2022年2月15日~2月28日、ライブ配信アプリ“17LIVE”にて、ゲームライバー(ライブ配信者)による“ファミ通.comでのインタビュー掲載権”をかけて、サバイバルイベント(アプリ内イベント)が開催された。これは、イベント開催期間中のゲーム実況配信において各ライバーの獲得ポイントでランキング化し、上位のライバーにはファミ通.comで記事が掲載されるというもの。熾烈な競争の末、個性溢れる配信で人気を博したライバーたちが上位にランクインした。

 こちらの記事では、その中から上位5名をピックアップ。みごと優勝を果たしたライバーの“Kana隊長”のインタビューをお届け。本イベントの振り返り始め、“配信時に必ず取り組んでいること”や“ゲームに対する熱い想い”を掘り下げる。合わせて、2位~5位にランクインしたライバーから寄せられたコメントも紹介しよう。

 “17LIVE”とは、台湾発祥のライブ配信アプリで、ユーザー数は全世界で5000万以上。アプリ内ではつねにライバーが参加できるさまざまなイベントやオーディションが開催されており、賞金だけでなく、アイドルデビュー、楽曲提供、雑誌などのメディア媒体への掲載や出演など、多様な特典が用意されている。日本では2017年よりサービス開始。

ランキング1位:Kana隊長に直撃インタビュー

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
本記事は“17LIVE”の提供でお送りします。

Kana隊長(かなたいちょう)

“17LIVE”にて、おもにゲーム実況系の配信を行っているライバー。『Apex Legends』を始めとしたFPS、TPSの人気タイトルを中心に、ホラーゲームの実況配信なども実施。

Kana隊長(17LIVEライバーページ)

――自己紹介をお願いします。

Kana隊長初めまして、ポンコツ部隊のKana隊長です! 好きな食べ物は銀杏! 女の子のママです。ゲーム配信歴は2022年4月で2年目に突入。ふだんは『Apex Legends』をメインに、FPS、TPS、シューティング、ホラー、シミュレーションなど、いろんなゲームの配信をしています。毎回、リスナー(ライブ配信視聴者)さんが笑いすぎてお腹が痛くなるくらいおもしろく、ゲームを知らない方にも興味を持ってもらえるような配信になるよう心掛けています。

――イベント優勝おめでとうございます。優勝した感想や、その要因について、ご意見をお聞かせください。

Kana隊長率直に“うれしい”というのがいちばんの感想です。ずっと愛読していたファミ通さんのWebサイトに、インタビュー記事を載せてもらえることは誇りですし、ゲーム好きにとっては格別のご褒美だと思っています。これまでいろんなイベントに参加しましたが、今回はそのなかでも、いちばんといっていいくらい盛り上がったので、それがこの結果につながったんだと思っています。

――1日の配信に費やす時間はどれくらいですか?

Kana隊長21時過ぎから始めて、だいたい25時くらいまで。毎日4時間は配信していますね。これでも時間としては短くて、以前は昼間に4時間、夜に4時間やっていました。

――今回のイベントでも、おもにプレイされたのは『Apex Legends』ですか?

Kana隊長そうなります。ランクはプラチナ帯なので、ぜんぜん大したことないんですけど、おもにヴァルキリーを使いながらコツコツプレイしています。もともとはジブラルタルを使っていて、最近はローバを使うこともあるんですけど、ひとまず全キャラクターで“ハンマーバッジ”を取ることが、いまの時点での目標です。ランクマッチと野良プレイを半々くらいでやりましたが、毎週水曜はホラーゲームをすることになっているので、今回も水曜日だけはべつのゲームをプレイしました。

――ホラーゲームは得意ですか?

Kana隊長めちゃくちゃ苦手です。リスナーさんから「見たい」と言われるので渋々やっていますが、プレイの内容よりも、私が怖がっているところを見たい……という人の方が圧倒的に多いですね。でも、私のメンタルがもたないので、ホラーゲームの場合は2時間の配信が限界です。最近遊んだのは、PCゲームの『Poppy Playtime』ですね。

――『Apex Legends』をはじめ、FPSにハマったきっかけは?

