MetaがVRヘッドマウントディスプレイのハイエンド機“Meta Quest Pro”を発表。オンラインストアで予約開始した。税込み価格で22万6800円となっている。
Meta Quest ProはMeta Quest 2の直接的な後継機というよりも、ビジネス用途を意図したものとなっているのが特徴だ。たとえば、デフォルト構成ではあえて接顔部の周囲を覆わずに完全遮光しない作りになっていたり(※)、AutodeskやAdobeの業務用アプリ(Substance 3D Modelerなど)が対応予定だったりする。(※完全遮光型に切り替える“Meta Quest Proフル遮光ブロッカー”が6820円で別売りされる)
VRの進化は止まりません。
Metaは、プロダクティビティ、クリエイティブワーク、コラボレーションの向上を目指し、高度な技術を詰め込んだ新しいヘッドセットMeta Quest Proを開発しました。日本時間10月26日に発売します… https://t.co/bU8LHn7FOd
— Meta Quest Japan (@MetaQuestJapan)
2022-10-12 02:43:59
一方、Quest Proに取り込まれている先端的な機能には将来的に一般向けにも落とし込まれてきそうなものが見受けられる。Quest Proの仕様面のトピックをまとめておくと以下の通り。
- プロセッサ
- Qualcomm Snapdragon XR2+を搭載。Meta Quest 2の1.5倍の処理能力
- 光学系&ディスプレイ部
- 薄型パンケーキレンズを採用し、光学モジュールの奥行きを40%削減
- ディスプレイ部は1.75倍のコントラスト
- 1インチあたりの画素数が137%、1度あたりの画素数が110%に向上
- 視覚的な鮮明さは中央部分で125%、周辺部で150%、色域はQuest 2の1.3倍
- アイトラッキング機能搭載
- アバターでの自然な感情表現が可能な“自然な表情機能”にも対応する
- フルカラーのMR(複合現実)機能
- 外部カメラの解像度が4倍に
- VR空間内のオブジェクトとプレイヤーの周囲の現実世界の映像を合成するMR表現が可能
- Touch Proコントローラー
- コントローラーそのものに3つのカメラとSnapdragon 662プロセッサを搭載し、独立して3D空間内の位置を360度追跡できる
- 高度なハプティクス(触感)表現に対応
- Quest 2にも対応し、単品で3万7180円で販売予定
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— Immersed (@ImmersedVR)
2022-10-12 05:03:10