キック、パンチ、すべてはココロじゃ
1996年(平成8年)12月6日は、プレイステーション用ソフト『パラッパラッパー』が発売された日。本日で25周年を迎えました。
『パラッパラッパー』は音楽に合わせてボタンを押すというリズムゲームの草分けとなった存在。ノリノリのサウンドと絵本のようなグラフィックが話題を呼び、プレイステーション本体の普及とともに世界的なヒットを記録しました。
キャラクターデザインは、アメリカ人アーティストのロドニー・アラン・グリーンブラットさん。その独特なタッチは多くの人々に支持されており、パラッパたちはいまでも愛されているキャラクターです。
『パラッパラッパー』は後に『ウンジャマ・ラミー』と『パラッパラッパー2』という続編が出たほか、TVアニメにもなりました。なお、2016年にはシリーズ生誕20周年とアニメ15周年を記念してショートアニメも作られました。
主人公は、犬の男の子パラッパ。片想いのサニーちゃんを振り向かせるため、いろいろな困難に(なぜか)ラップで挑んでいきます。
ゲームは各ステージに登場する先生のお手本に合わせて、テンポよくボタンを押していくというもの。最近のリズムゲームはボタンの同時押しなどはふつうですが、本作にはそういった難しい操作はなく、誰でもプレイできるものでした。
おもしろいのは、お手本にはなくてもリズムに合わせてボタンを押すと評価が上がる“アドリブ”システムが採用されているところ。心の赴くままに、即興ラップを奏でることができました。
なお、アドリブを連続で成功させてランクが“COOL”になると、舞台からお手本の先生が消えてパラッパだけの独壇場となる“COOLモード”に! お手本が一切表示されなくなるので難易度が上昇するものの、“COOL”のままクリアーすることで特殊な演出を見ることができました。
自分はリズム感がまったくないのでボタンを連打しまくっていましたが、それでも“COOLモード”を維持することができました。なお、知り合いに聞いてみると、連打でクリアーした人は多かったみたいです。昔のゲームだから判定が甘かったのか、それともラップと連打は深いところで繋がっているのか……謎です。
キャラクターは主人公のパラッパを始め、動物や植物をモチーフにしていてポップでかわいらしいです。とくに最初のステージに登場するタマネギ先生は忘れられません。なお、続編の『ウンジャマ・ラミー』でのタマネギ先生は、カジノにハマってしまって門下生に逃げられ、道場も失ってました。
ゲーム内の背景は3Dであるものの、キャラクターが平面で表現されているのも本作の特徴。紙のようにペラペラなキャラクターたちがダンスしている姿は、見ているだけでもおもしろかったです。
『パラッパラッパー』は2017年の4月20日にPS4でリマスター版が発売されました。ステージ1が遊べる体験版も配信されているので、ぜひ遊んでみてください! パンチ、キック、チョップ!
『パラッパラッパー』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)※画面には一部HDリマスター版が含まれています。