Kana隊長2BRO.の皆さんが配信していた『ディビジョン2』のプレイ動画をたまたま見かけたんですけど、これがおもしろくて。「こんなに楽しそうなゲームがあったんだ!」と思い、その足でプレイステーション4を買いに行って。さっそく自分でもプレイするようになりました。ただ、FPS初挑戦ということもあって、最初はめちゃくちゃ難しくて。でも負けっぱなしは悔しいので、ひたすら練習して、必死になって操作方法を覚えました。悔しければ悔しいほど、逆に燃えるタイプなんです(笑)。

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
現在、メインでプレイしている『Apex Legends』。お気に入りのキャラクターはヴァルキリーとのこと。

――そこからさまざまなタイトルをプレイして、『Apex Legends』に行きついたと。これまでに配信をしていて、たいへんだったことはありますか?

Kana隊長配信中は声が大きくなるといいますか、とにかく絶叫してしまうので、ご近所さんにご迷惑をお掛けしてしまうほどでして……。管理会社からも連絡が来て、さすがにこのままではまずいと思い、いまは配信用に室内用防音室を使用しています。それからはご近所に迷惑をお掛けする心配もなく、心置きなく配信に集中し、絶叫できています(笑)。

――ご近所トラブルも解決したようで何よりです。 ちなみに、配信時に心掛けていることや、必ず実践している取り組みはありますか?

Kana隊長意識しているのは、コメントに対するレスポンスの間やタイミングですね。『Apex』のような激しいゲームをプレイしていると、戦闘中にコメントが来ても、即座に返事をするのが難しくて。かといって、そのたびに手を止めて対応していると、ゲームプレイを楽しみに見に来てくれたリスナーさんを待たせることになってしまうし……。なので、どうしても返事をするのが難しいときは、声に出して「ちょっとだけ待って」と伝えるようにしています。

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
Kana隊長の配信スペース。防音対策も完璧だという。

――全員が真剣勝負中のランクマッチに挑戦しながらトークをするのは難しいですよね(笑)。

Kana隊長なので、最初の1時間くらいランクマッチをプレイしたら、残りの時間はリスナーさんといっしょに、まったり雑談をしながらの野良プレイを楽しむ感じですね。ちなみに、私の名前にもなっている隊長の呼称ですが、これは“ポンコツ部隊の隊長”という意味で、その名の通り、ゲーム内ではほぼ毎回、何らかの失敗をやらかしてしまうんですよ。そうした“やらかし”をおもしろいと思ってくれる人と、ガチのプレイを見たくて来てくれる人の割合は、日によってマチマチなので、その辺りのさじ加減にも気をつけるようにしています。

――現在はライブ配信のみで生計を立てているとのことですが、専業で取り組まれるようになったのはいつごろからですか?

Kana隊長ほかの仕事をしながら配信もするとなるとどちらかがおろそかになると思ったので、配信を始めたタイミングから覚悟を決めて、これ一本で取り組んでいます。いままではやりたいことがあっても、生活を優先して我慢していましたが、娘が小学校高学年になってそれまでよりかは手が掛からなくなったこともあり、前々から興味のあった配信に挑戦してみたいという気持ちが一気に湧き出して。「いまここで踏み出さなかったら、もう一生こういうことにはチャレンジできない」と思い、“半年間やっても成果が出なければあきらめる”というルールを決めて、専業で取り組むことにしたんです。

――わずか半年で配信のみで生計が立てられるになったというのはすごいですね! その一方で、シングルマザーライバーゆえの苦労したこともあるのではないでしょうか?

