2022年9月13日の“Nintendo Direct 2022.9.13”(ニンテンドーダイレクト)にて発表された、スクウェア・エニックスの新作シミュレーションアドベンチャー『結合男子』(Nintendo Switch/2023年配信予定)。

 本作は、プレイヤーが“媒人(なこうど)”として元素の力を宿す“志献官(しけんかん)”を結びつけ、彼らの力が生み出すさまざまな化学反応で、敵勢力レッドマターに挑んでいく友情結合シミュレーションアドベンチャーだ。

※『結合男子』の紹介記事はこちら

『結合男子』タイトル発表トレーラー

 化学元素をモチーフにした設定や、10人のキャラクターの個人Twitterアカウントが開設されている点なども含め、発表時からすでに大きな話題を呼んでいる。

 今回、ファミ通.comでは、本作について開発スタッフへメールインタビューを実施。さらに、キャラクターデザイン担当のスオウ氏、世界観設定・脚本担当の永川成基氏、主題歌担当の上松範康氏(Elements Garden)からコメントをいただいた。

 本作が生まれることになった開発の経緯から魅力、そして本作への想いが詰まったコメントをお届けしよう。

『結合男子』開発スタッフ代表メールインタビュー

Q:本作の開発のきっかけは?
A:「化学の実験のように、異なる性質を持つ人物をかけ合わせて、未知の感動を見つけ出す絆の物語をゲームにしたい」と思ったのが発案のきっかけです。本作がお届けする儚げな物語にマッチする「大正浪漫」と本作ならではの「化学結合」をコンセプトにした世界観で、化学が好きな方もそうでない方も楽しんでいただけるような作品を目指しています。

Q:本作の概要と、本作の魅力を教えてください。
A:個性的な10人の志献官たちを自由自在に組み合わせることで、最大45通りもの濃密な物語を楽しむことができる点が本作の最大の魅力です。90種類以上ものエンディングをご用意しております。志献官によっては、特定のルートでしか見られない表情もありますので注目です。

Q:本作への意気込みについてコメントをお願いします!
A:『結合男子』は、世界の滅亡を目前にしても、心の奥底で苦しみを抱えていても、大切な誰かと共に困難に立ち向かい生きようと藻掻く男性たちの物語です。元素に興味がない方でも本作が興味を持つきっかけになれるように、随所に化学要素をちりばめ、各設定にもこだわっています。志献官たちが織りなす結合の物語を一層楽しんでいただけるよう開発一同尽力しておりますので、どうぞゲームがリリースされたらプレイしていただけますと幸いです!

キャラクターデザイン:スオウ氏からのコメント

 この度は、『結合男子』のキャラクターデザインと原画を担当させていただきました。魅力的なキャラクターたちになるよう、開発チームと長く考案してきたので、彼らのことを少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。ケミストリーをベースに広げられた世界観とキャラクター達のそれぞれの「絆」をぜひ一緒に楽しんでいただけたらと思います。

世界観設定・脚本:永川成基氏からのコメント

 「も〜ちょっと男子ぃ!」と女子から言われなくなって、ン十年が経過しました。世界観設定・脚本担当の永川成基です。呼ばれないならオレが呼ぶ! ちょっと男子ぃ! 一番マブしいところ、見せなさいよオッ! てなわけで、全力で男子と男子(時々オッサン)のアツくてエモい結びつき(a.k.a結合)をこれでもかと(業界が震撼する大ボリュームで)ブチ込みました。元素も男子も結びついてナンボ、愛も憎も、憧れも執着も、アレもコレも美味しい全てがここにある! レトロフューチャー大正ロマンパンクな『結倭ノ国』で男子と男子(時々オッサン)を自由に結びつけ、関係性の化学変化(ケミストリー)を堪能してくださいませ!

主題歌:上松範康氏(Elements Garden)からのコメント

 ファミ通をご覧のみなさん、はじめまして! 作曲家の上松範康(Elements Garden)です。
 『結合男子』のお話を頂いたときは、なんて面白そうな企画だろう!と興奮したのを昨日のように覚えています。
 スクウェア・エニックスさんとのお仕事はこれまで『ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス』を始めとしたBGMの制作が主でしたが、自分は歌曲も多く制作していますので、“もう一つの顔”をスクウェア・エニックスさんやそこを通じたファンのみなさんにお見せできると思うと、今からとてもワクワクしています。
 作曲を担当させて頂いたテーマ曲は、かっこよく且つ元素記号を連想するようなアレンジになり、とても満足した出来となっています。Elements Gardenと共にクオリティの高い音楽になるよう頑張りますので、どうぞ楽しみにしていてください!