格闘ゲーム専門Youtube“格ゲーチャンネル@りーさるぷらん”にて、eスポーツフォトグラファーの大須晶氏のインタビュー動画が公開。これまででもっとも過酷だった現場や自身の代表作、カメラ機材についてなどを語っている。本稿では、その内容を抜粋再編集してお届けする。
なお、格ゲーチャンネル@りーさるぷらんでは、今後も格闘ゲームの最新映像やインタビューなどの取材動画など、さまざまな動画を更新していくので、気になる人はぜひチャンネル登録してほしい。
※聞き手:とよまん(写真左)
大須晶(おおすあきら)
eスポーツフォトグラファー。格闘ゲームを中心にさまざまなイベントや大会の撮影を行うカメラマン。
大須晶インタビュー#2
――カメラマンの現場仕事でもっとも過酷だと思ったのはどこですか?
大須晶EVO(※格闘ゲームの世界大会)がやばかったですね。初めてEVOに行ったのが2014年なんですよ。俺とハメちゃん(※ハメコ。:現在はeスポーツキャスターとして活躍中)で現地に行ったらプレス席とかそういったものが一切なくて、「どこかから机とイスを持ってきて簡易プレスゾーンを作るぞ」と。それでイスと机を探しに行ったら、机はあったんですけどイスだけない状態になって(笑)。
――机はなんとかなったんですね(笑)。
大須晶ほかのメディアの人から「机余ってるの? よかったらイスと交換しない?」と言われて物々交換して、イスを確保したんですよ。そしたら、「つぎは電源がねえ(笑)」と。『鉄拳』ブースの裏に電源があったので、原田さん(※鉄拳プロジェクト エグゼグティブプロデューサー/ディレクター)に頼んで電源を借りて……と、そこからようやく一日の取材がスタートするんですよ。すごい現場でした(笑)。
――カメラマンをやっていてよかったことはありますか?
大須晶楽しいという感じじゃないですか。恩返しというのもあれですけど、自分の人生の半分以上の時間を楽しめたものに対して、何かしら自分にできることでいいからプラスになるようなことをしたいというのがありますね。
――これまで撮影した中で最高だと思う写真はどれですか?
大須晶代表作は俺が写真展をやったときのアイコンにもなっているEVO2017のときどじゃないですか。でも、この写真も気に入っているんですけど、ほかにも気に入っている写真はたくさんあります。東京ゲームショウの『ストリートファイターIV』の大会のときのももちくん(※現在『ストリートファイター6』で活躍中のプロゲーマー)とか。彼のかっこよさのMAX値の状態のときにシャッターを切れたと思っています。
記事では大須晶さんの過酷だった現場や代表作についてを伺った。動画では、大須晶さん自信が選ぶお気に入りの写真やカメラ機材について語っていただいているので、ぜひそちらもチェックしてほしい。
撮影:大須晶