2022年9月15日~18日にかけて、千葉県・幕張メッセで実施された“東京ゲームショウ2022(以下、TGS2022)”。3年ぶりのリアル開催となった同イベントには、国内外から多数の企業が出展。海外の珍しいインディーゲームをプレイできるブースもあり、こちらも賑わっていた。
その中のひとつ“Games from Spain”は、TGS2022の前日に“スペインゲーム祭”というイベントを実施。スペインを中心に大勢のクリエイターが駆けつけ、スペインゲームの魅力が大々的に紹介された前夜祭の模様を、ふり返りリポートの形式でお届けする。
国内からもスペインゲームに注目するクリエイター陣が参戦
Games from Spainとは、スペインから12の企業と団体がリアル出展するブースの名称。その出展を記念して企画されたスペインゲーム祭は、スペイン貿易投資庁とスペイン大使館経済商務部の主催で、2022年9月14日に開催された(会場:パセラリゾート秋葉原内・P.A.R.M.S)。
スペインのゲーム業界および、出展各社のゲームをじっくり味わってもらえるネットワーキング・パーティ……といった内容で、まずはスペイン大使館経済商務部 参事官フェルナンド・エルナンデス氏と、文化産業担当の金関あさ氏が挨拶。
続けて、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などのキャラクターデザインを務め、現在はアーゼストの代表取締役社長である大島直人氏からの乾杯の挨拶が行われた。
乾杯で打ち解けた雰囲気になると、ステージには続けてShinyden代表のルイス・ガルシア氏と、アンダーコーダーズのダビッド・ジャウマンドレウ氏が登壇。
両氏による“スペインのゲーム市場の解説”が行われた後、本イベントのメインである“各企業の代表によるスペイン・インディーゲームのプレゼン”も実施され、さまざまなタイトルが紹介された。
また、会場の別フロアでは、各企業の新作ゲームをプレイできる試遊スペースも展開。プレゼンの後には試遊会も行われ、スペイン発のさまざまなインディーゲームを楽しむことができた。
そうして大いに盛り上がってきたところで、『ライブ・ア・ライブ』や『クロノ・トリガー』など数々の名作を手掛けるスクウェア・エニックスの時田貴司氏が登壇。締めのスピーチが行われ、前夜祭は大盛況のうちに終了した。
ちなみにTGSは、早くも来年度の“東京ゲームショウ2023”が開催決定となり、日程も2023年9月21日~24日になると発表されている。もし来年度もGames from Spainが出展するようなら、ぜひブースを訪れて、魅力溢れるインディーゲームの数々をプレイしてみてほしい。