【2023年版】夏アニメ原作漫画おすすめ10選。『無職転生』『Helck』『あやかしトライアングル』などの魅力や見どころを紹介。セール情報もお届け

　ここ10年ほど週刊誌の定期購読や各種サイトの連載チェックを欠かさず、日々アニメの消化に追われる筆者が、2023年夏アニメの中から、「これだ！」と自信を持っておすすめする作品を10個紹介。

　紹介する作品のうち5作品はラノベが原作のコミカライズ作品。ほかにも筆者が大好きなラブコメやSFからもアニメ化が決定した作品がいくつもあったので、そのあたりの作品群も交えてご紹介していこう。

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　クーポンの配布期間は2023年7月1日〜7月31日となっているので、ぜひこの機会に利用してもらいたい。

『無職転生 ～異世界行ったら本気だす～』

• 著者：フジカワユカ
• 原作：理不尽な孫の手
• キャラクター原案：シロタカ
• 価格：607円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：KADOKAWA

あらすじ

　34歳無職童貞のニートは無一文で家を追い出され、自分の人生が完全に詰んでいたと気付く。己を後悔していた矢先、彼はトラックに轢かれ呆気なく死んでしまう。しかし、ついで目覚めれば、そこはなんと剣と魔法の異世界！　ルーデウスと名付けられた赤ん坊として生まれ変わった彼は、「今度こそ本気で生きて行くんだ……！」と後悔しない人生を送ると決意する。前世の知識を活かし、魔術の才能を開花させた彼の新たな人生とは!?　前世の知能を活かしたルーデウスは瞬く間に魔術の才能を開花させ、小さな女の子の家庭教師をつけてもらうことに。さらにはエメラルドグリーンの髪を持つ美しいクォーターエルフとの出会い。彼の新たな人生が動き始める。

おすすめポイント

　本作は、人生を取り戻すかのような物語だ。

　主人公・ルーデウスは、異世界に転生したことで“本気の人生”を送ることを決意する。現世では持ちえなかった“才能”や“温かい家庭”、“仲間”、“愛する人”……そのすべてを、この異世界で送る2回目の人生では手放さないように。

　そんな彼は、どんな困難であっても“諦めない”。諦めてしまえば、もとの人生と同じだからだ。そんな不屈の精神にグッと心を動かされる、異世界への“転生”というテーマに深く向き合っていると感じられる一作だ。

　あと、女の子がめちゃくちゃかわいい。筆者のイチオシはロキシーちゃん。ジト目最高!!

『七つの魔剣が支配する』

• 著者：えすのサカエ
• 原作：宇野朴人
• キャラクター原案：ミユキルリア
• 価格：682円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：KADOKAWA

あらすじ

　キンバリー魔法学校に今年も新入生がやってくる。彼らを迎えるのは、満開の桜と魔法生物の華やかなパレード。彼らは知らない。この学園が命の保証のない生きた魔宮である事をーー。「魔剣」を巡る学園ファンタジー！

おすすめポイント

　ファンタジー色の“濃さ”がポイント。どっしりとした世界設定がたまらない一作だ。

　とくにおもしろかったのが、作中序盤における“トロールはどういうカテゴリの生物か？”という話。

「言葉の通じない畜獣だ」という農家出身者もいれば、「ケンタウロスなどのように人権を認めるべきだ」と訴える者もいる。なかにはそういう人権的な視点をすっとばして“目の前にいるトロールの質”について語ろうとする者まで。

　ひとつの魔法生物に対しても、それらがどういった生物なのかだけではなく、この世界の人間はどのように扱っているのかといった部分まで細かく突き詰められており、

「自分たちの世界とは、また違った常識で生きているんだ」

　という、ファンタジーならではの感覚が味わえる。

　もちろんタイトルにもある“魔剣”や“魔法による決闘”など、思わず中二心がたぎるような展開も目白押し。純粋にバトルが好き！　という方にも間違いなくおすすめできる。

『はたらく魔王さま！』

• 原作：和ヶ原聡司
• キャラクターデザイン：０２９
• 価格：627円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：KADOKAWA

あらすじ

　勇者に打ち砕かれて異世界へ撤退した魔王サタンがたどり着いた先は、東京都渋谷区笹塚だった!?　再び侵攻する力をたくわえるため、魔王改め真奥貞夫は、今日も幡ヶ谷駅前のマグドでアルバイトに励むっ！

