2022年4月2日より、埼玉県・所沢市にある“ところざわサクラタウン”にて、FAV gamingのeスポーツ施設“FAV ZONE”がオープンする。
FAV gamingはファミ通.comの運営元でもある、KADOKAWA Game Linkageがプロデュースするゲーミングチーム。格闘ゲーム部門、『レインボー シックス シージ』部門、『VALORANT』部門、『Apex Legends』部門のほか、ストリーマー部門などのプレイヤーも所属している。
ところざわサクラタウンはKADOKAWAが運営する大型複合施設。2022年3月19日~20日には、eスポーツ大会“FAVCUP2022 sponsored by v6 プラス”の会場にも使用された(大会の一部模様は、下記記事をチェックしてほしい)。
そんなところざわサクラタウンに、FAV gamingのeスポーツ専用施設“FAV ZONE”が作られたのだ。本記事ではオープン前日に開催された、メディア内覧会の模様をお届けしよう。
地域密着型のeスポーツ施設
メディア内覧会にはFAV gaming総監督の目黒 輔が登壇(元ファミ通App編集長。中目黒目黒と言ったほうが、わかる人もいるかも)。“FAV ZONE”がどんな施設なのか、その詳細が語られた。
“FAV ZONE”はFAV gaming所属選手の練習スペースであり、配信スタジオなども兼ねた施設。日本HPの最新ゲーミング・OMEN30Lのほか、関家具のゲーミングブランド“Contieaks”のデスクとチェアなどを揃え、非常に優れた環境の中でゲーミング体験が可能となっている。
基本的には『VALORANT』部門の選手たちの拠点であり、練習場としての使いかたがメインとなる。また、動画収録や生放送も予定しているそうで、映像面の設備もバッチリ。さらにはオフライン大会の開催や、埼玉県・所沢市と協力し、学生を対象とした体験会なども予定しているという。
これらはeスポーツ業界そのものの発展と、FAV gaming自体の発信、さらには所沢市自体の地域振興にもつなげる目的があるそうだ。オープン前には実際に50代~70代の一般プレイヤーがゲーミングPCに触れられる機会が設けられたとのこと。ここで「いままで知りませんでしたが、これからはFAV gamingを応援します」と言ってくれた人もいたようで、目黒総監督も喜びをあらわにしていた。
通常期間は『VALORANT』部門の選手たちが練習場として使用し、決められた日には一般解放を予定しているという(ちなみに無償とのこと)。また、たとえば『レインボー シックス シージ』部門の選手たちの大会シーンが近づけば練習場として使用するなど、別部門が使用するケースもある。ほかにも、eスポーツシーンだけではなく、ゲーム番組の配信などにもスタジオとして使えるそうだ。
まとめると、“FAV ZONE”は商業的なeスポーツ施設ではなく、練習場兼・eスポーツを身近に感じられるFAV gamingの拠点といったところ。施設の側面はすべてガラス張りになっており、外からも練習風景などが見られるようになっている。中に入ることは基本できないものの、プロプレイヤーの様子が無料で見学できるというのは、ファンにとってもうれしいポイントだろう。
ということは、つねに人に見られる可能性があるなか、選手陣はゲームに臨む必要がある。そのことについてプレッシャーがないか聞いてみたところ、Fisker選手が代表し「身が引き締まり、ほどよい緊張感が得られるのも実戦的でいいかもしれません。また、試合に臨めばみんな集中するので、外の視線が気になることもないと思います」とコメントしてくれた。
なお、2022年4月2日には、オープン記念イベント“VALORANT SAKURA DREAM MATCH”が開催される。こちらはオンライン配信と少数招待制で観戦が可能(※すでに募集は終了済み。20名当選予定のところ、900人以上の応募が集まったという)。第1部は『VALORANT』のエキシビションマッチ、第2部ではゲスト選手も含めたファン交流会を予定している。
FAVグッズも書店で販売中
“FAV ZONE”のオープンと同時に、ところざわサクラタウンにある書店“ダ・ヴィンチストア”にFAV gamingスペースが設けられる。こちらは読書スペースとなっており、Contieaksのゲーミングチェアに座りながら、読書が楽しめる場所(未会計の本も持ち込める太っ腹スペース)。ちなみにゲームが遊べるわけではないが、HORIのゲーミングデバイスにも触れることが可能だ。
また、FAV gamingのチームグッズやFAV ZONE限定グッズを販売。さらにはFAVスポンサー製品の購入も可能とのこと。もし今後“FAV ZONE”に足を運ぶ機会があればついでに寄ってもいいし、グッズ目的でダ・ヴィンチストアに寄るのもアリだろう。