キュー・ゲームスは本日2022年5月17日、『The Tomorrow Children』(トゥモロー チルドレン)の復活に向けて開催した“新しい島デザインコンテスト”の受賞者を発表した。受賞作品に選ばれたデザインは、2022年後半に発売予定のプレイステーション4用(プレイステーション5互換予定)の『トゥモロー チルドレン』に登場するとのことだ。

 『トゥモロー チルドレン』は、キュー・ゲームスが開発し、2016年にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)からプレイステーション4向けに発売されたフリー・トゥ・プレイのオンラインタイトル。“ボクセルコーントレーシング”と呼ばれる独特なレンダリング技術や、大規模な協力マルチプレイ、未来的な世界設定などが注目を集め、熱心なファンに支持されたものの、1年後にはサービスが終了していた。

 それが、キュー・ゲームスが、2021年末にSIEから本タイトルのIPを取得。コンテンツの新規追加や、サーバーレスでのピアツーピア協力プレイの対応、ゲームのさまざまな改善を行ったバージョンの再リリースに取り組んでいる。

 今回、リリースに向けた一環として、ファンの皆さんから募集したゲーム内に登場させたい夢の島のデザインを募集。ふたつの受賞作品が選ばれた。

以下、リリースを引用

Q-Gamesは、カルト的ヒット作『トゥモロー チルドレン』の復活に向けて開催した「新しい島デザインコンテスト」の受賞作品を発表しました。

 ボイドから現れた獰猛なカバやレトロフューチャーなロボットなど、『トゥモロー チルドレン』の復活に際して登場する新しい島をご紹介します。

『トゥモロー チルドレン』復活に向けて開催した“新しい島デザインコンテスト”の受賞者が発表。初期デザインが公開

 ゲームソフトメーカー、有限会社キュー・ゲームス(本社:京都市中京区、代表取締役:ディラン・カスバート/以下、Q-Games)は本日、PlayStation 4のカルト的ヒット作『トゥモロー チルドレン』の復活に向けて開催した「新しい島デザインコンテスト」の受賞者を発表しました。受賞作品に選ばれたデザインは、本年後半に発売が予定されるPlayStation 4、PlayStation 5互換の本タイトル内に登場します。

 Q-Gamesは、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)との『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』に関する権利譲渡契約を締結した後、ファンの声からインスピレーションを得た改善や、さまざまな新規コンテンツを含む新たなバージョンのリリースを計画しています。その一環として、ファンの皆さんから募集したゲーム内に登場させたい夢の島のデザインの中から、ゲームディレクターであるディラン・カスバート氏の選考により2つの受賞作品が選ばれました。受賞者のコンセプトは、今後Q-Gamesのアート&デザインチームによって、『トゥモロー チルドレン』のゲームの中で実際に使用される予定となっており、すでに初期デザインが公開されています。

 『トゥモロー チルドレン』は、異世界の未来を舞台にした協力型アドベンチャーゲームです。仲間と協力しながら建物や設備を充実させ、創造性に富んだ自分好みの町を展開して文明の再建を目指します。「ボイド」上に広がる息を呑むような美しい世界は、資源や物資を集めることができるシュールな島々によって構成されています。受賞作品であるSasadango氏の「Gluttony Hippo」とEugene Masharov氏の「Wrong Batteries」は、本年後半に発売されるゲーム内で、ボイドから姿を現す予定です。

 今回のコンテストには、世界中の『トゥモロー チルドレン』ファンから、彫刻や精巧なドローイング、3Dモデル、写真などユニーク作品が多数寄せられました。受賞作品はそれぞれ全く異なるスタイルでありながら、本タイトルのシュールな本質を見事に捉えています。

本作のディレクターであり、Q-Games のCEO兼創設者であるディランからのメッセージ

 『トゥモロー チルドレン』の復活は、Q-Gamesの開発チームにとって本当に特別な出来事です。ファンの皆さんの継続的なサポートなしには実現できませんでした。「ボイド」への帰還を後押ししてくれたコミュニティに不朽のモニュメントを築くとともに、完全に新しい体験を提供したいと考え、このデザインコンテストが開催されました。
 応募してくれた皆さん、本当にありがとうございました!受賞作に選ばれたEugeneさんとSasadangoさん、おめでとうございます!お二人のコンセプトはデザイン的にも、テーマ的にも『トゥモロー チルドレン』にぴったりで、ゲーム内に実装できることにとても興奮しています。今年の後半、皆さんにお見せできるのを楽しみにしています。

 『トゥモロー チルドレン』は今年PlayStation 5への拡張も備え、PlayStation 4に帰ってきます。ピアツーピアマルチプレイに対応し、多数の新機能を含むプレミアムタイトルとして本年後半の発売を予定しています。Q-Games開発チームからのインタビューや、独占プレビュー映像、最新ニュースは、公式ニュースレターでいち早くお届けしています。

『トゥモロー チルドレン』復活に向けて開催した“新しい島デザインコンテスト”の受賞者が発表。初期デザインが公開

Sasadango氏“Gluttony Hippo”

『トゥモロー チルドレン』復活に向けて開催した“新しい島デザインコンテスト”の受賞者が発表。初期デザインが公開
受賞者のコンセプト
『トゥモロー チルドレン』復活に向けて開催した“新しい島デザインコンテスト”の受賞者が発表。初期デザインが公開

Eugene Masharov氏“Wrong Batteries”

『トゥモロー チルドレン』復活に向けて開催した“新しい島デザインコンテスト”の受賞者が発表。初期デザインが公開
受賞者のコンセプト
『トゥモロー チルドレン』復活に向けて開催した“新しい島デザインコンテスト”の受賞者が発表。初期デザインが公開

『トゥモロー チルドレン』について
 『トゥモロー チルドレン』はQ-Gamesが開発し、2016年にSIEからPlayStation®4で発売されたカルト的ヒット作です。Q-Gamesは2021年末にSIEから本タイトルのIPを取得した後、コンテンツの新規追加や、サーバーレスでのピアツーピア協力プレイの対応、ゲームの様々な改善を行ったバージョンの再リリースに取り組んでいます。2022年の発売を予定しています。
 公式ニュースレター「ボイドからのお便り」に登録していただき、Q-Gamesの公式Discordにも参加していただければ、『トゥモロー チルドレン』の開発進捗をつぶさにご覧いただけます。ぜひコミュニティの一員になってください!

Q-Gamesについて
 Q-Gamesは、人気シリーズであるPixelJunkのフランチャイズと複数のStar Foxタイトルで知られる京都のスタジオです。2001年に業界の伝説的人物ディラン・カスバート氏によって設立されました。ディラン氏は、初代スターフォックスやその他のヒット作を手掛け、ソニーや任天堂の技術分野ではリード開発者として活躍しました。その後独立系のゲーム制作スタジオであるQ-Gamesを設立し、ゲームデザインとビジュアル品質の限界を突破するオリジナル
ゲームの制作に力を注いでいます。
 京都の中心部に位置するQ-Gamesは、あらゆるプラットフォームで革新的なゲームを企画制作し、また同時に京都や海外のインディーゲームコミュニティの発展にも力を注いできました。PixelJunk Monsters、Nom Nom Galaxy、PixelJunk Edenなどのヒット作をはじめとする20作以上のオリジナルタイトルが、ほぼすべての主要プラットフォームで発売されています。