日々目まぐるしく浮上しては、消えてゆくTwitterのトレンドワード。たとえTwitterを毎日チェックしていても、すべてのトレンドワードを把握するのは難しいものです。そこで本稿では、2022年2月16日~2月22日のあいだに浮上したトレンドワードをご紹介。今回は、2月18日に話題となった“特攻の拓”に注目してみました。

“特攻の拓ネタ”で結婚式のウェルカムボードを作った強者も!?

 そもそも“特攻の拓”とは、1991~1997年にかけて『週刊少年マガジン』で連載されていた原作・佐木飛朗斗氏、作画・所十三氏によるヤンキーマンガのこと。正式名称は『疾風伝説 特攻の拓』で、読み方は“かぜでんせつ ぶっこみのたく”と読みます。

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 コミックスのシリーズ累計は3000万部を突破し、2017年には本作の続編にあたる『疾風伝説 特攻の拓~After Decade~』(原作・佐木飛朗斗氏、作画・桑原真也氏)が連載開始。2月18日発売の『月刊ヤングマガジン』で最終回を迎え、「“特攻の拓”は青春そのもの」、「天羽くんのシーンはマジで泣ける」などと『疾風伝説 特攻の拓』が改めて注目を浴びたのです。

令和の世に『特攻の拓』がトレンド入り!? 最終回を迎えても色褪せないヤンキーマンガの金字塔【トレンドワード解説】
『疾風伝説 特攻の拓~After Decade~』特設サイトより

 また本作といえば、「“不運(ハードラック)”と“踊(ダンス)”っちまったんだよ……」、「俺らー“狂乱麗舞(キョーランレーブ)”の“朧童幽霊(ロードスペクター)”だぜ!」、「“待”ってたぜェ!! この“瞬間(とき)”をよォ!!」といった特殊なルビや当て字、言い回しなどが特徴的。

 中にはインターネットミームとして定着したものも少なくありません。“特攻の拓ネタ”を「結婚式のウェルカムボードに使った」という強者も。そのウェルカムボードの画像が添付されたツイートは22000件以上ものリツイートを記録し、今回の盛り上がりにより拍車をかけました。

 “特攻の拓”のトレンド入りを通して、本作を初めて知ったという人も多いはず。たとえ連載は最終回を迎えても、今後もさまざまな形でその魅力は語り継がれていくことでしょう。