PLAIONより、2023年8月24日発売予定のプレイステーション5、Xbox Series X|S、PC向けバイクレースシミュレーションゲーム『RIDE 5』。バイクレースゲーム『MotoGP』シリーズの開発元として知られるイタリアのMilestoneが手掛けるリアルライディングシミュレーター『RIDE』シリーズの最新作となるタイトルだ。
そんな本作の発売に先駆けて、先行体験する機会を得たので、実際にプレイして感じた魅力をご紹介する。
※本記事はPLAIONの提供でお届けしています。
リアルライディングシミュレーターの名にふさわしい、高難度なバイク操作
ゲームを触ってみてまず驚いたのは、登場するバイクのリアルさ。本作はPS5、XSX|S、PCでのリリースとなるが、高性能なハイエンド機の性能を存分に生かしたグラフィック表現により、実写のバイクがそのまま映し出されたような存在感に圧倒された。
リアルさは実際のゲームプレイにおいても体感できるようになっており、コーナーを曲がる前にはあらかじめ減速して曲がるようにしておかないと容易に転倒するなど、かなりシビアな操作が求められる。バイクレースゲームとして相当硬派な仕上がりとなっており、簡単操作で白熱したレースが楽しめるようにはなっていない。『RIDE』シリーズを初めてプレイした筆者は、1周するだけで5回以上はクラッシュするほど苦戦した。
一方、本作にはアシスト機能なるものがあり、これを使用すると、クラッチ操作による加速を自動で行ってくれるほか、ブレーキやステアリングなどに補正がかかり、操作がある程度緩和される。また、コースを効率よく走るためのガイドラインの表示機能も存在しているので、これらを駆使することで比較的スムーズに走ることができる。これらの機能は、項目ごとに設定のオン/オフ、あるいは補正値の調整が可能で、加速のみ自動で行うといった設定の可能だ。
もちろん、アシスト機能をすべてオフにして走ることも可能。試しにすべてのアシスト機能をオフにして挑戦してみたが、まずスタートの段階でギアチェンジにとまどってうまく加速できずにライバルたちに置いて行かれる事態に。コーナーを曲がるときも、あらかじめ減速もしないといけないのにギアの操作がスムーズにいかずにスピードが落ちず、車体もうまく傾けられないのでクラッシュが多発。まともに走ることができなかった。
ただ、クラッシュを繰り返しながらも走り続けることで、コーナー前のギアチェンジが少しずつスムーズに行えるようになり、コースアウトすることも徐々に減っていき、ちょっとだけ上手くバイクを操作できているのではないかと実感する場面もあった。繰り返し練習して、ある程度バイクを扱えるようになったなら、実際にバイクで走っているような爽快感を味わえる、ライティングシミュレーターである本作の魅力を堪能できるはずだ。
ライダーとしての人生を楽しめるキャリアモードや、8時間耐久レースも楽しめる
本作では、シングルレースとタイムトライアルのほかに、シリーズ初となる実況/解説が登場するキャリアモードが搭載。今回は序盤のレースを走るのみにとどまったが、サブイベントチャレンジや計200種以上のプレイアブルイベントとともに、ライバルとの競争が楽しめるそうなので、遊びごたえもありありそうだ。
ほかにも、8時間耐久レースをプレイできるモードも存在。こちらのモードでは、途中にセーブして中断することも可能。もちろん、8時間ぶっ続けでプレイもできるので、現実世界のような耐久レースを味わってみるのもおもしろいだろう。
非常に難易度が高いものの、それだけ“バイクを自分の手で操作している“という没入感が味わえる本作。キャリアモードや耐久レースなど、バイク好きな人が惹かれるゲームモードも登場しているので、現実のライダーさん、もしくはバイクが好きな人にはぜひ手に取ってもらいたい1作だ。
RIDE 5
- プラットフォーム:プレイステーション5、Xbox Series X|S、PC
- メーカー:PLAION
- 開発:Milestone
- 発売日:2023年8月24日
- 価格:8690円[税込]
- ジャンル:レース
- 対象年齢:CERO 全年齢対象
- 備考: ダウンロード版はMilestoneより発売