ららーいおん! ホロライブ5期生の獅白ぼたんです!
みんなゲームやってる~? という事で、早いもので第3回目のコラム記事となりました。今回は11月12日に発売された『タクティクスオウガ リボーン』にちなんで、私の大好きなゲーム『タクティクスオウガ』のすごいところ!を簡単にですが書いてみようかと思います。 ちなみにYAGOO(※)も人生のベストゲームとか言っていたので勝手に親近感わいてるよ!(YAGOOもウォーレンに投石して経験値稼いだんかな?)
※編注:YAGOO……カバー株式会社代表取締役社長である谷郷元昭(たにごう もとあき)氏の通称。
僕の人生ベストゲーム、タクティクスオウガがある! https://t.co/yPmlIiMEZr
— YAGOO / Motoaki Tanigo (@tanigox)
2022-01-13 14:17:40
そもそも『タクティクスオウガ』って何? 『タクティクスオウガ リボーン』とどう違うの?
1995年に発売されたシミュレーションロールプレイングゲーム『タクティクスオウガ』をもとに、一度2010年にリメイク作品として『タクティクスオウガ 運命の輪』が発売されました。今回発売された『リボーン』はこの『運命の輪』のリメイク作品なので厳密に言うと初代『タクティクスオウガ』と細かい部分は少し変わっていたりしますが、根本的な内容は一切変わっていないため、四半世紀ぶりに遊ぶ人は懐かしさを覚えるでしょうし、初めて遊ぶ人は新鮮な楽しさがあるんじゃないかな~と個人的に思っております。
(※ちなみに今回のコラムは初代『タクティクスオウガ』の話がベースになっております)
まずシナリオがすごい
架空の世界「ヴァレリア諸島」で繰り広げられる民族対立(紛争)がテーマで、主人公のデニムは少数民族のウォルスタ人としてこの紛争に身を投じていくことになります。もともとこの「ヴァレリア諸島」は小さな島国が寄せ集まってできた諸島で、その中でも5つの国によって昔から紛争は行われていたのですが、「覇王ドルガルア」によって一度は沈静化し、「ヴァレリア王国」が建国されたりもしていました。
ただドルガルアが逝去してからは、今度は後継者を巡り再び紛争が復活してしまい、さらには島外の大国と手を組む奴まで出てきて、もう民族間のパワーバランスもめちゃくちゃだしなんか国自体が乗っ取られそうだし大変だよぉ! 的な流れになっていきます。(いきなり文章はっちゃけたな!)
民族対立という少し重いテーマに、神や宗教といった中世の西欧文化に魔法やドラゴン等、戦闘面においてはファンタジー要素も加えられているため、重々しいけどどこか幻想的な雰囲気で世界が動いていく様は超大作小説の中に自分自身がプレイヤーとして入り込んだ感覚でとても楽しい! 紛争という重苦しいテーマをファンタジー要素で少し中和した感じになっているので、ゲーム自体とても遊びやすくなっていると思います。
ただの少数民族の青年に過ぎなかった主人公のデニムが解放軍のリーダーとなって、この紛争をどう終結させていくのか、答えはプレイした者だけが知る…。
とまぁかなり簡潔に書いたので、詳しいストーリーは公式の情報を見て下さいというか見てほしいです、読んでいるだけでもほんとに面白いので…!
