キューブという名の通り立方体に近いボディーがかわいい

 いまから19年前の2001年(平成13年)9月14日は、ニンテンドーゲームキューブが発売された日。

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 ゲームキューブは、任天堂から発売されたニンテンドウ64の後継機種に当たる据え置き型ゲーム機。プレイステーション2やXbox、ドリームキャストと同じ、俗に言う第6世代のゲーム機である。グラフィックの進化などに伴うゲームの大容量化に対応するため、任天堂では初となる光ディスクメディアを採用している。光ディスクの直径は8センチで、いわゆるシングルCDと同じサイズになっていた。容量は約1.5ギガ。ニンテンドウ64が開発の難しいハードだった反省を踏まえ、ゲームキューブは“クリエイターにフレンドリーなマシン”をコンセプトに作られている。

 特徴的なのは本体の形状。キューブという名の通り立方体に近いボディーをしており、加えてかなりコンパクトサイズ。背面に当たる部分にハンドル(取っ手)が付いているのがいささか風変わりだったが、筆者などは編集部内で画面撮影する際に本体を頻繁に持ち歩いたのでけっこう重宝した記憶がある。というか家庭用ゲーム機全ハードの中でもトップクラスにかわいい形なのが気に入っていた。なお、本機は2002年度のグッドデザイン賞も受賞している。

 本体のカラーバリエーションもあり、最初はバイオレットのみだったが、2001年11月21日にオレンジとブラックが、2002年12月1日には価格改定とともにシルバーが追加された。

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 コントローラーの形状も一風変わっていたのだが、ボタンの大きさや形にバラ付きがあるのが目を引いた。緑色のいちばん大きな丸のAボタンを中心に、赤い小さな丸のBボタン、灰色で横長楕円のYとXボタンが配置されているのが非常にユニーク。しかし、不安定そうな形とは裏腹に手に収めたときの安定感は高く、何よりボタンが押しやすいことに驚かされたゲームファンも多かったのではないだろうか。

 いちばん大きなAボタンがキーボードのホームポジションのような役割を果たして位置関係がわかりやすいうえ、形状の違いで触った瞬間にボタンの種類が判別可能だったので、指で探るような動作をする回数は確実に減ったと思われる。そういった要因からか、ゲームキューブコントローラーの愛好家はかなり多い。WiiやNintendo Switchで『スマブラ』が発売された際に、ゲームキューブコントローラーも発売されるという自体だけでも驚きなのだが、愛好家たちは毎回しっかり手に入れているので恐れ入る。

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 ゲームキューブのローンチタイトルは『ルイージマンション』、『ウェーブレース ブルーストーム』、『スーパーモンキーボール』とやや少なめ。しかし、その後年内に『ピクミン』、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、『どうぶつの森+』といった目玉ソフトが怒涛のラッシュ。名作と評判のタイトルも多く『スーパーマリオ サンシャイン』、『ゼルダの伝説 風のタクト』、『ちびロボ!』、『カービィのエアライド』、『ペーパーマリオRPG』なども発売された。筆者は記事担当もしていたゲームキューブ版の『biohazard』が大好きで、いまでも傑作だと思っている。とくにグラフィックは凄まじく、同世代のゲームで太刀打ちできたソフトはなかったのではないだろうか。

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『ルイージマンション』
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『ウェーブレース ブルーストーム』
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『スーパーモンキーボール』

 先日公開されたスーパーマリオブラザーズ35周年Directで、Nintendo Switch用ソフト『スーパーマリオ 3Dコレクション』が2020年9月18日に期間限定販売タイトルとして発売されることが発表されたが、その中に先に挙げたゲームキューブの名作『スーパーマリオ サンシャイン』が収録されている。この機会に遊んでみるのもいいかもしれない。

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