ゲーム史に燦然と輝く名作ソフトが多数発売

 いまから24年前の1996年(平成8年)6月23日は、任天堂からニンテンドウ64が発売された日。

 ニンテンドウ64は、スーパーファミコンの後継機として登場した据え置き型ゲーム機。名称どおりに“64ビット”のCPUを搭載しており、同世代のライバル機たちと比較すると3Dポリゴンの演算能力に優れていたのが大きな特徴。そのため、プレイヤーの操作に合わせてゲーム画面を瞬間的に生成する必要があるフル3Dゲームや、より高度で複雑なシミュレーションゲームの制作を実現することができた。他社ハードがCD-ROMなどの光学ディスクを採用する中で、本機はファミコンからユーザーが慣れ親しんだロムカセットを用いていた点も特徴的なポイントだ。

 コントローラは、3Dゲームに対応すべくファミコン、スーパーファミコンから大きく進化。トライデントの先端のようにグリップが三叉になった非常にユニークな形状をしており、ゲームによってグリップの握り場所を変えてプレイする。基本的な握り方は3種類で、それぞれ“ライトポジション”、“レフトポジション”、“ファミコンポジション”と呼称されていた。

 コントローラのセンターグリップ部分には“3D(サンディ)スティック”と呼ばれる、家庭用ゲーム機で初の標準搭載となるアナログスティックが配置されている。いまでは当たり前のアナログ入力だが、当時としては非常に画期的で、スティックを倒す角度に応じてマリオの歩く速度が変わっていくことにすら、驚き感動したものだった。筆者的には3Dスティックを回転させたときにカコカコ鳴る音と感触が好きで、暇さえあればクルクル回転させていたことを覚えている。プレイステーションでも1997年4月25日に“アナログコントローラ”が発売され、以降はゲーム機のスタンダートとなっていった。

 フォースフィードバック、いわゆる振動機能がコントローラーに搭載されたのもこの時期で、ニンテンドウ64は1997年4月27日に発売した“振動パック”をコントローラーに装着させることで実現。ゲーム内のイベントなどに応じて振動し、より深い没入感を得られるようになった。初の対応ソフトは振動パックと同時発売の『スターフォックス64』。

 ニンテンドウ64のローンチタイトルは『スーパーマリオ64』、『パイロットウイングス64』、『最強羽生将棋』の3タイトル。なかでも『スーパーマリオ64』は本体と同時購入して、思い出の作品となっている人も多いのではないだろうか。『スーパーマリオ』シリーズで初めての3Dアクションゲームで、3Dで作られた世界を自由に動き回れる楽しさに誰もが夢中になった。筆者的にも箱庭探索ゲームのナンバーワン作品としてかなり思い出深い。

 ほかにもゲーム史に燦然と輝く名作ソフトを多数発売していて、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』、『マリオカート64』、『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』、『どうぶつの森』など、枚挙にいとまがないほど。筆者的には『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』が大好きで、週刊ファミ通の研修旅行の際にも本体ごと持参したくらいだった。

 先日発表されて話題になったばかりの『New ポケモンスナップ』も、ニンテンドウ64で1999年に発売された『ポケモンスナップ』がベースになっている。

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