Behaviour Interactive開発による4対1の非対称型対戦サバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』(デッド・バイ・デイライト)。先日、スマートフォン版『Dead by Daylight Mobile - NetEase』の配信日が、2022年4月28日となることが、配信元であるNetEase Gamesより発表された。各種ストアでの事前登録も開始されており、期待も高まる『Dead by Daylight Mobile - NetEase』だが、ここでは、スマートフォン版の配信に先駆けて、本作の魅力を改めて紹介しよう。

※紹介する内容は、家庭用ゲーム機版のもので、スマートフォン版とは異なる場合があります。

『Dead by Daylight Mobile - NetEase』の事前登録はこちら

『Dead by Daylight』とは?

 『Dead by Daylight』は、2016年6月にPC向けに発売された4対1の非対称型対戦サバイバルホラーゲーム。

 発売後から大きな人気を獲得し、以降プレイステーション4(PS4)、プレイステーション5(PS5)、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switchと多くのプラットフォームで展開。2022年5月12日には、PS4/PS5/Switch向けに13チャプターが収録された『Dead by Daylightアルティメットエディション』も発売予定だ。

 そして、4月28日にはいよいよ待望のiOS、Android版が正式にリリースされる。モバイルで『Dead by Daylight』が遊べるのだ。

 そんな数多くのプラットフォームに展開されている『Dead by Daylight』では、4人の生存者(サバイバー)とひとりの殺人鬼(キラー)に分かれてプレイ。サバイバーはキラーに見つからないように発電機を修理してゲートからの脱出を図り、キラーはサバイバー全員をエンティティのいけにえに捧げて殺害し、脱出を阻止するのが目的となる。

 基本的には、このシンプルなルールのもとで戦うことになるので、初めてのプレイヤーもすぐに楽しめるのが本作が高い人気を得ている理由のひとつ。もちろん、リリースから5年以上を経て、いまなお本作がたくさんの人にプレイされている理由はそれだけではない。

【DbD】スマホ版がまもなくリリース。非対称型対戦サバイバルホラー『Dead by Daylight』はいかにエポックメーキングなゲームなのか? 改めてその魅力を検証する

ときには協力や対応を任せながら団結して脱出を目指すサバイバー

 まずはサバイバーから紹介していこう。サバイバーはキャラクターごとに移動速度などの違いはないが、それぞれ固有の能力である“パーク”を持っており、そのパークを駆使して脱出を目指すことになる(パークは入手後、ほかのサバイバーでも使用可能になる)。サバイバーは脱出のために発電機を修理することになり、マップにある全7つのうち5つを修理することでゲートが通電して、そこから脱出することができる。

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 発電機は近づいてボタンを押すだけで修理ができる。ただし、修理中には一定の確率で“スキルチェック”という円状のゲージが現れ、タイミングよくボタンを押すと成功となるが、失敗すると大きな音が出てキラーに居場所が知られてしまう。こういった危険もある中で、発電機を修理しなければならないのでスリリングだ。なお、発電機は複数人で修理することができる。その場合はひとりよりずっと早く修理できるので、サバイバーどうしで協力することも大切になる。

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 とはいえ、一カ所にサバイバーが集まると、一度に何人もキラーに見つかってしまうかもしれず……というリスクを背負うことになる。それだけ大きな危険も伴うが、早く発電機を修理できるのは魅力的なので、発電機の修理を協力するか任せるかの判断が重要だ。また、脱出のために修理が必要な発電機が残り少なくなったときに、まだ修理を行っていない発電機が密集していると、キラーがその場所を中心に行動しやすくなるので、できるだけ修理する発電機の場所を散らばらせて、どこを修理しているかわかりにくくするという、キラーとの駆け引きもおもしろい。

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 キラーに倒されてサバイバーが少なくなるほど、脱出が遠のくようにも感じるが、最後のひとりになったときには、マップ上のどこかにハッチが登場する。ハッチは発電機の修理状況やゲートに関係なく、脱出できるので、まさに一発逆転の手段だ。

能力を駆使して獲物を追い詰めるキラーの楽しさ

 一方キラーは、サバイバーを追い詰めていけにえに捧げたり、殺害するのが目的となる。ただマップを走り回ったり、サバイバーを追いかけて攻撃するだけではなく、キラーごとの能力をうまく活用するといった戦略が重要になってくる。

