2022年6月30日、バンダイナムコエンターテインメントは先日発表された新作RPG『ワンピース オデッセイ』（PS5、PS4、XSX|S、Steam）のゲーム内容を紹介する動画を公開した。
『ワンピース オデッセイ』はマンガ『ワンピース』を原作とした新作RPG。制作は多くのRPG制作に携わったイルカが担い、音楽は『テイルズ オブ』シリーズや『ヴァルキリープロファイル』などを代表作に持つ桜庭統氏が担当することが明かされている。
「ONE PIECE ODYSSEY（ワンピース オデッセイ）」Dev diary
動画には、同作のプロデューサー都築克明氏が登場。発表トレーラーに大きな反響があったとともに、「どのようなゲーム内容なのか中身が知りたい」という声が多く届いたと明かした。
そこで「本作は“『ワンピース』の世界に触れる偉大な冒険ドラマ”をコンセプトに開発してきた作品ある」と改めて紹介。ワンピースならではのドラマ体験、アドベンチャー体験、バトル体験を生み出すために、世界の構築に時間を掛けているという。ファーストトレーラーにあった“いざ、思い出の真っ只中へ”というキーワードについては今後改めて説明を加えていくとした。
本作の開発自体は5年前から開始しており、シナリオの制作に大きな時間を掛けていたとのこと。本作には原作者の尾田栄一郎氏も関与しており、ゲーム設定や映像を見たり、アディオ、リムといったゲームオリジナルキャラクターのデザインを行っている。
フィールド探索
本作の舞台となる“ワフルド”には『ワンピース』世界にあるさまざまな要素が詰め込まれており、雲の形ひとつにまで『ワンピース』の独特な形をしたものを再現しているという。
ワフルドはオープンエリアの3Dフィールドとして表現され、フィールド探索時は野外を自由に歩き回りながら場所によっては操作キャラクターを変更して進んでいく。
麦わらの一味はそれぞれ異なる特徴を持っており、映像では、離れた場所にあるツタが生えた崖までルフィが腕を伸ばして移動したり、ゾロが障害物を斬って道を切り開く様子などが映し出された。オープンエリアのフィールドのみならず、ダンジョンの冒険も用意されている。
ワフルドには探索できる遺跡が数多く残されており、一味の特徴を活かしながら冒険を進め、遺跡で何かを明らかにしていくのだという。遺跡に挑むことがドラマの中でも意味を持ってくるとのことだ。
バトル
バトルはフィールド上の敵に当たると戦闘が始まるエンカウント方式。もちろん触らずに逃げることで戦闘を回避することができる。
システムは王道のターン制コマンドバトルとなっており、これまで『ワンピース』がゲームされる際はアクションゲームとなることが多かったが、今回は麦わらの一味とワンピース世界を旅する感覚を大切にするためにこのシステムを選択したとのことだ。
ただしシステムにはひと工夫されており、特徴的な点として“スクランブルエリアバトル”という要素が採用されている。バトルが複数のエリアに分かれており、そこでさまざまな敵と戦闘可能なメンバーがランダムに割り振られるのだという。このエリアや敵との相性、使える技を考慮しながら、麦わらの一味の属性や必殺技などの特徴を生かしてエリアを制圧していくという戦闘になるようだ。
そのほか、キャラクターどうしの連携技や、戦闘画面を見ると3すくみの相性（拳は銃に強く、銃は剣に強く、剣は拳に強い）といった要素もあるようで、奥深い戦略性のある戦闘が楽しめそうだ。
また、“ドラマティックシーン”というランダムで発生する要素では、サンジが女性の敵に囲まれたり「制約の中でどう切り抜けるか」という遊びが楽しめるとのこと。
音楽
続いて、本作の音楽を担当する桜庭氏も登場。『ワンピース』の無国籍的な雰囲気を表現するために、エスニック風味やオーケストラ風など、音楽的に幅広いジャンルの楽曲を作曲し振り幅の広さが楽しかったと語った。
また、バンド演奏の録音時には、「スタッフの皆さんが自分以上にワンピースに対する思い入れが強くて、楽しく盛り上がって演奏していたのがすごく印象的だった」と思い出を語っていた。
最後に再び都築プロデューサーが登場し「今後は“ドラマ”や“アドベンチャー”の要素も紹介したい」と予告して動画を終えた。
『ワンピース オデッセイ』はプレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、PC（Steam）向けに2022年発売予定。
※画像は動画をキャプチャーしたものです。
