2020年9月10日、エンターグラムは同社の公式YouTubeチャンネルにて、特別番組“竜騎士07Project 最新情報発表会”を配信。『ひぐらしのなく頃に』や『うみねこのなく頃に』の原作者・竜騎士07氏、声優・大原さやかさん(『うみねこのなく頃に』ベアトリーチェ役)と、MCに声優・滑川恭子さん(『ひぐらしのなく頃』保土田かすみ役)が出演し、『ひぐらしのなく頃に』、『うみねこのなく頃に』、『幻想牢獄のカレイドスコープ』の最新情報をお披露目した。
なお、配信で発表された最新情報は、こちらの速報記事でも詳細をお伝えしている。
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2020年8月27日には“竜騎士07プロジェクト”の公式ポータルサイトがオープンし、9月3日にiOS/Android向けアプリ『ひぐらしのなく頃に 命』がサービスイン。2020年10月1日にはアニメ『ひぐらしのなく頃に』の放送を控えるなど、2020年に大きな動きを見せている竜騎士07氏のプロジェクト。
その最新情報ということもあって、たくさんの注目が集まる中で配信はスタート。出演者の内、大原さんは自身が演じるベアトリーチェ、滑川さんはルシファーの衣装で登場し、豪華な洋館のセットと合わせて、映像は『うみねこのなく頃に』の世界に飛び込んだようだった。
挨拶を終え、話題は『うみねこのなく頃に咲 ~猫箱と夢想の交響曲~』に関する内容へ。本作は2021年1月28日にNintendo Switch版とプレイステーション4版が発売予定の新作。プレイステーション3版の『うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~』と『うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~』に、本編終了後の追加シナリオ“翼”、“羽”、“咲”をコンシューマ版で初収録した、完全版とも言える1本だ。
もちろん、ゲームボリュームもシリーズ過去最大。竜騎士07氏も配信中に「よくぞ、あれだけのテキスト量をまとめていただきました」と開発陣に感謝の言葉を贈るほどである。
そんな本作は、原作にはなかったボイスも新録。収録を終えたばかりだという大原さんは「ベアトリーチェはいろいろな顔を持っているので、役の幅が、とにかくすごいです。演じていて、これほどおもしろい役はないくらいで、収録を終えて、あらためて、私はベアトリーチェが好きだなと実感しました」と話し、竜騎士07氏とともにベアトリーチェへの愛を溢れさせるトークをくり広げた。
最新情報としては、速報でお伝えした新キャラクター“ウィッチ・オブ・ザ・ピース”と“フラウロス”の登場&ボイス実装と、“シエスタ556”のボイス追加が発表。3キャラクターを担当する声優は、後日公式サイトにて公開される。続報に期待だ。
また、同作のオープニングテーマソング“重ね合わせの猫箱”を使用した新作ムービーも配信で初公開された。
「重ね合わせの猫箱」『うみねこのなく頃に咲 ~猫箱と夢想の交響曲~』|エンターグラム
ボーカル・佐々木李子さんの力強い歌声と、『なく頃に』シリーズの楽曲でお馴染みの志倉千代丸さんによるサウンドに合わせて流れるシーンの数々が、ファンの心を盛り上げるこのムービー。
ボーカルの佐々木さんは、小学生の頃からの『なく頃に』ファンとのことで「タイアップのお話を聞いた時には、過去からの積み重ねのある作品を背負うひとりになるんだという重さを強く感じました。今回は、シュレディンガーを主軸にとした、作品に寄り添った1曲になっています。曲を始めて聞いたときにはまさに唖然。そして、ゴシック調のメロディと歌詞に心惹かれました。難しい言葉も多く、ひとつひとつ意味を調べながら、丁寧に、言葉の重みを感じつつ、厳かに歌いました」といった熱いメッセージも届き、竜騎士07氏と大原さんも感激。
