2022年4月28日に実装予定のスマートフォン向けRPG『シン・クロニクル』第3章。
今回、第3章を先行プレイする機会を得たのだが、セラの過去や謎について考察させる意味深な展開や、本格RPGにふさわしい高難度のダンジョンが気になる内容になっていたので、そのポイントを紹介していく。
なお、プレイしたのは開発環境のもの。配信時の内容と違う場合もあるため、その点については了承してほしい。
セラの謎に包まれた過去に迫る第3章。彼女の過去を知るキャラクターたちも登場
仲間との絆で変わる物語の展開やクライマックスで運命を左右する選択肢、キャラクターどうしで交わされる会話など、ストーリー面でも人気の高い本作。第1界層ではギュンター隊との物語、第2界層ではステンノ隊との物語が展開され、プレイヤーはそれぞれ究極の2択からひとつの選択肢を選んだことだろう。
第3界層では、北方の聖騎士であるソフィア、その護衛を務める聖衛士のリザの2名が新キャラクターとして登場し、メインストーリーにガッツリ絡んでくる。なんとこのふたりは、物語開始当初から主人公を支える隊のメンバー・セラと同じ孤児院で育った仲だというが、初見のときは、突然のことすぎて新キャラクター登場の喜びよりも驚きの方が勝ってしまった。
しかし再会を喜ぶふたりとは打って変わって、なんとなく反応が悪いセラ。第1章や第2章でなにやら事情を抱えていそうなのはなんとなくわかっていたが、どうやらここにきてセラの過去が重要となってくるようだ。
セラの謎だった過去に迫る第3章のストーリーには大いに期待ができるだろう。
また、ソフィア、リザを守る騎士として、北方大騎士団ジュリアン、フレイヤも新登場。残念ながら、今回プレイできた部分ではふたりがどのようにストーリーにかかわってくるかはわからなかったが、ふたりの今後の活躍にも注目したい。
せっかくなので、第3章から登場する新キャラクターをこちらで紹介していこう。
ソフィア(声:小倉唯)
北方騎士団の聖騎士のひとり。なにものをも受け付けない強力な聖遺物“聖盾エイギス”を操り、あらゆる脅威から身を守る。セラとも何やら面識がありそうだが……
リザ(声:早見沙織)
盾の聖騎士・ソフィアを護衛する衛士。ソフィアと同じ孤児院の出身で、彼女を命に代えても支えると誓っている。
ジュリアン(声:櫻井孝宏)
ソフィアとリザを護衛する優秀な騎士。文武に優れ、西方の魔術研究や東方の文化など、さまざまな知識に精通している。
フレイヤ(声:加藤英美里)
ジュリアンと同じく、ソフィアとリザを護衛する優秀な騎士。口が悪く短気だが、騎士のプライドを強く持っており、いざというときには騎士の使命に殉じられる心の持ち主。
第3界層“残骸の水域”は本格的な攻略が必要に
第1界層は森、第2界層は砂漠や監獄がテーマになったダンジョンだったが、今回の第3界層“残骸の水域”は水辺がテーマとなっている。といっても、自然的な川や海などの水辺ではなく、ヴェネツィアのような美しい建造物と水路による“水の都”がイメージ的にはいちばん近いだろう。
そんな第3界層だが、筆者としては第2界層と比べ物にならないぐらい高難度だったように感じた。というのも、この第3界層固有の敵である水棲生物系の敵たちがかなり厄介だからだ。
水棲生物は、水辺を住みかとする生き物たちを模した敵たち。とくにエビ型の敵には非常に苦戦を強いられた。
防御力が高めで手強く、正直、第2界層の敵たちがかわいく見えるレベルだった。ほかにも、命中率は低いが一撃が重い“クラヤミアンコウ”や、正面からの攻撃を盾の防御で粘り強く耐えてくる“リザード”など、ひと癖もふた癖もある敵が主人公たちを襲ってくる。
ボス級のエビともなると、少しレベル差があるぐらいでは簡単に倒せないので、クリアーしようと思ったら、本腰を入れた攻略プレイが必要となってくる。
というのも、本作はスマートフォン向けアプリの中でも非常に良質かつ奥深いRPG。当たり前だが無策で突っ込むのは、絶対にやってはならない行為だ。にもかかわらず、筆者は先行プレイで浮かれていたのか、「第3界層といってもまだ序盤。楽勝だろう」と高をくくっていた。
結果、みごとに全滅。ここは第3界層、油断は絶対にできない。みんなもボス級のエビと戦うときは、しっかりと作戦を立てて、計画的に倒そう。さもないと、筆者と同じ末路を辿ることになる。
さて、ではどうやってこの厄介な敵たちを攻略していくかだが、おすすめはやっぱり武器を拾いまくっていく武器マラソンだろう。というのも、第2界層では死霊系の敵へプラスダメージのある特攻武器があったように、第3界層でも水棲生物の特攻武器がドロップする。できるだけ質の高い武器にこだわって周回し、強化していけばかなり楽になるはずだ。
もちろん、武器の相性も非常に大事。どの敵がどの属性・武器に弱いのかを見極め、これまで以上にこだわっていく必要がある。多少のレベル差では勝てないからこそ、事前の準備が大切ということだ。ダンジョンを周回しまくって大きくレベル差を開くのもいいだろう。
第3界層キーキャラクターを紹介!
