マイクロソフトが、ゲーム映像配信プラットフォームのMixerを2020年7月22日(アメリカ時間)で終了することを発表した。なお配信者にはFacebookのプラットフォームであるFacebook Gamingへの移管が選択肢として用意される。

 Mixerは2016年に低遅延を売りにBeamとしてローンチし、程なくしてマイクロソフトが獲得。翌2017年からMixerとして再ブランディングされ、Xbox事業と隣接するゲーム関連事業の一環として展開されてきた。

 昨年よりAmazon傘下のTwitchで世界的成功を収めたNinjaやShroudなどの有名配信者と独占契約を結ぶなど影響力拡大を狙った引き抜き攻勢を仕掛けてきたが、サービス全体の十分な成長には至らず今回サービス停止という事に。

 Facebook Gamingはゲーム映像配信ビジネスを見込んだFacebookが2018年にローンチしたサービス。Mixerと同じようにゲーマーへの浸透はそれほどうまく行っておらず、今回Mixerのコミュニティの引き受け先になることで足がかりにしようという意図がうかがえる。