おすすめポイント

　本作はまさに“庶民派ファンタジー”な一作。魔王や勇者といった、ファンタジー世界ではトップオブトップに重要な役回りである彼らが、人間世界になじんでいくさまがおもい。時間帯責任者でテンションの上がる魔王ってなんだよ。

　もちろん、庶民派でありながらもしっかりとファンタジーとしての側面も持ち合わせている。日本に押し寄せる、異世界からの刺客が起こす波乱にも注目だ。

『英雄教室』

• 作画：岸田こあら
• 原作：新木伸
• キャラクター原案：森沢晴行
• 価格：730円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：スクウェア・エニックス

あらすじ

　魔王と相打ちになり、勇者の力を失った元勇者の少年・ブレイド。念願叶って普通の生活がついに手に入る…と思いきや、転入させられたのは<<英雄>>を育てるエリート学園だった！　周囲はもちろん優秀。だけど元勇者のブレイドは、「優秀」の枠を遥かに超える規格外の<<超生物>>で…!?　普通ってなんだっけ!?　元勇者の規格外すぎる学園ファンタジー！’

おすすめポイント

　主人公、ブレイドの“超生物”っぷりがとにかくはちゃめちゃで爽快な作品。最初の展開だけでも、学園の壁ごと吹き飛ばすような大技をぶっ放すわ、クラスの実戦形式トーナメントでは無双するわ、ドラゴンは殴って手懐けるわ……とにかくブレイドは“規格外”な存在である。

　しかし、そんな彼が夢見るのは一般人として、ふつうの学園生活。常識はいっさい持ち合わせないが、すこしずつ周囲へなじもうと努力する姿は、読んでいて微笑ましく感じられる。

　ツンデレお嬢様に、クールな打撃系無表情っ子など、登場するヒロインたちも個性的でかわいいキャラクターばかりなのも推せる。かなり軽めなので、気楽に読める作品となっている。

『ライアー・ライアー』

• 著者：幸奈ふな
• 原作：久追 遥希
• キャラクター原案：konomi（きのこのみ）
• 価格：660円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：KADOKAWA

あらすじ

　学生同士がランクを決める決闘を繰り広げる学園島。篠原緋呂斗は昨年度の絶対王者・彩園寺更紗を転校初日で陥落させ、学園島史上最速で“７ツ星”に成り上がった。──しかし、そんなのは全部嘘だったのだ！？

おすすめポイント

　演技力と立ち振る舞い、悪辣なイカサマ……すべてを使ってハッタリを通す！　何も持たない“最弱系”な主人公・篠原緋呂斗が、イカサマとハッタリで成り上がっていくさまが燃える作品だ。作中に登場する決闘（ゲーム）の内容もわかりやすく、あまりしっかりと考えなくてもするりと内容が頭に入ってくるものになっている。

　ヒロインも非常にかわいい。無表情系白髪メイド、最高です。

『AIの遺伝子』

• 著者：山田胡瓜
• 価格：528円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：秋田書店

あらすじ

　人類の夢…テクノロジーの結晶・ヒューマノイド。人さながらに「病」を抱える彼らには、人とは違う「治療」の選択肢があった…。

　悩めるAIたちに寄り添う新医者・須堂の物語、開幕！　近未来系ヒューマノイドSF医療物語！

おすすめポイント

　"スワンプマン"や"テセウスの船"などで知られる“思考実験”というものをご存じだろうか。頭の中で理想的な実験方法や条件を想定し、そこで起こると考えられる現象を理論的に考えだすことである。

　人間を模したAI、"ヒューマノイド"たちの抱える問題は、そんな思考実験そのものだ。“人間の意識や心”なんてことについて考えるのが好きな人は、抜群にハマる作品だろう。

　基本1話完結の構成なので、ちょっとした時間に読みやすいのもポイント。通勤や寝る前の時間なんかに、ちょっと未来へと思いを馳せてみてはいかがだろうか。

『Helck』

• 著者：七尾ナナキ
• 価格：693円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：小学館

あらすじ

　魔界のとある国。1人の勇者の手によって、魔王が倒された。「もう魔王におびえることはない」と人間達が笑みで溢れかえっていたころ、魔界では、新魔王の座をかけて熱きバトルが繰り広げられようとしていた！！そこに現れたのはまさかの…!?

