2015年(平成27年)9月10日は、Wii U用ソフト『スーパーマリオメーカー』が発売された日。本日で発売5周年を迎えた。

 『スーパーマリオメーカー』は、任天堂から発売されたアクションゲーム。タイトル通り、『スーパーマリオ』のコースを自由に作って遊ぶことができるのが最大の特徴となっている。『スーパーマリオ』発売30周年直前に発売されたこともあって世界中で話題となり、大ヒットを記録した。

SUPERMARIOMAKER01

 完成度の高いゲームが作れるエディット機能ほど操作などが煩雑になりがちだが、本作は誰でも簡単にコースを作れてしまうのがスゴイところ。Wii U Game Padとタッチペンを使ってパーツを配置し、コースの絵を描くような“らくがき感覚”で仕上げられる仕組みには多くのユーザーが脱帽。比較的エディットを投げ出しがちな筆者も、ファミコン版『ナッツ&ミルク』以来になるくらい久々に本気でエディットにチャレンジできた記憶がある。

 地上、地下、水中、お化け屋敷など、さまざまなシチュエーションを再現できるのはもちろん、“ドッスン”と“パタパタの羽”を組み合わせて新しいパーツを作り出してしまうなんていう離れ業も可能で、これには熱心なファンほど驚かされたのではないだろうか。ファミコン時代の『スーパーマリオ』からWii Uの当時最新の『スーパーマリオ』まで、シリーズ(スキン)をボタンひとつで切り替えられるのもうれしい機能だった。

SUPERMARIOMAKER02
SUPERMARIOMAKER03
SUPERMARIOMAKER04
SUPERMARIOMAKER05
SUPERMARIOMAKER06
SUPERMARIOMAKER07

 何より、自分で作ったオリジナルコースをネットを介して世界中に発信できるのが大きな魅力。筆者の幼いころは『ナッツ&ミルク』でエディットステージを一生懸命作っても、遊んでもらえるのは兄だけだったので本当に素晴らしい時代になったとしみじみ思ったりもする。もちろん、世界中のユーザーが考えたコースでも遊べてしまうのだから、楽しさは無限大。あっと驚くような仕掛けに舌を巻いたり、そういう使いかたがあったのかと感心させられたり、世界中の職人が工夫を凝らしたコースがどんどん追加。まさに、遊んでも遊んでも終わらない『スーパマリオ』と言ったところだろうか。

 難度が非常に高くてもおもしろいコースは、何度もチャレンジしたくなる魅力があって、ユーザー人気も絶大。多くの人が何度もやられて挫けそうになりながらも、悔しくてクリアーまでやり続けてしまったのではないかな。2015年の発売当時、投稿された激むずコースにチャレンジする実況配信なども話題を集めていたので覚えている人も多いだろう。世界中から投稿されたコースを100人のマリオでチャレンジする“100人マリオチャレンジ”といったモードも人気を博していた。

SUPERMARIOMAKER08
SUPERMARIOMAKER09
SUPERMARIOMAKER10

 2016年12月1日には、ニンテンドー3DS版『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』も登場。2019年6月28日には、Nintendo Switchで待望の続編『スーパーマリオメーカー2』が発売されてシリーズ化と相成った。ふたりでいっしょにコース作りができたり、4人のプレイヤーとオンラインバトルができるなど、新要素も多数追加されている。