ゲームエンジン大手のUnityが、世界的VFX(ビジュアルエフェクト)会社のWeta Digitalを傘下に収めることを発表した。買収額は現金・株式合わせて日本円で1800億円規模(16億2500万米ドル)。

 Weta Digitalと言えば、映画監督のピーター・ジャクソン氏によって設立されたVFXの制作会社。『アベンジャーズ/エンドゲーム』など多数のハリウッド映画に関わってきた同社の技術やツール群、そしてその開発チームや素材などがUnityの傘下に加わることとなる。なお、VFXの実制作を行うチームそのものはWetaFXとして独立会社の形で存続するという。

 Unityの公式発表によると、ゲームや映画のみならず、昨今注目が高まるメタバース向けのコンテンツ制作なども視野に入れつつ、Weta Digitalによるツールや素材をクラウド化し、ゲーム開発者や一般のクリエイターに提供していくという。