ゲームシステムもすごい
とにかくシナリオもすごければシステムもすごい! という事で、私はあまりシミュレーション系のゲームはプレイしないのですが、『タクティクスオウガ』でシミュレーションの楽しさを知りました。特に『タクティクスオウガ』に関しては独自のゲームエンジンが使われていたとの事で、少ないデータ量で3次元的マップを作っていたとか。その影響もあり、地形の高さやキャラクターが向いている方向の概念が存在し、高台から弓矢を撃つと普段届かない場所まで弓矢が届いたり、背後をとっても低い場所からの攻撃は通りにくかったりと戦略の幅を広げてくれる要素がありました。
そしてやっぱり外せないのは「Wikipedia風 ヘルプ機能」でしょう。スーパーファミコン版でいうと気になる場所でセレクトボタンを押すと説明文が出てくる、というものなのですが、これがどの場所を押してもほぼ出てくる勢いで各種説明が用意されています。
例えばキャラクターの名前のところでヘルプボタンを押すと忠誠度が見られるし、アイテムに使うと効果を教えてくれる、フィールドの地形に使うと地形効果と過去のヴァレリア諸島に関するプチ情報がたまに見られたり、重要なものからネタ的な文章まで莫大に用意されています。「Wikipediaでちょっと調べものしてたのに気がついたら宇宙の項目読み始めててなんか1日終わってたわwww」みたいな現象をこのヘルプ機能で体験できます。(割とマジで)
音楽もやっぱりすごい
シナリオもすごいしシステムもすごいのに音楽もすごいとか贅沢すぎるだろ! という感じですが、そうなんです音楽も最高なんです。私がゲーム音楽のCDを生まれて二度目に購入したのはこの『タクティクスオウガ』の音楽CDでした。(初めて買ったのは『ドラクエ』だよ)
多分周知の事実だと思うので書いちゃいますが、ゲーム開始時に主人公の名前を「MUSIC_ON」にすると音楽鑑賞モードになってゲーム内音楽を視聴できるようになるので、CDを買う前はこの機能をつかってよく音楽を聞いていました。個人的に好きな曲は「Fortune Teller 2(占いじじぃ2)」、「Fight It Out!(飲酒運転)」、「Limitation(明るさの限界を突破)」です。空中庭園はいいところだよ!
そしてやりこみ要素がすごい
たくさんすごいすごいと言ってきましたが、ここからが本番だ…という感じです。『タクティクスオウガ』はストーリー進行中に選んだ選択肢によってガラッとシナリオの道筋が変わってしまうのです。まず大まかな分岐ルートが3つ、さらに細かい選択によってキャラクターのセリフが変わったり、キャラクターが仲間になるかどうかが決まる等があったりと細かなやり込み要素もあったりします 。
実の所、大まかなルート分岐自体の選択肢は2つぐらいなのですが、その2つがインパクト強すぎて嫌でも覚えている方は多くいるのではないでしょうか。デニムの親友であるヴァイス君が悪そうな顔選手権で優勝できそうなぐらいの顔芸を見せてくれるシーンはある意味必見かもしれない。
そしてこのゲームの本編ともいわれる(ほんまか?)「死者の宮殿」! MMO風にいうとエンドコンテンツと呼ばれるダンジョンですね。地下100階まであるダンジョンなのですが、このダンジョンでは敵を倒してもキャラレベルは上がらず、地上へ脱出(退却)するとまた1階からのチャレンジになるため、地下100階まで踏破するなら、実質主人公が死なず、かつ退却せず降り切る必要があります。(イベントで何度か途中脱出するけど以下略)
死者の宮殿ではかなり強力な武器防具、魔法などがゲットできるので必然的にもぐることになるとは思うのですが、地下100階に到達できる頃にはラスボスがかなり簡単になってしまう可能性もあるという諸刃の剣…でも楽しいから潜っちゃう! ちなみに私が初めて100階到達した時はバイアン先生がリッチ、水のオリビアがエンジェルナイトに生まれ変わっていました。合唱…。(リッチになったバイアン先生強いからオススメ)(死者の指輪と入手時期一緒だしな!)
なんかもうとにかくすごい
いきなり雑な締め方だな! 本当は「名言がすごい!」とかも書きたかったのですが、これは実際ゲームをプレイして確認してみてほしいなと思ったので今回は外しました。が、せっかくなので印象に残っている台詞を書くとヴァイスの「俺が許すッ。歴史が許してくれるッ。わずかな犠牲が同胞の未来を築くんだ」と暗黒騎士ランスロットの「救世主の登場を今か今かと待っているくせに、自分がその救世主になろうとはしない。それが民だ!」は個人的に好きな台詞ですね。どちらも支配する側の台詞なのですが、支配を行うために自分を正当化しないといけない心境が垣間見られて考えさせられる台詞でもあります。
そんな中、主人公のデニム君は最後まで「正義面した偽善者」でいられるのか、『タクティクスオウガ リボーン』で再確認したいなと思います!