ファミ通.comの編集部＆ライターがおすすめゲームをひたすら紹介する連載企画。本稿では、スマホ向けゲーム『勝利の女神：NIKKE』をピックアップして紹介します。
【こういう人におすすめ】
- 美少女たちの後ろ姿を堪能したい人
- ヒューマノイドを軸にしたストーリーを楽しみたい人
- スマホでお気軽にゲームをプレイした人
猫塚きてぃのおすすめゲーム
『勝利の女神：NIKKE』
- プラットフォーム：iOS、Android
- 配信日：2022年11月4日
- 開発：Level Infinite
- 価格：基本無料（アプリ内課金あり）
みなさん、『勝利の女神：NIKKE』プレイしていますか!?!?!?!?!?!?!?!?
人気イラストレーターのキム・ヒョンテ氏がエグゼクティブプロデューサーを務める三人称シューティングで、崩壊後の世界を舞台に、NIKKE（ニケ）と呼ばれる女性型ヒューマノイドとともに奪われた地上での戦いが描かれるアプリゲームです。
“背中で魅せるガンガールRPG”という謳い文句を掲げており、きわどい衣装を身にまとった“ニケ”たちのインパクト抜群な後ろ姿や、冒頭から衝撃的すぎるストーリーで話題を呼びました。
筆者もなにかに憑りつかれたかのようにプレイしており、サーバーごとに用意されたさまざまなランキングで1位を何回か取るともらえるかっちょいいフレームを獲得しちゃうぐらいプレイしています。
今回はまだプレイしていない人はもちろん、すでにプレイしている指揮官でも「おっ」と言わせるような小ネタも合わせて、魅力をお伝えしていこうと思います。
※一部、微ネタバレ注意。
まずはなんといってもニケたちの“ヒップ”！ 私の推尻（おしり）はこの子
まず本作を語る上で外せないのが、きわどい衣装を身に付けたニケたちのおしr……後ろ姿です。多くの人は絶対この要素を見て始めたはず。間違いない（筆者調べ）。
このヒップの魅力を語っていきたいのですが、メディアとしてダイレクトに表現するのはいかがなものかと思った筆者。ここから臀部は『ショーシャンクの空に』と置き換えさせていただきます。“感動的”という共通項があるので、大きな問題はないと思われます。
※『ショーシャンクの空に』：1994年に公開されたアメリカ映画。冤罪によって投獄された銀行員が、刑務所の中でも希望を捨てず生き抜いていくといった感動的な作品だ。
本作の戦闘は“背中で魅せるガンガールRPG”という謳い文句があるように、ニケたちを後方から見守る形（三人称視点）で展開されます。まぁ後ろから見守るんですから、当然ニケたちのショーシャンクの空にに目がいきますよね。
そんなニケたちのショーシャンクの空にですが、とにかくプルンプルンと物理演算をどこかになくしてしまったかのように揺れるので、紳士たちの目の保養になるわけです。筆者も日常でいやなことがあっても、ニケたちのショーシャンクの空にを見れば元気百倍になるぐらい癒しをもらっています。
多くのレビューやSNSを見ていると、「意外と戦闘が激しくてヒップを見る暇がない！」と書いてあることが多いんですよね。ショーシャンクの空にガチ勢の筆者も同じように感じまして、どうにかもっと“ショーシャンクの空に”に集中できないかと考えました。結果、ショーシャンクの空にを集中して見るためにガチャを引きまくり、ニケたちをムキムキにすることにしたのです。ムチムチではありません。
そして基本的にニケたちにオートで戦わせることで、ショーシャンクの空にをじっくり堪能することに成功したのです。ショーシャンクの空に最高です。かぶりつきたい（本当にこんな奴が人類を救う指揮官でいいんかというツッコミは受け付けないぞ！）。
もちろん正面からの立ち絵もかわいいんです。現時点では68人がプレイアブルキャラクターとして登場しています（1月10日時点）。中でも筆者の推しニケは紅蓮。この子はヒップというよりも太ももが最高な子なのですが、詳しい“ここ好き”ポイントは下記画像にまとめたのでそちらを参照してください。
意外にも奥が深い編成と激しい戦闘。エイム力なんていりませんわ！
そんな後ろ姿を拝める戦闘ですが、ハイクオリティの銃撃戦を楽しめます。ふだんからFPSやTPSをプレイしている筆者でも満足できるレベルのシューティングです。さらにとっつきやすい簡単操作で片手でも楽々プレイできるので、シューティングが苦手な人でも安心です。
