準補助機能も搭載している。

チューナーレスゲーミングテレビTCL『55C845』がスゴい。55型で4K、144Hz、遅延低減、暗部表現……ゲームのための機能がぎっしり

 さらに、画面同期技術“AMD FreeSync Premium Pro”にも対応。これは、ほぼどのフレームレートでも滑らかな描写を実現する技術だ。これにより、複数フレームの画像が描画されてしまうテアリングや、画面がカクつくスタッタリングといった映像の乱れを抑制できる。リフレッシュレートが上下しやすい高負荷ゲームのプレイ時に恩恵を受けるだろう。

YouTubeやNETFLIXにスマートにアクセス

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『55C845』のリモコン。

 ゲーム機能以外の見どころも紹介しよう。『55C845』はOSにGoogle TVを採用した製品なので、YouTube、Amazonプライムビデオ、NETFLIX、Hulu、Disney+、Apple TV+、U-NEXT、AbemaTVなどにWi-Fi経由で直接アクセス可能だ。

 また、各配信サービスを横断検索ができる点が優れており、日頃から複数の配信サービスを利用しがちなユーザーにとって便利だろう。

 購入後にどうしても地上波テレビを視聴したくなった際はチューナー搭載のレコーダーなどを活用するという手もある。

 『55C845』の実売価格はおよそ13万7000円前後。製品自体はそれなりに値が張るものの、いまどきの高級テレビで見られる機能をしっかり網羅しながら、さらにゲームモニターとしての機能が充実している。コストパフォーマンスは十分に競合と張り合える水準だろう。“ゲーム向けの4Kチューナーレステレビ”という属性自体は現状かなり独自性が強いため、自身のニーズにマッチすればほかに替えの効かない選択肢となってくれるはずだ。

チューナーレスゲーミングテレビTCL『55C845』がスゴい。55型で4K、144Hz、遅延低減、暗部表現……ゲームのための機能がぎっしり

 TCLは今回紹介した『55C845』のほかにも、同じC845シリーズとして65型の『65C845』、55型、65型、75型を擁するC745シリーズ、C955シリーズの98型『98C955』がラインアップ。どれも4Kで144Hzに対応しているので、住環境などに応じて選択してみよう。

 YouTuberのたこまるさんによる『75C745』の紹介動画も公開中だ。こちらも本記事と合わせてチェックしてみては?

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