触れるほどに体感するゲームの“未来”

 2020年(令和2年)11月12日は、プレイステーション5が発売された日。本日で発売から1周年となった。

 プレイステーション5は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された据え置き型ゲーム機で、言わずと知れたプレイステーションシリーズの最新機種。プレイステーション4のときは海外が数ヵ月先行して発売される自体となったが、本機は日本を含めた7ヵ国で2020年11月12日に発売された。

PS5が発売から1周年。質感さえ手に伝わるフィードバック機能を備える新時代の革命的なハード【今日は何の日?】

 発売1周年を迎えた現在も品薄状態が続くほどの人気を博しており、抽選形式での販売といった形で定期的に市場に出回ってはいるものの、いまだ欲しくても入手できないゲームファンが大勢いるありさま。発売直後から状況はほぼ変わっておらず、世界的な供給不足と言えるだろう。さまざまな分野で半導体不足が叫ばれる中での状況改善はなかなか難しいと想像は付くのだが、何とか安定した供給を実現してほしいと願ってしまう。

 初めて公式に本体がお披露目されたのは、2020年6月12日午前5時に配信された映像イベント“THE FUTURE OF GAMING 未来のゲーム体験がここに”内にて。早朝だというのに非常に多くのゲームファンたちがいまかいまかと見守っていたのを覚えている。

 驚きを禁じ得なかったのはやはりその形状。いままでとは打って変わった流線型の未来的なデザインに衝撃を受けたのは筆者だけではないはずだ。パッと見た感じがシャープの空気清浄機に見えないこともなく、後日ツイッターでトレンド入りしていたのも記憶に新しい。通常版のほか、Blu-rayのディスクドライブが存在しない“デジタル・エディション”も同時発売されるとあって、ついにディスクレスの時代がきたかと思ったものだった。

PS5が発売から1周年。質感さえ手に伝わるフィードバック機能を備える新時代の革命的なハード【今日は何の日?】
PS5が発売から1周年。質感さえ手に伝わるフィードバック機能を備える新時代の革命的なハード【今日は何の日?】

 後からわかったことだが、そのサイズ感にもかなり驚かされた。いままでに発売されたどのプレイステーションシリーズよりも大きく、初めて見たときは「コラでしょ?」と本気で思いすらした。しかし、この大きさがあるおかげで驚異の冷却性能と静音性を実現していて、信じがたいほどの静けさを保ってくれるのがスゴイところ。ロード時間ももともと言われていた通りの爆速で、ゲーム史の中での革命的な出来事のひとつとして数えても差し支えないと思う。

 DualSense(デュアルセンス)と名付けられた新たなワイヤレスコントローラーは、既存のデュアルショックとは名称もデザインも一新されたデバイスだ。やはり初めて触れた際に誰もが感嘆するのは“ハプティックフィードバック”という次世代のフィードバック機能だろう。ゲームの状況に合わせてコントローラーが振動するのは変わらないが、たとえば主人公が砂の上を歩けばその柔らかさが伝わり、金属の上を歩けばコツコツとした硬さが伝わるといった具合。にわかには信じがたかったが、視覚から入ってくる情報と相まって筆者も実際にそのように感じてしまったのだから恐れ入る。さまざまなサウンドがデュアルセンスから流れる点もゲームの没入感を高めてくれる。

PS5が発売から1周年。質感さえ手に伝わるフィードバック機能を備える新時代の革命的なハード【今日は何の日?】

 状況に応じてボタンから感じる抵抗力が変化する“アダプティブトリガー”機能もあり、ゲーム内での物理的な力の入れ具合をリアルに体感できてしまう。たとえば、ハンドガンやアサルトライフルなどの武器ごとにトリガーを引いた際の感触が異なるなど、これまでは実現不可能だった手触りを感じられてしまうのだ。

 PS2からPS3、PS3からPS4などに移行したときは驚きつつも正当な進化という感じが強かったが、PS5への移行はゲームの新時代を感じさせるのに十分な驚きが満載だったのではないだろうか。3Dオーディオによる立体的な音響もなかなかにイカしている。

 圧倒的な本体の供給不足とは言え、発売約10ヵ月後となる2021年9月には国内販売台数が100万台を突破。世界規模の話をすると、2021年7月18日の時点で販売台数は1000万台を突破しており、この時点でのペースは史上最速の勢いと言われていた。今後の供給がどうなるのかは不明だが、本当に欲しているゲームファンの手元にしっかりと行き渡ってほしいものだ。

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