簡単とはいえ、ただただ目標を撃つだけではありません。敵であるラプチャーの種類も豊富で、攻撃方法が異なったり、弱点があったりと考えながら射撃しないといけません。とくにボスは、パーツが複数あるほか、一定時間内に特定の場所に一定ダメージを与えないと強攻撃をしてきたりと多彩なギミックでなかなかの脅威。その分、推奨戦力ギリギリで倒したときには、脳から汁が出まくるほど気持ちいいです。
この戦闘を奥深いものにする要素として、各ニケはさまざまな特徴を持つスキルや武器、コード（属性）を所属しています。それぞれ個性を持ったニケたちから5人をうまく組み合わせることによって戦闘が有利になるので、重要かつ戦闘に深みを出すおもしろい要素です。
この編成がかなり重要で、ただただ強いニケ5人を配置すればいいというわけではありません。たとえば、敵を攻撃してバーストゲージを最大まで溜めると発動できるバーストスキルはI～III用意されており、Iから順番にしか発動できない。
そのためIIやIIIだけで編成してもバーストスキルを発動すらできません。どのバースト段階でスキルを発動できるかはニケによって違うため、しっかり考えながら編成しないと真価が発揮できないのです。
「この組み合わせだと強いのでは？」、「このステージはこのニケだとスムーズに攻略できるな」と試行錯誤を重ねながら、攻略していくのが非常に楽しいです。
バーストスキルのほかにも、適正距離が異なる武器種などが戦略の幅を増やしていますし、その武器種によって構えかたも異なるので、性能面だけではなく目でもまたひとつ楽しめるポイントです。
人間とヒューマノイドだから織りなす重厚な物語に、感情移入してバグる筆者
筆者的に大きな魅力を感じたのがストーリーです。正直、お尻に惹かれて本作を始めた筆者でしたが、進めれば進めるほど続きが気になるストーリーには毎度驚かされます。
大きな軸となるのは、人類を駆逐したラプチャーからの地上奪還にはなるのですが、その過程ではさまざまな考えを持つニケや人物と出会い、ニケに対するさまざまな考えかたが描かれます。
人間によって作られ、人間のために死地に向かうニケは人間に反抗しないのか……ラプチャーに侵食される仕組み……ニケを人間と同様な扱いはできないのか……そもそもニケとはなんなのか……。いろいろな苦悩に襲われる指揮官（プレイヤー）に思わず感情移入しすぎて「どうすればいいのかわっかんないよ！」とよくなります。ここではネタバレになるので多くは語りませんので、この物語はぜひ自分で体験してほしいです。
もちろん個性豊かなニケたちもさまざまな形でメインストーリーに絡んできます。“ニケはヒーローであるべき”と正義感が強く、人間に友好的なラプラスや、「人間とニケはいつか必ず争う」とニケでありながら人間に反抗心の強いクロウなどはとくに印象深いニケです。とくにクロウは今後も大きくストーリーに関わってきそうなニケなので、目が離せませんね。
もちろん重い物語以外にも、ニケどうしによる、クスっとなるような個々のストーリーも用意。ニケたちそれぞれの魅力がたっぷりと味わえる、ほのぼのとした物語も注目です。
あなたは気づいた？ チャプター0、マリアンの“目”の秘密
ここからはじつはあまり知られていない作りこまれた要素をひとつ紹介しようと思います。それは多くの指揮官に衝撃を走らせたチャプター0にあります。
まだプレイしていない人もいるかと思うので、具体的に「なにがなんなのか」は書きませんが、最初に指揮をするニケ“マリアン”の“目”に注目してプレイしてみてください。
画像だと少々分かりづらいですが、なぜかラプチャーのコアのように赤く光っていますよね……？ ストーリーをすでに見終わっている筆者は「こんなところまで作り込まれているとは」と思わず言葉に出しちゃうほどでした。まだプレイしていない人はこの“目”に注目してストーリーを楽しんでみてください（悪い顔）。
ちなみにこのマリアンになんだかそっくりなニケ“モダニア”が現在ガチャでピックアップされているので、いま始めるのもちょうどいいかもしれません……。
ストーリーやキャラクターに関しては語ってきた通り最高ですし、まだまだ物語は続きます。今後はほかIPとのコラボなども予定されているとのことなので、まだまだ盛り上がること間違いなしの作品です。いまから初めても遅くないので、ぜひこの機会にプレイしてみてはいかがでしょうか。
