バンダイナムコエンターテインメントは、Nintendo Switch『バテン・カイトス 1&2 HDリマスター』を2023年夏に発売する。
本作は、2003年にニンテンドー ゲームキューブで発売されたRPG『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』と2006年に発売された続編タイトル『バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子』のリマスタータイトル。進化したグラフィック、ゲーム進行を手助けする新機能によって遊びやすく調整されている。
『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』はモノリスソフトとトライクレッシェンドが開発したRPG。とくに、『クロノ・トリガー』や『ゼノギアス』で知られる加藤正人氏が手掛けたシナリオが高い評価を得ており、シナリオのとあるギミックが当時のプレイヤーを驚かせた。
『バテン・カイトス』をAmazon.co.jpで検索する【バテン・カイトス I & II HD Remaster】アナウンスメントトレーラー
『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』とは
ストーリー
すべての命は、いつか海へと還る。
かつて存在したとされる海と大地が伝説となって人々の間で語り継がれていた時代。人々は空高くに浮かぶ大陸の上で生活をしていた。
だが平穏かに思えた世界は、ある邪悪な計画を発端として徐々に秩序を乱し始める。
少年カラスは、帝国に殺された育ての親と弟の仇をとるため……。少女シェラは、世界を危機から救うため……。
別々の想いを抱えて旅する二人が出会ったとき、物語は静かに幕を開ける――。
空に浮かぶ大陸を舞台に、様々な想いと祈りが交錯する、世界の崩壊と再生のストーリー。
キャラクター
・カラス 声優:鳥海 浩輔
本作の主人公。
育ての親と弟の仇を探して旅をしている少年。生まれつき片方しかこころの翼がないため、飛翔器と呼ばれる機械の羽をつけている。
ちょっぴり不良でひねくれた性格をしているが、精霊憑きと呼ばれる彼は精霊と対話する能力を持ち、自らの身体に精霊を宿している。
『バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子』とは
ストーリー
綺麗な嘘と、汚れた真実。それでも、僕たちは生きてゆく。
主人公サギは、帝国アルファルドが擁する精鋭暗黒部隊の新入りとして任務に就くが、彼とそのパートナーギロは「皇帝暗殺」の濡れ衣を着せられ、帝国から追われる身へ。
時を同じくして大陸の各地に“異形の怪物”が現れ、大陸全体を混乱に陥れる。
誰がサギを陥れたのか――?
「遺児」と呼ばれる異形の怪物の正体は――?
サギを度々襲う白昼夢は一体――?
千年の時を超え、少年サギとあなたは綺麗な嘘と汚れた真実を知る。
キャラクター
・サギ(声優:浪川 大輔)
本作の主人公。故郷の村を離れ、帝国軍に入隊している15歳の少年。
仲間や家族をとても大切にし、穏やかな性格で物腰も優しいが、大切なものを傷つける相手には、戦いもいとわない。
その身体に精霊を宿す精霊憑きで、精霊とは幼い頃から何でも一緒に相談してきた、仲のよい関係である。
“マグナス”と独自のバトルシステム
『バテン・カイトス』でのバトルは、“マグナス”を使用した独自のバトルシステムによって進められる。
マグナス
装備品やアイテム、その他あらゆる“物”の本質である“マグナ・エッセンス”と呼ばれるものをカードに封印し必要に応じて元の形に戻して使うというシステムが広く普及しており、このマグナ・エッセンスを封印したカードのことをマグナスと呼んでいる。
マグナスバトル
本作のバトルはリアルタイムで進行し、攻撃や防御、回復など戦況に応じて素早くマグナスを繰り出して戦うため、一瞬の判断力が要求される。
さらに敵とマグナスとの属性(火、水、光、闇など)を考えて戦ったり、多数存在するコンボを探し出したりとやり込み要素、奥深さを兼ね備えたバトルシステムとなっている。
当時のグラフィックをHDリマスター
本作ではバトル中の背景データ、キャラクターグラフィック、UIの一部を描き直しHD化し、より鮮明に『バテン・カイトス』を楽しめる。
