2月10日・11日に開催された“JAEPO(Japan Amusement Expo)”のバンダイナムコアミューズメントブースにて、2023年夏稼働予定のアーケードゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 オーバーブースト』の展示・試遊が行われた。
本記事では、実際に試遊したプレイリポートをお届けする。前作『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』(以下、クロスブースト)からどれくらいプレイ感覚が変化したのか、何が変化したのかを紹介していく。
なお、本情報はイベント試遊用のバージョンのため、ゲーム内容が変わることがある点は注意してほしい。
『機動戦士ガンダム』関連商品の購入はこちら (Amazon.co.jp)基本は前作『クロスブースト』を踏襲した感触
本作を遊んで感じたのは、前作『クロスブースト』と大きな変化はないというところ。言うなれば、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト』から『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』になったくらいの感触だ。前作を遊んでいたプレイヤーならば違和感なく遊べるだろう。
もちろん、武装が変わっている機体も存在しており、後述するが、新たなEXバースト“バーティカルバースト”や新機体“アースリィガンダム”の登場など、新要素も発表されている。
武装の原作再現に定評のある本作は、既存プレイヤーはもちろん、『機動戦士ガンダム』シリーズファンも注目の要素だ。どのような機体に、どのような変更が行われているかが気になるところだ。
新たなEXバースト“バーティカルバースト”の使用感
本作で追加される新たなEXバースト“バーティカルバースト”について紹介していこう。
まず、EXバーストとは何なのかを説明しよう。EXバーストとは、全機体共通で持ち合わせている、一定時間機体をパワーアップさせるシステムだ。
機体の耐久値が減るなどの条件で溜まっていくEXバーストゲージが半分以上ある場合のみ発動でき、ゲージが100%のときと、99%以下の場合で効果量が異なる。
EXバースト自体は、本シリーズ共通のシステムで、大きな特徴のひとつでもある。本作では“ファイティングバースト”、“シューティングバースト”、“カバーリングバースト”に加えて、新たに追加された“バーティカルバースト”の計4種のEXバーストが選択可能だった。
一瞬で地面に到達するというよりは、下方向に大きく慣性が乗るイメージ。
実際のプレイに“バーティカルバースト”の急降下を取り入れてプレイしてみると魅力的な機能であると同時に、ある程度のテクニックの必要性を感じた。
というのも、急降下に必要なレバーニュートラル状態であることが条件である以上、レバーを使うアクションを行ってから急降下する際の難易度が高い。
通常のステップ→急降下ならまだしも、例えば格闘を→前ステップキャンセルし、すぐに急降下みたいなことをすると、レバーが戻り切っておらず、ブーストダッシュに化けてしまうこともあった。
さらに、EXバースト中限定のため、EXゲージを確認しなければ、いつの間にかEXバーストが終わっていて、敵に向かってブーストダッシュする、なんてことになりかねないだろう。
稼働後、しばらくすればプレイヤーも慣れてくると思う。魅力的な機能であるが筆者はまず、使いこなすにはある程度のテクニックが必要であると感じた。
“バーティカルバースト”のもうひとつの特徴として、“機動力が上昇する”というものがあるが、これは『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』や『クロスブースト』で実装されていた“モビリティーバースト”に近しいものだと認識して間違いないだろう。
アースリィガンダムの使用感は?
本試遊台の目玉である、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』から登場する新機体“アースリィガンダム”(コスト:2500)。実際に触ることができたので、プレイインプレッションをお届けする。
通常時の“アースリィガンダム”は、メイン射撃に一般的なビームライフル系武装、サブ射撃に照射ビーム系武装を持つ、比較的オーソドックスな機体だ。
リロード式の特殊射撃で“ジュピターヴガンダム”に換装可能。メイン射撃がビームガトリング系武装になり、サブ射撃で、レバー入れで性能が変わるビームを撃ちながら移動することができる。
さらに、特殊射撃で“マルチコンテナビット”を使って攻撃を防ぐ、いわゆる“シールドビット”系の武装を持っている。
また、両形態共通で、チャージ攻撃で“ヴィートルーガンダム”に、チャージ格闘で“マーズフォーガンダム”に換装しながらの攻撃が可能。
『クロスブースト』から新たな要素が追加された『オーバーブースト』。その新要素である“バーティカルバースト”やアースリィガンダムなど、もし“JAEPO”で試遊する機会があったら、ぜひ試してほしい。