2021年3月26日(金)から、『映画 モンスターハンター』が全国公開。公開を記念してアルテミス役のミラ・ジョヴォヴィッチさんにインタビューを実施!
モンスターと戦う女兵士を演じるミラ・ジョヴォヴィッチさんから、撮影時の秘蔵エピソードや、作品の見どころなどが余すことなく語られた。
ミラ・ジョヴォヴィッチ
1975年12月17日生まれ。ウクライナ出身。11歳からモデルとして活動を始め、『トゥー・ムーン』(1988年)でスクリーンデビュー。『ジャンヌ・ダルク』(1999年)、『バイオハザード』シリーズ(2002~2016年)など、多数の作品で主演を務める。
ミラ「細やかな描写から戦場の雰囲気を感じ取ってほしい」
――まずは本作のストーリーからお聞きします。主演の立場からご覧になられて、見どころとなるポイントは?
ミラ私が演じるアルテミスは、救援チームのような部隊を率いているの。それが、消息不明の兵士たちを助けに行く途中で、突然、別の世界に飛ばされてしまって。これまでの訓練や技術では太刀打ちできないようなモンスターたちと戦うことになってしまう。
やがて彼女は、その世界の住人であるハンターと出会うのだけど、ふたりは意思の疎通ができず、思い違いから格闘に発展してしまうの。
――序盤から緊張感溢れるシーンの連続で引き込まれました。
ミラそうしてひと悶着あったものの、ふたりはお互いの力を認め合うようになって。お互いに協力して、状況を打開する道を選ぶことになるの。
このあたりからバディムービーのようなおもしろさが出てくるので、さらに物語にのめり込めるはずよ。
――ふたりで協力してモンスターと戦うシーンなど、まさにゲームの『モンスターハンター』を思わせました。 世界的な大ヒット作である『モンハン』の映画化ということで、心構えや撮影の方法などにも特別な点はありましたか?
ミラお話をもらったときから、『モンハン』ならではの奥深い、非常に独特な世界観を映像化できることに、やりがいと喜びを感じていたわ。私たちが住んでいる現実とはまったく違う世界をどのように表現すれば、映画ファン、ゲームファンの方たちに喜んでもらえるか?
そこを突き詰めた結果、 ポール(・W・S・アンダーソン監督)は「スクリーンに投影したときに映える“すばらしい情景”は不可欠」という答えを出し、私たちも賛同したわ。全編にわたり、広大な砂漠や息を呑むほど美しい大自然の中で撮影を行ったので、その魅力はきっと映像からも感じ取ってもらえるはずよ。
――かなりハードなロケだったそうですね。
ミラ文明からかけ離れた過酷な環境ではあったけど、つねにモンスターと戦っているハンターたちと同じような緊張感を持って撮影に臨めたことは、印象深い思い出のひとつね。
――スタジオとロケでは、演じる際の感覚も違うものですか?
ミラ最高のロケーションで撮影ができたことで、VFXを多用した作品では見られないようなリアリティーを表現できたと思うわ。もちろん本作にも、コンピューターによって描かれたものは登場するけれども、それは作品を構成するひとつの要素にすぎない。
そのほかのすべては本物の自然の中で撮影したものなので、大画面で観てもらえば、まるで自分も本当に『モンハン』の世界にいるような感覚に浸れるはずよ。