Kana隊長娘が私の活動をものすごく応援してくれているんですけど、そのせいで、いろいろと気を使わせてしまって……。かつては、すこしでも多くのリスナーさんに見てもらおうと思って昼夜を問わず長時間の配信していたこともあったんですけど、そうなるとその時間、彼女はひとりでいないといけなくて。しかもうるさくならないように、じっと静かにしてくれていたんですけど、それが負担になって、うまくコミュニケーションが取れない状態になってしまったことがありました。

――ああ……。

Kana隊長反省して、そのときから昼間の配信はやめることにしたんです。

――昼も夜も配信したほうが当然視聴者は増えるだろうけれども……。

Kana隊長それで家族の関係が壊れてしまっては本末転倒というか元も子もありませんから。いまは娘が学校から帰ってきて寝るまでのあいだは“親子で過ごす時間”をきちんと作るようにして、配信は夜だけという形にしています。

人気ライバーの注目作は『地球防衛軍6』

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
“東京ゲームショウ2021”ディースリー・パブリッシャーのブース前で撮った1枚。

――『地球防衛軍』シリーズもやり込んでいますね。

Kana隊長大好きなシリーズです。実際に遊んだのは、『地球防衛軍4.1』と『地球防衛軍5』、おもに使っていた兵科はフェンサーとエアレイダーですね。

――ベーシックなレンジャーではなく、通好みなチョイスですね(笑)。

Kana隊長フェンサーはふつうに移動すると鈍重なので、スラスターを使った移動を習得しようと、最初にめちゃくちゃ練習しましたね、指がちぎれそうになるくらい(笑)。ここでも私の負けず嫌いな性格が発揮されて、ずっとやっていて指がとても痛くなったんですけど、それでも「痛い、痛い!」と連呼しながら配信したこともあります(笑)。

 それでやりきったところもあって、『地球防衛軍5』ではエアレイダーばかり使っていましたね。とにかく火力が高くて、敵を一掃できるのが楽しくて。とくにお気に入りの武器は、攻撃目標に向けて上空からレーザーを発射する“スプライトフォール”で、地下以外のミッションには必ず持たせて出撃していました。

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
2022年発売予定タイトルの中でも、もっとも期待しているという『地球防衛軍6』。

――そんな『EDF』シリーズも含め、Kana隊長にとってのゲームのオールタイムベストを挙げるとしたら?

Kana隊長いまほどゲームをやり込む前から、ずっと遊んでいたという意味でも、印象深いのは『モンスターハンター』シリーズですね。それと、FPSやTPSにハマるきっかけになった『ディビジョン』も、私の中ではとても重要なタイトルのひとつです。でも、何が一番好きかといわれたら、やっぱり『EDF』シリーズになるかな~。2022年発売予定の最新作『地球防衛軍6』にもメチャクチャ期待しています!

――『地球防衛軍6』の実況配信にも期待しています。ちなみに、いま現在、配信をがんばっているけど、なかなか人気が出ない……というライバーの方たちに対して、何かアドバイスはありますか?

Kana隊長リスナーさん側からすると、何かリアクションしたくなるような出来事がないとコメントは書けないので、私の場合は、たとえ誰も見ていなかったとしても、ひたすらしゃべりながらゲームをプレイするようにしています。それと“17LIVE”の場合、最初の設定では入室するとリスナーさんの名前が表示されるので(※設定で変更可)、初心者リスナーの方が来られたらこちらから、「怖いところじゃないよ」と声をかけるようにしています(笑)。

――ライバーの側から声をかけてもらえると、一気に距離が縮まりそうですね。

Kana隊長あと、一度でも覗きに来てくれた方のことは、必ず覚えるようにしています。メモ帳に、その方の話してくれた内容を記録しておいて、次に来てもらえたときに、「このあいだ教えてくれたアレ、食べてみたよ」といった感じで会話を続けると、喜んでいただけることが多いんですよ。そうやってやり取りが続くと、当人だけでなく、ほかのリスナーさんも会話に入ってきやすくなるので、結果的に枠が大盛り上がりになる……というわけです。

