2023年1月25日、バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオが開発中のオンラインアクションRPG『ブループロトコル』の公式番組“ブルプロ通信 #6.1”が配信。ネットワークテスト実施が3月下旬頃に延期したことについて、説明が行われた。

 根本的な原因の特定と対応方法の検討は済んでおり、対応自体は3月中旬に実施。ネットワークテストの開催時期は3月下旬頃になる見込みだ。

 不具合の修正状況とネットワークテスト実施の準備状況は2023年2月下旬に改めてアナウンスするという。

BLUE PROTOCOL公式配信『ブルプロ通信』#6.1

 配信内では原因の概要が解説。チャンネルとゾーンの仕組みに大きく関わっているという。

 『ブループロトコル』ではチャンネル当たりの入場可能人数が決まっており、これを超えると自動的に新しくチャンネルが作成される仕組みとなっている。

 また、ロード不要で移動できるエリア単位をゾーンと呼称。ゾーンやチャンネルは本作の仕様上、別サーバーで構成されている。

『ブループロトコル』テスト延期の原因はチャンネル仕様の不具合、対応方法は確定済み。ベンチマークソフト詳細とともに2月下旬に準備状況をアナウンス
『ブループロトコル』テスト延期の原因はチャンネル仕様の不具合、対応方法は確定済み。ベンチマークソフト詳細とともに2月下旬に準備状況をアナウンス

 ゾーンやチャンネルはオートスケールという仕組みで自動的に増減。ユーザーが多いと自動的にチャンネルが増えていき(余剰を含む)、ユーザーが一定時間いないチャンネルは自動的に減っていく。

 このスケールが発生する際にパーティーを組んでいると、そのパーティー情報が異常となる不具合が確認されたという。“パーティーを組んでいるのにミッション申請が行えない”や“チャットができない”など、かなり重篤。頻度や発生原因を確認したところ、根本的なロジックへの修正対応が必要であることが判明。そのため、ネットワークテスト延期の判断がなされたというのがことのあらましだ。

『ブループロトコル』テスト延期の原因はチャンネル仕様の不具合、対応方法は確定済み。ベンチマークソフト詳細とともに2月下旬に準備状況をアナウンス

 経緯は以下のようにまとめられている。12月から1月上旬にかけて大規模なプレイテストを複数回実施し、1月9日に延期判断の原因となった不具合を検知。もろもろの確認を経て、1月21日からは本格的な修正対応が進められている。

『ブループロトコル』テスト延期の原因はチャンネル仕様の不具合、対応方法は確定済み。ベンチマークソフト詳細とともに2月下旬に準備状況をアナウンス

 番組の最後に、ポジティブな話題もほしいということで、以前より開発中のベンチマークソフトについて進捗が報告された。

 ベンチマークソフトの開発とデバッグはほぼ完了しており、あとはインストーラーの作成や紹介Webページの準備など、最終段階に入っているとのこと。2月下旬の放送で機能を紹介し、ネットワークテストより前の公開を目指しているそうなので、楽しみに待とう。

※画像は映像をキャプチャーしたものです。