 キラーはそれぞれ固有の能力を持ち、身長や移動速度、脅威範囲が違う。サバイバーは三人称視点だが、キラーは一人称視点となっており、如実にゲームプレイに反映されるのだ。身長によって周囲の見えかたが変わってくるし、移動速度は、そのまま移動スピードに反映される。足が速いキラーもいれば、遅いキラーもいる。脅威範囲は、サバイバーに影響を及ぼす特徴で、範囲内にキラーがいる場合、心音が聞こえてサバイバーがキラーとの距離を把握できるようになる範囲のことを指す。つまり、脅威範囲が狭ければ、それだけサバイバーに察知されにくくなるというわけだ。

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サバイバーが走ったところがキラーから赤い傷となって見えるので、追跡の手がかりにできる。

 移動速度が速いほどサバイバーを追い詰めやすくなり、脅威範囲が狭いほどサバイバーに見つかりにくくなる。さらにそこにキラーごとの固有の能力や後述する“パーク”といった能力が加わるので、身長、移動速度、脅威範囲がほとんど同じでも使用感がまったく違うというケースもある。どのキラーを選ぶか、いろいろと試しながらプレイしてみるのもおもしろいだろう。

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 また、キラーの操作方法も多彩。近距離と踏み込んでから長い距離での攻撃ができるので、サバイバーとの距離に応じた攻撃手段を選択するのが重要になる。攻撃してダウンしたサバイバーを担いでフックに吊るしたり、修理中の発電機を壊して修理完了までの時間を延ばしたりと、かなり多くのことができる。

 だからこそ、サバイバーを追い詰めるための手段は無数にあると言える。たとえばダウンさせたサバイバーひとつをとっても、フックに吊るしてもいいし、あえて放置して助けに来たサバイバーを狙ってもいい。その場その場に応じた戦略や自分にあったプレイスタイルで遊ぶことができるだろう。

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 これらに加え、先述の通りキラー固有の能力もある。

 初期から実装されているトラッパーというキラーは、踏んだサバイバーを拘束してさらに負傷させられる“トラバサミ”を設置できる。サバイバーが通りそうなところに“トラバサミ”を仕掛けることで、サバイバーの行動を妨害できるということだ。

 さらには、天井や床もすり抜けられる“ブリンク”という能力を持つナースなどもいたりと、キラーごとの能力はさまざま。

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 プレイしていろいろなことを覚える必要があるが、操作を覚えて思い通りにサバイバーを追い詰めることができれば、そこから一気にキラーでのプレイがおもしろくなるだろう。

パークの組み合わせで自分だけの個性を表現

 どのキャラクターでプレイするかを選んだあとは、“パーク”を装備することになる。“パーク”とは、サバイバー側にもキラー側にも用意されている付け替えのできる能力のこと。全サバイバー共通のものと、全キラー共通のもの、さらにはそのキャラクターの固有の“パーク”があり、プレイヤーはキャラクターのレベルに応じて複数の“パーク”を装備して、ゲームに挑むことになる。

 どの“パーク”を選ぶかでキャラクターの性能が変わってくる、言ってみれば、自分だけの個性といったところだろう。

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 サバイバーが使用できる“パーク”の効果には、キラーの攻撃で負傷したときにアイテムや味方の助けを借りなくても回復できる“セルフケア”だったり、治療速度を上げる“植物学の知識”、キラーの接近を察知するための手助けとなる“血族”など、脱出を図るための手助けとなるものとなっている。これらの“パーク”をうまく活用して脱出を目指すとよいだろう。

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 キラーの“パーク”には、誰も修理していない発電機の修理ゲージを減らす“呪術:破滅”やフックにサバイバーを吊ったときに遠くのサバイバーの位置が分かったりする“バーベキュー&チリ”など、直接サバイバーに影響を与えるものと間接的に影響を及ぼすものがある。

 キラーでプレイしているときに、サバイバーを発見して攻撃を加えることが得意だったら、直接サバイバーに影響があるものを、追い詰めるのが苦手で脱出されてしまうことが多いなら、間接的にサバイバーの脱出を妨害するものなどを装備すれば、同じキラーでもそれぞれ異なるプレイフィールとなる。