加えて、配信中には作品を愛すファンたちからの応援コメントも続々と届いており、その熱に押された竜騎士07氏からは「いつか、新しいエピソードも書いちゃうかもしれません」という発言もポロリ。放送を見守るユーザーはもちろん、スタジオのふたりからも「言いましたね!?」と言質をとられるような流れで盛り上がった。
アニメ『ひぐらしのなく頃に』はネタバレしててもおもしろい作品に
時間は短かったが、配信内では2020年10月1日に放送を控える新作アニメ『ひぐらしのなく頃に』の告知も行われた。同作は竜騎士07氏の代表作である『ひぐらしのなく頃に』が、2006年の旧アニメ版を経て、12年越しに甦る完全新作アニメーションだ。
今回の配信で新情報はなかったが、竜騎士07氏は「新しく見る方にも、すでにご存じの方にも楽しめるように作っています。とくに、初めて見る方は“ネタバレ防止のために、旧アニメ版を見ない”といったことをしなくて大丈夫です! むしろ、前のアニメと見比べていただいて、今度はこういう表現をするのかといった違いを楽しんでいただけます。『なく頃に』には、複数の話を透かして見る物語なので、そういう『なく頃に』らしい視点で楽しんでいただきたいです! 予習復習大いに大歓迎!」と、期待させるコメントを残した。
『幻想牢獄のカレイドスコープ』は、まさにゲロカス
『うみねこのなく頃に咲』と並んで、今回の放送で注目されたのが、『幻想牢獄のカレイドスコープ』だ。こちらは、『CLANNAD』『リトルバスターズ』などで知られる樋上いたる氏と竜騎士07氏の豪華タッグが世に送り出す待望の完全新作。公式略称は『ゲロカス』。
紹介コーナーが始まると、まずはムービーがお披露目。その映像は、ポップなテーマソングをBGMに、樋上先生が描くふわふわなかわいい女子キャラクターたちが、青春を感じさせるビジュアルと合わせて映し出されていくものだ。
『幻想牢獄のカレイドスコープ』OPムービー
ソレはまさに“美少女恋愛アドベンチャーゲーム感”がまぶしい映像で、逆に言えば、まったくもって、鮮血と疑心渦巻く竜騎士07ワールドらしくない雰囲気。これには、大原さん&滑川さんから「えっ!? かわいい! 竜騎士先生じゃない!」とファンたちを代弁する言葉が飛び出し、竜騎士07氏も「かわいいお話を作りたいというところから始まったんです」と笑顔を見せる。
続いて公開されたのはプレイ映像。本作はフルボイスなのもセールスポイントであり、ボイス付きで、かわいらしい女の子たちが会話しながら進むほんわかなストーリーにみんなでホッコリ。そうか。竜騎士07氏の新作は、青春を思い出す泣きゲーなんだ! 「『ゲロカス』は人生」と言いながらみんなで泣くのか! そっか! 楽しみだなー!
『幻想牢獄のカレイドスコープ』グランドOPムービー
……あっ。
シーンが暗点。突如表示される、歪んだ表情の女の子。不穏なイラストに、物騒なテキスト群。開始されるデスゲーム。本省を現したかのようなシーンチェンジに、何人が「やっぱりこうでないとな!」と思ったことだろう。狂気に陥り、本性を現した女の子のセリフは、まさに『なく頃に』シリーズを思い出す“みんなの期待”を裏切らない竜騎士07ワールドそのものだ。
その変貌ぶりを皆に確認させた後に「『ゲロカス』では、役者さんのこれまでに見られなかった一面も見ることができます」と説明する、本性を現した竜騎士07氏。
また、本作最大の特徴となるであろう、物語の分岐についても解説。本作は4人の女の子たちによるデスゲームが描かれるのだが、そのゲームにおいて4人には断罪者が2人、死刑囚がひとり、ピエロがひとりで、それぞれ配役が与えられるという。
その配役は、彼女たちに渡されたカードによって決定し、そのカードは“プレイヤーが”デスゲームの開始時に彼女たちへ渡す。つまり、プレイヤーの選択が彼女たちの運命や立ち位置を直接決め、その中で行われるデスゲームを見守ることこそが『ゲロカス』というゲームの本質。加えて、ボードゲーム要素を取り入れる竜騎士07氏らしい部分ともなる。
