Unityが新たなゲームエンジンのデモ“Enemies”を公開した。本日よりアメリカのサンフランシスコで開幕したゲーム開発者向けカンファレンス、GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)で実機デモが出展されるほか、解説講演なども行われる。
このデモで特に注力されている点としては、デジタルヒューマン(人間型モデル)の特に髪の毛や顔のリアリズムの改善などが挙げられている。成果であるストランドベースの髪の描写と新たなデジタルヒューマンパッケージについては2022年第2四半期に公開予定だ。
なおデモはハイエンド向けのHDRP(High Definition Render Pipeline)を使っていて、NVIDIAのアップスケーリング技術であるDLSSによって4K解像度で動作しているとのこと。GDCの出展フロアーでは開催3日目の現地23日よりリアルタイムデモとUnityエディター内での動作を確認できるという。
技術解説については、GDCの会場で行われる講演“Inside Unity’s new flagship demo”そのものは現地でないと見られないものの、NVIDIAがスポンサードする講演“The making of Unity’s latest flagship demo”についてはNVIDIAのプラットフォームであるGTCで現地24日午前7時にストリーミング配信されるほか(無料登録が必要)、GDCのデジタルパスを持っていれば翌25日午後3時にもオンライン放送を見られる。