セガより、アーケードとドリームキャスト向けに2001年にリリースされた『コズミックスマッシュ』をVR向けにして現在に蘇らせた、プレステーション VR2用スポーツゲーム『C-Smash VRS』。同作が2023年7月14日~16日に京都にて行われるBitSummit Let’s Go!!に出展されるのを記念して、最新プレイ映像が公開された。

『C-Smash VRS』PlayStation Storeサイト

 RapidEyeMoversがパブリッシングを担当し、イギリスのスタジオWolf & Woodが開発を手掛ける『C-Smash VRS』は、低重力サイバー空間を舞台に、低重力環境を舞台に、夢のようなスマッシュショットをくり出せる爽快感溢れる1作。シングルプレイ、対戦プレイ、協力プレイ、フィットネス、そのほかのモードがすぐに楽しめる。

 『Rez』 シリーズなどに楽曲を提供しているテクノアーティストのケン・イシイやジャズファンクバンドThe Comet is ComingのメンバーDanalogueらが楽曲を提供しているのも話題を集めている。

 6月23日にリリースされたばかりの同作だが、エレクトロニック・ミュージック界のレジェンドUNKLEとのコラボを発表。『C-Smash VRS』に新曲を提供することが明らかにされた。

 BitSummit Let’s Go!!の会場では、『C-Smash VRS』が試遊可能で、新しいUNKLEレベルをプレイできる(C-Smash VRSブース# VR/AR-1)。さらに、7月14日にはケン・イシイが『C-Smash VRS』の楽曲を生演奏する予定とのことだ。ケン・イシイの楽曲をリミックスした“Antimatter” (UNKLE Reconstruction)も、初公開されるという。

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 本件に関して、UNKLEのジェームズ・ラヴェル氏と、RapidEyeMoversのゲームディレクターであるイェルク・ティッテル氏からのコメントが寄せられている。

■UNKLE ジェームズ・ラヴェル氏

 「コラボレーターのMiinkといっしょに、オリジナルのトラックとスコアのエネルギーを生かしつつ、エレクトロニックな世界観のものを作りたかった。原曲のスピードの上げかたがとても好きなので、スピードを上げることで同じように激しさを増すというアイデアを探求したかったんです。ケン・イシイの音楽はテクノに根ざしているので、この再構築ではそのジャンルからインスピレーションを得ました。このトラックは、『C-Smash VRS』とUNKLEのあいだでこれから起こる大きな出来事へのティーザーです」

■RapidEyeMoversのイェルク・ティッテル氏

 「『C-Smash VRS』の制作は20年越しの夢であり、VRのパイオニアであるWolf & Woodやほかの偉大なアーティストやデザイナーとのコラボレーションによって実現しました。大好きなミュージシャンをひとつのスターシステムに結集させることができるのは素晴らしいことです。ケン・イシイ、ダナローグ、そして今回のUNKLEのあいだで、我々は『C-Smash VRS』を最高のフィジカル・ソロ&マルチプレイヤーVRゲームとしてだけでなく、音楽を体験できる宇宙一の場所としても確立したいと考えています」

 なお、ジェームズ・ラヴェル氏 (UNKLE / Mo'Wax) は、8月に行われるDJ KRUSHをフィーチャーした3つのスペシャル・イベントでDJを務めるとのことだ。

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