ちなみに、そのようなゲームシステムを冷静に考えると、ヒロインとなる4人は断罪者、死刑囚、ピエロの3種で配役が与えられ、それぞれの配役パターンでシナリオが用意されることになる。たとえば、Aちゃんが死刑囚だった場合、ほかのBちゃん、Cちゃん、Dちゃんは断罪者かピエロのいずれかに配役される。そのため、ひとりが死刑囚に選ばれると最低3種類の分岐がある(例【シナリオ1】A:死刑囚、B:断罪者、C:断罪者、D:ピエロ 【シナリオ2】A:死刑囚、B:断罪者、C:ピエロ、D:断罪者 【シナリオ3】A:死刑囚、B:ピエロ、C:断罪者D:断罪者……といった形だ)。
つまりは、最低でも4人×3シナリオ=12シナリオを用意する必要があり、これはすさまじいテキストボリュームだ。そして、この後で掲載するが、収録後に行われたメディアセッションでそのボリュームについて竜騎士07氏に伺うと「すべてを書き切りました」と自信満々に答えてくれた。マジか。
光と影。日常と非日常。感情の表と裏。そんな目を覆いたくなるであろうシナリオを、樋上氏のイラストで体験するであろう『ゲロカス』。「女の子に対する幻想が打ち砕かれてしまうかもしれませんね……」という大原さんのコメントに、「はい! 生皮を引きはがすような感覚をぜひ楽しんでほしいです!」と即答した竜騎士07氏の笑顔を、私は一生忘れないだろう。
『ゲロカス』は惨劇サンドボックスだった。
その後、配信は『うみねこのなく頃に咲』の特典で付属する格闘ゲーム『黄金夢想曲†CROSS』の話題でも盛り上がりつつ終了。放送終了後には、出演した3人へのメディア向けの質疑応答が行われたので、ここに掲載していく。
竜騎士07
竜騎士07Projectの原作者。文中では竜騎士。
大原さやか
『うみねこのなく頃に』ベアトリーチェ役。文中では大原。
滑川恭子
『ひぐらしのなく頃』保土田かすみ役。文中では滑川
――令和の時代に『うみねこのなく頃に』と『ひぐらしのなく頃に』の2シリーズが再度復活することについて、感想をお聞かせください。
竜騎士07『ひぐらしのなく頃に』を出した当初(2002年)には「昭和58年なんて時代をご存じない方々にもプレイしてもらいたい」なんて言ってたら、平成が終わって、令和に入ってしまいました(笑)。作品って、時代によって受け取りかたが変わってくると思うので、いまの新しい時代に遊んでくれた人たちが、どんな反応を見せてくれるのか楽しみにしています。『うみねこのなく頃に』や『ひぐらしのなく頃に』をまだプレイしたことのない皆様、ぜひこの機会にプレイしてみてください。
大原『うみねこのなく頃に』で初めてベアトリーチェを収録した時から、随分と時間が経過しました。ただ、私の中では不思議と、“久しぶり”という感覚はなくて、自分の心の中にはずっとベアトリーチェは居た気がしています。それは、愛してくださるファンの皆様が、作品をずっと愛して応援してくださっていたからこそです。本当に、さまざまな場所で「また、ベアトリーチェを演じてほしい」といったお声をもらうことが多かったんですね。だからこそ、『うみねこのなく頃に』に関わっていない間も「どうしよう忘れちゃった」といったことがまったくなかったですし、私にとっても、それはうれしいことでした。そんな彼女を、また、こうして演じられて、とてもよかったです。
滑川私は、個人的に『ひぐらしのなく頃に』や『うみねこのなく頃に』のファンなので、こうして長く愛された作品が、時を経て、いまでも求められていることに感激です! “竜騎士07Project”の作品は、いまを生きている若い人にも、強くメッセージ性のある作品たちなので、実際に触れて、愛してくださる方が増えていくのが、とても楽しみです!