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ゲームを彩る個性豊かなキャラクターたち

 ゲームには初期段階から複数のサバイバーで楽しめる。それぞれ能力に違いはないが、見た目や設定などが違っており、自分の好きなサバイバーを選択してプレイすることができる。

 ゲームをプレイするときには同じサバイバーを使用することができるので、ほかのプレイヤーが選んだから使えないといったことはない。また、キャラクターの見た目を変えられるスキンの購入もも販売している。スキンは、課金通貨やゲーム内で入手できる“イリデスンドシャード”と交換できるので、同じキャラクターでも違った見た目でプレイすることが可能だ。

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 キラーも初期段階で複数使用できる。サバイバーと違って見た目だけではなく、上述した通り身長や移動速度、脅威範囲が違い、さらに固有の能力もあり、始めてキラーを操作するときでも使用しやすいものもあれば、癖の強いものもあるので、サバイバーに比べたら操作に慣れが必要だが、うまくサバイバーを追い詰めたときの達成感は何にも代えられない。

【DbD】スマホ版がまもなくリリース。非対称型対戦サバイバルホラー『Dead by Daylight』はいかにエポックメーキングなゲームなのか? 改めてその魅力を検証する
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チャプター配信で人気映画やゲームのキャラクターが登場!

 本作では、約3ヵ月に1度のチャプター配信により、あたらしいサバイバーやキラーの追加が行われる。基本的に追加されるサバイバーやキラーは、本作オリジナルキャラクターとなっているが、『バイオハザード』や『ソウ』といったゲームや映画とコラボしたチャプターの配信も行われ、『バイオハザード』ならサバイバーとしてレオン・S・ケネディとジル・バレンタイン、キラーとしてネメシスが登場する。

 もちろん、サバイバーとキラーのどちらも固有の“パーク”などの能力がしっかりと設定されているので、ほかのキャラクターと同じように使用してゲームを楽しむことができる。

 また、2022年3月9日からは、映画『リング』とコラボした新チャプターとして“貞子ライジング”の配信が開始され、サバイバーとして浅川陽一、キラーとして貞子(怨霊)が追加された。

【DbD】スマホ版がまもなくリリース。非対称型対戦サバイバルホラー『Dead by Daylight』はいかにエポックメーキングなゲームなのか? 改めてその魅力を検証する
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 貞子(怨霊)がキラーの場合、マップ上にブラウン管テレビが登場。貞子(怨霊)の能力では、テレビへそこから瞬間移動して這い出てくることが可能。さらに、サバイバーからは近づかれるまで、姿が見えないという能力で幽霊っぽさも表現。テレビからはビデオテープを回収することができるが、回収すると呪われるという原作さながらの要素も含まれていた。

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“パーク”の装備などの準備画面では、前触れなく急に貞子の顔がアップで表示されることも。これはマジでビビるし怖い……。

おもなコラボ作品&チャプター

  • 作品名:『ハロウィン
  • チャプタ―:“Halloween”
  • 作品名:『Left 4 Dead 2
  • チャプタ―:“Left Behind”
  • 作品名:『悪魔のいけにえ
  • チャプタ―:“Leatherface”
  • 作品名:『エルム街の悪夢
  • チャプタ―:“A Nightmare on Elm Street”
  • 作品名:『SAW
  • チャプタ―:“SAW”
  • 作品名:『死霊のはらわた リターンズ
  • チャプタ―:“Ash vs Evil Dead”
  • 作品名:『バイオハザード』
  • チャプタ―:“BIOHAZARD”
  • 作品名:『ヘル・レイザー
  • チャプタ―:“ヘルレイザー”
  • 作品名:『リング』
  • チャプタ―:“貞子ライジング”

マシュー・コート氏が語る『Dead by Daylight』は何が革新的だったのか?

