インサイダー取引を巡る裁判の中裕司被告に対し、有罪判決が下ったことが明らかになった。TBS Dig Newsなどが報じている。

 中裕司被告は、2022年11月18日と12月7日に『ドラゴンクエストタクト』と『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー』(『FFVIIFS』)の開発状況を知り、株式を買い付けたとするインサイダー取引事件として、東京地検特捜部に逮捕、再逮捕されていた。

 これまでの裁判で、起訴内容を認めていた中被告に対し、検察側は、懲役2年6か月、罰金250万円、追徴金1億7000万円あまりを求刑。一方で弁護側は「積極的にインサイダー情報を閲覧したわけではない」として、執行猶予付きの判決と罰金と追徴金の減額を求めていたという。

 東京地裁は本日の判決にて、中被告に懲役2年6か月と執行猶予4年、罰金200万円、そして追徴金1億7000万円余りの有罪判決を言い渡したとのこと。