2020年9月23日~27日の期間、初のオンラインで開催となった“東京ゲームショウ2020 オンライン”(TGS2020 オンライン)。9月26日にはコーエーテクモゲームスによる“コーエーテクモLIVE! in TGS2020”が配信され、その中で『仁王2』に関するステージ“『仁王2』特別番組 TGS出張版”が公開された。本記事ではその模様をリポートしよう。

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『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】

 本ステージにはシブサワ・コウ氏(ゼネラルプロデューサー)、安田文彦氏(プロデューサー)が登場し、まずはオープニングトークを披露。

『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】
『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】

 シブサワ・コウ氏は本作をプライベートでもやり込み続けているとのことで、総プレイ時間は563時間、キャラクターレベルは368。難易度“修羅”で3週目のラスト付近まで進めているとのこと。ちなみに、シブサワ・コウ氏は70歳である……! 視聴者からは「真の仁王だ!」という声も挙がるほど、驚きのコメントが多く寄せられていた。

 また、本作は骨太アクションで高難度を誇るタイトル。シブサワ・コウ氏は「自分でやってても(難しくて)“責任者出てこい!”って思うシーンがいくつかあるのですが、責任者が自分なもので……(苦笑)」と、開発側ならではのエピソードを披露(笑)。

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なお、『仁王2』はセール中。いまならお得に遊べるので、もし遊んでいない人はぜひこの機会に!

“仁王3”の時代はどうなる?

 トークを交えたあとは、さっそく新情報をお届けするコーナーへ。ダウンロードコンテンツ第2弾となる“平安京討魔伝”は、その名の通り平安中期を舞台にしたストーリーが語られる。配信日は2020年10月15日。

 キーアートには女性と男性のふたりが描かれており、男性のほうは本編の修行ミッションにも登場する安倍晴明。女性は、まだ明かすことはできないそうだが、安田氏曰く“平安史上最も有名な妖怪ハンター”とのこと。察しのいい人ならばすぐお気づきになるとは思うが、もし先に知りたい人は“平安 妖怪ハンター”などで検索すれば名前が挙がってくるだろう。

『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】

 なお、コーエーテクモゲームスは歴史ゲームを得意とするメーカー。社内にも図書館レベルの参考資料があるのだとか。しかし、平安時代の資料は少ないため、調べるのは大変だったそうだ。ただ、想像の余地がたくさん残っているからこそ、『仁王2』ならではの解釈で楽しくストーリーを描いていったと安田氏は語る。

 『仁王』では、戦国時代末期、『仁王2』では戦国時代中期(いわゆる織豊時代)、平安時代を描いた。もし今後続編を作るとしたら、どの時代を舞台にしたいか問われると、シブサワ・コウ氏は、ずばり大航海時代だとコメント。

 前作『仁王』では、ウィリアムが航海をすることになり、そしてとある事件から日本に流れ着くところからスタートするので、流れ着く前の話が描かれていない。ウィリアムを主人公にし、大航海時代の中で、さまざまな国を渡り歩きながら妖怪や世界各国のモンスターを戦う、という案を以前から考えていたそうだ。ちなみにこれは、長年続いた『仁王』の開発の中で、ひとつの案としてあったストーリーなのだとか。

 安田氏は、やはり幕末を舞台にしたいと語る。歴史モノとしても人気の時代でもあるし、混沌とした時代だったからこそ、ぜひチャレンジしたいとアピールしていた。

新武器発表!

 そしていよいよ、最新情報の初公開へ。新武器種は“手甲”。リーチは短いが、連打で敵を圧倒できる手数の多い格闘武器だ。番組では、手甲の実機プレイの映像も初公開された。

『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】
実機プレイは、さまざまな敵と戦う百鬼夜行絵巻を通して披露された。
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空手の構えのような、中段。
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動物を模したような、中国拳法のような、下段構え。
『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】
手を上げ構える上段。

 一見、敵の頭の弱点などを狙いにくそうだが、手甲はキックなどの攻撃もある様子。また、手甲はその戦闘中に攻撃を連続ヒットさせればさせるほど、威力が上がっていくという特性もあるそうで、完全なるインファイター武器と言えるだろう。

 映像からは通常攻撃なのか、それが武技(※特別なスキル攻撃)なのかは分からなかったが、おそらく武技であろうと思われるものには、怒涛の連続キックを浴びせるものや、明らかにデンプシーロールのようが動きをするものまであり、見ているだけでも爽快感満点の武器となっているようだ。

『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】
『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】
滅却……じゃなくて、“組み討ち”(地上追い打ちのこと)では、ドラゴンパンチのような技や、怒涛のパンチ連打などもあり、超カッコイイ。

 Team Ninjaと言えば対戦格闘ゲーム『デッド オア アライブ』シリーズの制作チームであり、チーム名にもなった代表作の『NINJA GAIDEN』シリーズには、爪型の武器もあった。そのノウハウがふんだんに生かされているような、徒手空拳によるカッコイイ攻撃モーションばかり。とくに今回使用された手甲のグラフィックが、爪型のものとなっていたこともあり、個人的にはリュウ・ハヤブサの“猛禽爪”を思い出す。うーん、いち早く使ってみたい……!

 配信画面のキャプチャーのため、その素早いアクションは残念ながら静止画ではお伝えできないところ。ぜひ記事冒頭に掲載した配信映像をご覧いただきたい。

『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】
『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】
『仁王2』新武器種は怒涛の格闘アクションが味わえる“手甲”! さらに“すねこすり”ぬいぐるみ化決定。特別番組TGS出張版リポート【TGS2020】

すねこすり、ぬいぐるみ化決定!

 番組の最後には、今後放送される番組情報などが告知された。さらに、最後にサプライズとして、なんと本作のマスコット的妖怪“すねこすり”が、実寸大ぬいぐるみとして制作中との情報が公開された。ダウンロードコンテンツ第2弾も楽しみになる中、一晩中すねこすりを撫でられる日も近いかも!?

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※画像は配信映像をキャプチャーしたものです。