――『うみねこのなく頃に咲』の新キャラクターとして発表された“ピース”と“フラウロス”の見どころを教えてください。
竜騎士07詳しいことはまだ言えませんね(笑)。ただ、『うみねこのなく頃に』の刺客たちは、各エピソードごとに登場する形を取っていて、そんな中で、ピースは久々に訪れた刺客となります。見てくれはたいへんかわいい彼女ですが、『うみねこのなく頃に』の刺客といえば、だいたい中身が“ゲロカス”なので、彼女もどんな“ゲロカス”になって、はっちゃけるのかにご期待いただきたいです。
大原そうなんです! ピースは、もう、衝撃でした! 竜騎士先生の台本は、いつも「台本を読んでいる」という感覚がなくて、まるで、ひとつの小説や映画を見ている感覚になってしまうんです。気づくとすべてのパートを読み込んでいるくらいで(笑)。
竜騎士07ありがとうございます(笑)。
大原そんな中で「これ以上、誰が出るんだうな……」って思っていたのですが、盲点! 「そこがくるんだ!」と衝撃でした。ピースのエピソードは本当にハラハラで、私も視聴者として楽しんでしまったので、みなさん期待していてください!
――『うみねこのなく頃に』でみなさんがお気に入りのエピソードを教えてください。
滑川いま、おふたりもお話してくださったピースの部分です。私も『咲』で収録されるシナリオを一部見させていただいたのですが、彼女が活躍する部分はすごいです。ゲームで遊べるのが楽しみでしかたがありません。
竜騎士07僕は、エピソード3と6のあたりが好きですね。ベアトリーチェがいい人になりそうな、ならなさそうな、心が通じたような、通じなかったような……みたいなところ。『うみねこ』の中で、もっともラブストーリーしているシナリオで、あの戦人とベアトリーチェの仲は、書いていて本当に楽しかった。
大原私も演じていて、3と6は本心が垣間見えると言うか、「どっちなのベアトリーチェ!」みたいな揺れ動く乙女心みたいな感じで、とっても楽しかったです。
竜騎士07あの部分、あまりにも楽しみすぎて、書き終わった後、自分の中で「これ以上おもしろいものを書ける自信がないな」と、エピソード6ロスによるスランプに陥りました。本当に、数週間ほど何も書けませんでした(笑)。
大原そうだったんですか!? 私も初耳です(笑)。……あ! あと、強烈だったのが戦人に首輪をつけて、裸にして「やーっ!」ってやるところですね。強烈で楽しかったです!
一同 (爆笑)
――では、注目の新作となる『幻想牢獄のカレイドスコープ』。通称『ゲロカス』についてお聞きしていきますが、ずばり「ゲロカス」の略称は竜騎士07さん発案ですか?
一同 (爆笑)
竜騎士07はい、僕の仕込みです(笑)。美しい響きなんだけど、よくよく考えると……みたいなのを狙いました。本当はもっと後にバレたかったんですけど、発表と同時にバレていましたね!!
――『ゲロカス』という略称は、何か意図があってのタイトルなのでしょうか?
竜騎士07樋上いたる先生が描く女の子は“ふわっと美しい”キャラクターなんですけれども、本当に血の通ったキャラクターというのは、当然、美しい面があれば、その反対の面も存在するはずなんです。樋上いたる先生が描くかわいらしいヒロインたちも、万華鏡(カレイドスコープ)のように、見方や状況によっては、最低最悪な面も見せるかもしれない……。そういった部分をキーワードに、『幻想牢獄のカレイドスコープ』という美しい名前と、『ゲロカス』という名前が対(つい)になるようなニュアンスにしています。
大原「ゲロカス」というインパクトがすごいですよね(笑)。
竜騎士07すごすぎましたね(笑)。
――樋上いたる先生のイラストを見たときの感想をお聞かせください。
竜騎士07樋上いたる先生とは、以前『Rewrite』でご一緒させていただいていて、それをきっかけに、最初から組んで何かできたらいいなと思っていました。そんな中で『ゲロカス』のプロジェクトが立ち上がり、先生のふわっとしたかわいらしいキャラクターを、僕のワールドで徹底的に料理したいという熱い意志を持ったんです。最初、樋上いたる先生には「自分の娘のような存在の彼女たちに、何てことを!!」と断られるかなとも思ったんですが、話をしてみたら、先生もホラーチックな作品に興味があり、挑戦の幅としてやってみたいとご快諾いただくことができまして……。結果、「こんなにかわいいキャラクターたちを僕が阿鼻叫喚させていただけるなんて!!!!」とたいへん楽しませていただきました。
――各キャラクターに対して自分が役割を渡せるというシステムとのことですが、単純計算ですごいボリュームになりませんか?