ゲーム全体のアスペクト比は4:3から16:9に変更されている。
※ゲーム内のマップ、一部画面やキャラクターグラフィック等は当時のグラフィックを流用されている。
ゲーム進行をサポートする“便利機能”を追加
ゲーム進行をサポートする便利な新機能が追加され、より遊びやすくなっている。
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6種類の調整機能
- ゲームスピード変更、エンカウントキャンセルなど、好みの設定をマイセットとして保存し、いつでも切り替えることができる機能。
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調整可能な項目
- エンカウントキャンセル:敵とのエンカウントを無効にする機能
- インスタントKO :敵を一撃でKOできる機能
- ゲームスピード:100%、200%、300%の3段階で調整可能
- バトルスピード:100%、200%、300%の3段階で調整可能
- バトルリザルト簡易表示:バトル中ターン終了後のリザルト画面を簡易表示に切り替える
- オートバトル:オートでバトルが進行する機能
- オートセーブ機能
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ヘルプ機能
- システムメニュー内で用語やゲームの進め方を確認できる機能
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“NEW GAME+”モード
- クリア後に獲得したマグナス、レベル、ランクを引き継いでゲームを最初から開始できるモード
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“NEW GAME-”モード
- 逆に制限されたレベルの中で、手ごたえのある戦闘や難易度を楽しむことがきできるモード
世界観
あなたと出逢い、この物語は動き始める。空に浮かぶ様々な想いと祈りが交わる物語が――。
遥か昔。
邪神と人々との間で大きな争いがあった。
激しい戦いの末に邪神を封じた人々。
しかし、残されたのは荒れ果てた大地だった。
そんな大地を捨て、人々は空で生きていくことを選んだという。
そんなお伽話が伝説として語り継がれている時代。
“こころの翼”と呼ばれる羽をもつ人々が平和な生活を営んでいる時代。
長く続いている穏やかな時代。
……綻びは、静かに始まっていた。
少年が精霊であるあなたの名前を呼んだ時、この物語は動き始める。
空に浮かぶ浮遊大陸を舞台とした、様々な想いと祈りが交わる物語が。
すべての命は、いつか海へと還る。君とはじめて出会うRPG。
キーワード
こころの翼
空に浮かぶ大陸で暮らす人々の背に生えた翼。普段は目に見えないが、緊張したり集中したりすると背中の辺りにオーラのような状態で出現する。
翼はこころの力で広げるので、その外見や状態もこころの影響を受ける。
精霊憑き
いにしえの時代、この世界とは異なる次元とこの世界との境界にて、それぞれ違う世界に住むふたつの生命の精神が出会い、結ばれることがあった。
その異世界の精神は、精霊と呼ばれたが、精霊の声を聞く者はごくまれであり、運良く精霊がおりた者は、精霊憑きと呼ばれ、大いなる知恵とちからを授かったという。精霊憑きは世界の命運を左右すると言い伝えられている。
精霊(プレイヤーキャラクター)
本作では主人公に宿る“精霊”本人としてバテン・カイトスの物語を紡いでいく。
プレイヤーが主人公の分身としてではなく、本人として物語に参加できることが本作の大きな特徴。主人公は時々プレイヤー(精霊)に話しかけてくる。回答は選択肢を選ぶ形になるが、選んだ回答によっては主人公との信頼度が上がり、戦闘中に思わぬチャンスに恵まれることがあるかも……?
商品概要
- タイトル : バテン・カイトス I&II HD Remaster
- キャッチコピー :すべての命は、いつか海へと還る。 君とはじめて出会うRPG。
- プラットフォーム :Nintendo Switch
- ジャンル :君とはじめて出会うRPG。
- プレイ人数 :1人
- CERO :審査予定
- 発売時期 :2023年 夏