エピック・ゲームズが、世界的バンドのレディオヘッドとコラボしたインタラクティブコンテンツ『KID A MNESIA EXHIBITION』をプレイステーション5とPC/Mac(Epic Gamesストア)で無料配信開始した。

 元ネタとなっているのは、同バンドの名盤『キッド A』と『アムニージアック』の20周年を記念し未収録曲などを追加したリイシュー盤『Kid A Mnesia』。本作はそれに合わせて作られた、3D探索アドベンチャーゲーム風のコンテンツとなる。

 一種のバーチャルな展覧会のような構成になっており、プレイヤーはその中を自由に歩いていきながら、再構築された両アルバムのサウンドやボーカルのトム・ヨークとアーティストのスタンリー・ドンウッドによるアートワークが散りばめられた、ダークで抽象的な空間表現を体感できる。

 最初は「フーン」という感じでサッサと各セクションを通り過ぎてしまいがちなのだが、実は見えづらい場所に別ルートが用意されていたり、特定の場所に立った時だけサウンドや演出が変わったり、行き止まりかと思ったらワープしたり、意外と細かいネタが仕込まれているのが面白いところ。

 なので、ファンの人はそれこそ展示会を楽しむようなつもりでじっくり過ごしてみて欲しい。……っていうかコレ、VR対応して欲しいんですけど!

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周回するごとにセリフが増えていく回廊。
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一瞬だけサウンドが変わる所に止まってみると別の曲が流れてたり、いろいろ仕掛けがある。
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最初はよくある展示会を3Dにしただけって感じなのだが、段々『Stanley Parable』みたいな不条理な空間表現になってくのも面白いところ。
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メニュー系の表現がなんか無駄にカッコイイ。