おすすめポイント

　魔界に現れた筋肉ダルマの人間、“勇者ヘルク”。

　彼が魔界のトーナメントでバッタバッタと無双していくギャグ展開から物語は始まる。腕っぷしもさることながら、器用さ、速さ、料理の上手さなど、さまざまな才能を発揮し、満面の笑みで快進撃を進めるヘルクは独特な魅力を感じさせる。

　しかし、話が進むにつれて、この世界で起こっていることがだんだんと明かされてくると、本作はまた一段違ったおもしろさを発揮する。ネタバレとなるので深くは伝えられないが、王道バトルファンタジーが読みたい方には、うってつけの作品だ。

　読み終わったら、きっとまた読み返したくなる。ぜひとも全巻の購入をオススメしたい。

『死に神坊ちゃんと黒メイド』

• 著者：イノウエ
• 価格：693円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：小学館

あらすじ

　触りたい　触れない　僕が触れると君は死ぬ

　町から外れた森の奥、ひっそりと佇む大きなお屋敷。
　そこには「死神」が住んでいる―

　幼い頃、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いをかけられ、周囲に拒絶されるようになった貴族の「坊ちゃん」。

　そんな坊ちゃんが今一番困惑していることは…
　彼に仕えるメイド「アリス」の逆セクハラ！

　触れないのを良いことに、絶妙な積極的過ぎるアプローチ続けるアリス。
　彼女のことが気になる坊ちゃん、触りたいけど触れないのは嬉しいようでツラい…

　アリスの手さえも繋げない。
　二人の純愛は実を結ぶのか!?

おすすめポイント

　触れたら死ぬ。そんな呪いを受けた卑屈な少年と、そんな彼を慕うメイドのお話。

　スカートをたくし上げてみたり、口渡しでクッキーを食べさせてきたり……ヒロインであるアリスの“逆セクハラ”じみた積極的なアプローチには、読んでいるこちらもドギマギさせられてしまう。物理的に距離感がある、ふたりの“触れあわない”いちゃいちゃがとにかく尊い一作だ。

『うちの会社の小さい先輩の話』

• 著者：斎創
• 価格：726円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：竹書房

あらすじ

　新入社員・篠崎の同じ部署の片瀬先輩は背が低くて可愛い巨乳なお姉さん。しかも褒め上手でとっても後輩思い。

　時には頭をなでなでしてくれたり、優しい世界一受けたいパワハラも!?　こんなロリ系先輩、最高すぎでは!?

おすすめポイント

　ちっちゃい！　でもでっかい！　そんでかっわいい！　そんな理想の先輩と過ごす、なんとも甘い日々を綴った物語。ウブな詩織先輩がときおり見せる積極性がなんともたまらない。

　サブキャラクター達もいい味を出している。とくにふたりの仲を積極的にかき乱す"主任"には、心の中でなんどガッツポーズを送ったかわからない。

　甘い話を探している方には、ぜひともオススメしたい一作。筆者的には今回イチオシのラブコメである。

『あやかしトライアングル』

• 著者：矢吹健太朗
• 価格：460円［税込］（“BOOK☆WALKER”サイト内 第1巻参照）
• 出版社：集英社

あらすじ

　人に害をなす妖を祓うことを生業とする祓忍（はらいにん）の風巻祭里（かざまきまつり）は、幼なじみで妖から好かれやすい花奏（かなで）すずを陰ながら守っていた。そんなすずに目を付けたのは見た目はネコだが、妖の頂点に君臨し続けるシロガネという妖で…!?

おすすめポイント

　かっこいい戦闘、かわいい女の子、そしてちょっとえっちな描写……。そんな要素が詰まっているのが『あやかしトライアングル』だ。

　作者は、国民的ラブコメである『To Loveる』を手掛けた矢吹健太郎先生。そんな矢吹氏が描くのは、まさかの“TS百合”である。性転換によって“女子になった”主人公・風巻祭里と、そんな彼との距離を縮めたいヒロイン・花奏すず。そんなふたりを取り巻く、ちょっと変わったラブコメ事情をお楽しみいただきたい。