エピック・ゲームズがウクライナへの人道支援策を発表した。同社のバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』の2022年3月20日から4月3日までの収益のすべてを4つの人道支援団体に寄付するという。

 またこの取り組みにはマイクロソフトも賛同して協力しており、Xboxプラットフォームでの同期間の購入は諸経費(※)を除いた純利益がそのまま寄付に回されるとのこと。つまり必要経費を除いてマイクロソフト側の取り分も寄付に回るということだ。(※返品の支払い取り消し、請求コスト、帯域幅コスト、運用コスト、および税金)

 今回の取り組みの対象となっているのは、期間中に実際にお金を使って購入されたもの。V-Bucksパックやフォートナイトクルー、ギフト用バトルパスやビジュアルパックなどが含まれ、小売店などで買ったV-Bucksカードが期間内にゲーム内で引き換えられた場合も対象になるという。一方、すでに持っているV-Bucksの使用そのものは対象とならないので注意されたし。

 寄付先は、DIRECT RELIEF、国連児童基金(UNICEF)、国際連合世界食糧計画(UNWFP)、国連難民高等弁務官事務所の4団体。通常は売上が確定してから実際に振り込まれるまで時間がかかるものだが、プラットフォーム側から取引の報告があった時点で入金を待たずにエピック側で寄付の処理を始めるという。

 ウクライナ関連では、エピック・ゲームズは日本時間の3月6日に制裁の一環として同社製品のロシアでの販売を停止。コミュニケーションツールでもあるゲームそのものの運営は継続するという対処を取っていた。