 というわけで、ここまで『Dead by Daylight』の魅力を紐解いてきたわけであるが、最後に『Dead by Daylight』のゲームディレクターにして、同作の開発を手掛けるBehavior Interactive マシュー・コート氏へのインタビュー映像をお届けしよう。

 インタビューでは、『Dead by Daylight』の“顔”とも言うべきマシュー・コート氏が、『Dead by Daylight』を作ったきかっけや、何が革新的だったのか、といった問いに答えている。『Dead by Daylight』の魅力を再確認する意味でも、格好なインタビューと言えるだろう。

 まずは、『Dead by Daylight』を作ったきっかけは「一方がまったく無害で無力な者たちと、もう一方で無敵で万能な相手となる衝突をゲームにしたかった」とのこと。そして、「ホラー映画、とくに1980年代のスラッシャー映画の悪役になるような奇妙な体験にもインスパイアされた」とのこと。

 また、本作の特徴である非対称型での対戦は最初から決めていたという。圧倒的な力を持ったひとりと複数が相対するというのは、ゲームのコンセプトからしても必須だったようだ。「協力ゲームとシングルプレイゲームというまったく異なるふたつのゲームを作ったうえで、それらを組み合わせた感じ」だという。

 なお、1対4にしたのは試行錯誤の末にたどりついた結論だという。4人以上だと疎外感を感じたり人任せにする傾向があるが、4人だと全員が自身の役割をこなさないとうまくいかない状況に置かれる。まさに絶妙なバランスというわけだ。さらに1対4はマッチングにも都合がよかったようだ。

 マシュー氏は、“非対称のジャンルの核となる要素”については、「アイデア自体はある意味古いもの」と前置きしたうえで、「かくれんぼ」であると説明。誰でもどんな文化圏の来でも、ある時期にかくれんぼをやったことがあり、「誰かが隠れて、誰かが探すこと。そして完全に安全だとしても恐怖を感じること。この非常にリアルな反応を再現させたかった」のだという。まさに、人間の本質的な部分をゆさぶるのが『Dead by Daylight』と言えるだろう。

 「非対称のゲームプレイを楽しく魅力的にするものは何か?」との質問には、本作の開発中には最初の段階で大きな困難があったとマシュー氏は口火を切る。たとえば、「ゲームがすべて公平なルールで守られたスポーツ感覚であるべきか、それとも物語的で予想外な展開を重視すべきか」で迷ったというのだ。結果、『Dead by Daylight』では後者を選択したという。つまり、「私たちは物語を伝えたかった」のだという。「冒険の世界に没頭し、友だちに話したくなるような奇妙な体験をしてほしかった」とマシュー氏。

 『Dead by Daylight』がここまで流行った理由についてマシュー氏は、「本作がシンプルだから」と即答。「たとえば、サバイバーになるととにかく脱出しなければならない。追われたら逃げること、これはとても人間的で、基本的なこと」だと説明した。また、確実に予想外の出来事が起こり、それが本作が成功した理由のひとつでもあるとした。さらに、つねにおもしろい展開が待っているので、ショーとして観ていてもとても楽しめるという。

 非対称のゲームが増えていることに関しては、喜ばしいことだと話したうえでマシュー氏は、『Dead by Daylight』は最大の非対称型対戦形式のホラーゲームという自信を持っていると断言。「映画やテレビ、ゲームなど、ホラー界の伝説的人物たちが集う殿堂になった」とした。

 最後に『Dead by Daylight』のモバイル版がアジア圏でリリースされることに対してコメントを求められると、「携帯が汗まみれになる覚悟をしよう。でも大歓迎だよ」とインタビューを締めくくった。

スマボ版ではいつでもどこでもサバイバーとキラーの戦いが楽しめるように

 ここまで『Dead by Daylight』の魅力を紹介してきたが、基本的にスマートフォン版でも同じことが楽しめる。これまで以上に気軽にプレイしやすくなりそうだ。

 スマートフォン版ではリリース時から19マップ、15人のサバイバー、14人のキラーが実装されている。コンシューマ版のリリース時より多い数が初期から楽しめるのはうれしいところ。マップやサバイバー、キラーの数は今後も増えていくとのことだ。また、同じ地域やほかの国のプレイヤーと競争する“リーダーボード機能”も用意されているという。スマートフォンで白熱のバトルがくり広げられる4月28日が待ち遠しい!

【DbD】スマホ版がまもなくリリース。非対称型対戦サバイバルホラー『Dead by Daylight』はいかにエポックメーキングなゲームなのか? 改めてその魅力を検証する
【DbD】スマホ版がまもなくリリース。非対称型対戦サバイバルホラー『Dead by Daylight』はいかにエポックメーキングなゲームなのか? 改めてその魅力を検証する
処刑アクションが追加される限定スキンも登場する予定とのこと。