――こちらの記事を読まれた方には、ぜひ実践していただきたいですね。最後に、今回のイベントで応援してくれたリスナーの皆さんに向けて、これからもKana隊長の配信を見続けたくなるようなひと言をお願いします。

Kana隊長今回は、本当にたくさんの応援をありがとうございました。いままでイベントで1位になったことがなかった私をここまで応援していただけて、本当にうれしく思っています。ポンコツ部隊のみんなが、うれしい気持ちも悔しい気持ちも共有してくれたこと、私と同じ目標に向かって、最後まで諦めずにいっしょにがんばってくれたことが本当にうれしかったです。枠の雰囲気もみんなが作ってくれたからこそ、最高の状態でイベントを締めくくることができました。ポンコツ部隊のみんなが本当に大好きです! ありがとう!

2位~5位のライバーのコメントもお届け!

2位:蒼音はこ

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
s2蒼音はこs2(17LIVEライバーページ)

 蒼音はこです。大人になってからゲームを始めました。人を倒すのが好きですが、大概、倒されています。自分がそのときやりたいゲームをやりたいだけやる、を基本に昼夜二部制の配信を続けて3年目になります。最近はほぼ『Apex Legends』メインで、リアルタイムにリスナーさんのコメントを読みながら、楽しく配信を行うことを心がけています。

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー

 今回はたくさんの方のおかげで、このようなコメント掲載の機会をいただくことができました。イベント期間中だけでなく、いままで配信を見に来てくださった方も含め、すべての方の力が集まった結果です。本当にありがとうございました。“17LIVE”には、たくさんゲームライバーさんがいます。ぜひ私の枠にも遊びに来てみてください。きっとカワボです! イヤホンの方は鼓膜が破れるので、最小音量にしてinしてください。楽しみに待ってます!

3位:Sarah

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
Sarah(17LIVEライバーページ)

 日本画の絵の勉強をしながらゲーム配信をしているSarahといいます。今回、みんなで楽しみながら戦い抜き、3位という結果をいただけたことがいまだに信じられず、まるで夢のようです! 関わってくださった皆さん! 本当にありがとうございました! リスナーさんにとって“憩いの場”になるよう配信を続けてきましたが、皆様から元気や勇気、喜びをいただいてばかりです。重ねて感謝申し上げます。FPSなど中心にみんなで楽しくワイワイした枠になっています。ぜひ! 覗いたり、遊びに来てくださいね! お待ちしてます!

4位:にぎにぎおすし

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
にぎにぎおすし(17LIVEライバーページ)

 キレ系配信者にぎにぎを推すしかない! にぎにぎおすしです。このようなコメント掲載の機会をいただけて光栄です。私を選んでくれて、ここまで導いてくれたおすしリスナーのみんな、これからも“17LIVE”のゲームライバーの中でいちばんおもしろい配信をしていくからね! そして、私のやりたいことを応援してくれている家族がいるからこそ、いまの私があります。みんな本当にありがとう!! 今回のイベント参加で、たくさんの人たちに愛されていることを強く実感しました。ちなみにガバスはもらえますか!?

5位:みみにゃん

17LIVE×ファミ通コラボ企画!“ゲーム実況”サバイバル企画を勝ち抜いたシングルマザーライバー(配信者)に“配信よもやま話”を直撃インタビュー
みみにゃん(17LIVEライバーページ)

 元アイドル、現在は自宅警備員のみみにゃんと言います! 普段は深夜帯にゲーム&寝落ち配信をしていて『Apex』を中心にプレーしています。今回は「応援したいと思ってもらえる人になりたい」という気持ちでイベントに参加したところ、たくさんの方に応援していただけて。こうしてコメントが掲載されることになり、支えてくださったリスナーの皆さんに、改めてお礼をいわせていただきたく思います。本当にここまで、背中を押してくださってありがとうございました。これからも成長し続けていきますので、応援よろしくお願いします。