武器マラソンをおすすめした以上、第3界層キーキャラクターについても触れておこう。キーキャラクターは、メインストーリーに深く関わる特別な物語を持ち、各界層にてドロップした武器に、一定の確率で付加効果を与えるキャラクター。武器マラソンでも有利になるので、できるだけパーティーに入れておきたい存在だ。
第1界層で活躍したギュンター、アンネが第2界層でキーキャラクターとなったように、第3界層では、第2界層で活躍したステンノがキーキャラクターとして登場。
また、第3界層ガチャでは、第3界層のキーキャラクターが4人登場。第2章に登場したステンノ隊のメンバー・リリィア、ルイズに加え、新キャラクターのグラナダ、シャーロットも第3界層のキーキャラクターとなっている。
キャラクター情報や使用武器などのステータスは以下を確認してほしい。
ステンノ(声:戸松遥)
探査騎士隊のひとつステンノ隊の隊長。亜人としてのハンデや生きづらさを補うため、正しき生きかたを求めており、つねに理想の騎士たる行動を心掛けている。
リリィア(声:水瀬いのり)
ステンノ隊の隊員のひとり。貴族の出身ながら、保守的な自身の家を好ましく思わず、境界騎士となった。
使用武器は弓。威力の高い連撃や範囲攻撃など、バランスのいいさまざまな戦いかたができる。
ルイズ(声:花守ゆみり)
リリィアのメイド。フードを深くかぶり、前髪で顔を隠しているため、表情がわからないことも多く、無口でリリィア以外とはあまり話さない。
使用武器は剣盾。反射とバリアで味方を守りつつダメージを与える戦法を得意とし、シールド値を多く削るスキルも持っている。
グラナダ(声:平田広明)
とある王家の支流の子だったが、家が取り潰しになり、居場所をなくして騎士団に入団した。北方騎士団の貴族中心の文化を嫌悪しており、騎士団の混乱を期に、南方騎士団へと流れてきた経歴を持つ。
使用武器は剣盾。敵を注目状態にするスキルを使うタンク系キャラクターとなっている。
シャーロット(声:佐藤利奈)
南方の小国の元王女。生まれたときから風の魔力が強く、家族や重臣に説得され、境界騎士となった。
使用武器は拳。威力の高い連撃系のスキルを操るアタッカータイプとなっている。
ちなみに、ガチャで当たった初期レベルのキャラクターを第3界層のダンジョンに連れていくと、一度のクリアーでかなりレベルが上がった。途中参加でもレベルはそのうち追いついてくるので、そこまで気にしなくてもよさそうだ。
せっかくなので第3界層でキーキャラクターも使ってみたかったが、レベル上げが間に合わず断念。そこは自分のデータでのお楽しみということにしておこう。
奈落とセラの謎に迫る第3章
今回紹介できた第3章の要素は、全体のほんの一部。ダンジョンの全体図や主人公たちを待ち受ける運命など、まだまだわからないことも多い。
今後登場する強敵たちや第3界層の謎、セラと新キャラクターたちの過去など、見逃せないポイントも数多くあるため、2022年4月28日の配信がますます待ち遠しくなった。とくにセラ推しの人は気になる部分しかないと思われるので、ぜひ第3章の実装をお見逃しなく。
作品概要
- タイトル:『シン・クロニクル』
- 配信日:配信中
- 対象OS:iOS/Android
- ジャンル:RPG