竜騎士07そうですね。すべて組み合わせると、そこそこすごい数になります。それをすべて書き切りました!
――では、このキャラクターにこれを渡すとおもしろいといった部分はありますか?
竜騎士07今回お見せしたPVでは、たまたま風華(五条風華)が出ていたので、彼女がどぎつい変貌を見せるように見えるんですが……はっきり申し上げますが、その印象は実際のプレイヤーしだいでがらりと変わります。それぞれのプレイヤーがどのカードを配るかによって、初めて見るシーンが違うわけなので、プレイヤーの数だけ見る順番が異なります。その順番によって、どのキャラが好きで、どのキャラが嫌いになるかはばらけると思います。誰に、どんな順番でカードを配ったのか。その選択で、同じ環境なのに、なぜこんなにも違う話になるのか。まさしく万華鏡のような見えかたの違いを、ぜひ楽しんでいただきたいです。
――カードを配るという分岐のほかに、プレイヤーの行動でシナリオがさらに分岐するといったことはありますか?
竜騎士07あまり深くはお話できませんが、彼女たちの運命を決める部分としては、プレイヤーが直接カードを配ったときがいちばん大きな分岐点となります。その先は、役割を与えられた彼女たちが、どういった立ち回りをして、どういう末路を辿って、誰が死ぬのかを“観察する”とまで言っていいでしょう。……じつは、いまでこそタイトルは『ゲロカス』ですが、開発コードネームは“惨劇サンドボックス”だったんですよ。“サンドボックス”というのは砂場、試すみたいな意味があります。つまり、この惨劇環境で、特定の負荷を与えた4匹のモルモットを集めたら、どのように殺しあうのかを実験して、我々、カードを配ったプレイヤーはまるで研究者かのような気分で俯瞰する……という部分からテーマが始まったんですね。
大原エグい(笑)。
竜騎士07ですから、もはや、プレイヤーが、どの娘が助かるようにどの選択にしようという次元ではありません! すごく悪趣味な恐ろしい話なんですよコレ!
大原悪趣味って言っちゃった!
一同 (爆笑)
竜騎士07詳しいことはまだお話しできないので、ぜひ続報をお待ちください!
――それでは、ファンのみなさんへ最後にメッセージをお願いします。
滑川今日はおふたりにたくさん語っていただきましたが、これから『うみねこ』、『ひぐらし』の世界が再び戻ってくるだけでなく、新しい『ゲロカス』では、いままでにない魅力を体験できると思います! 合わせて楽しんでいただいて、みんなで盛り上がりましょう! ご注目をお願いします!
大原『うみねこのなく頃に』は、スタッフさん、役者さんのみんなも愛情が深い作品です。今回も、こういった場所や衣装を用意してくれたりと、世界観に対するこだわりが本当にすごいですよね。ファンのみなさんはもちろんのこと、私たちも「終わりにしたくない!」と思っていますので、これを機会に、アニメ化とか、朗読劇とか、海外でのイベントもやりたいな……なんてお話もさせてもらっているほどなので、「『うみねこ』再スタート!」という勢いで、皆様も見守っていてください。
竜騎士07ファンの皆様からの応援、関わってくださったスタッフのみなさんのおかげで、ここまでこぎつけることができました。本当に感謝しております。令和の時代に、もう一度、こうして作品を届けることができて、とてもうれしいです。どうかみなさん、今後も応援をよろしくお願いいたします。
いよいよ始まる新作アニメ『ひぐらしのなく頃に』。2021年1月28日に発売となる『うみねこのなく頃に咲』。そして、待望の新作となる『幻想牢獄のカレイドスコープ』。筆者も竜騎士07氏の作品とともに青春時代を歩いてきたひとりだが、2020年になって、またあのワールドを体験できることに心が躍って仕方がない。
とくに、多くの情報が明らかになった『ゲロカス』に関しては、メディア向け質疑応答で話すテンション高めの竜騎士07氏から、作品に対する気合をひしひしと感じることができた。これまで『なく頃に』シリーズを楽しんできた皆さんはもちろんのこと、これから始めて竜騎士07ワールドに触れるみなさんも、ますます盛り上がる“竜騎士07Project”を要チェックだ。