重厚なストーリーなどでシミュレーションRPGとして屈指の大ヒットを記録

 いまから23年前の1997年(平成9年)6月20日は、プレイステーション用ソフト『ファイナルファンタジータクティクス』がスクウェア(当時)から発売された日。

 『ファイナルファンタジータクティクス』は『伝説のオウガバトル』や『タクティクスオウガ』で名を馳せた松野泰己氏が制作した『ファイナルファンタジー』のシミュレーションRPG。

 『タクティクスオウガ』の基本ゲームデザインと『ファイナルファンタジー』のジョブ&アビリティを組み合わせたシステムが人気でした。

 最初は見習い戦士とアイテム士しか選べませんが、ジョブレベルが上がるとナイトやシーフ、白魔導士や黒魔導士が選択可能に。その後も条件を満たすことでさまざまなジョブが選べるようになります。

 特定の条件のユニットを敵味方関係なく攻撃する“算術士”などトリッキーなジョブもいるため、やり込みがいがありましたね。

 また、仲間になるキャラクターのひとり、シドの強さも語り草。ふだんは女性キャラクターばかり使っている自分もさすがにシドはメインで使っていました(笑)。

 特定の条件で『ファイナルファンタジーVII』のクラウドを仲間にできたり、ミニゲームでサウンドノベルをプレイできたりと寄り道要素も豊富でした。

 『ファイナルファンタジータクティクス』と言えば社会派のストーリーも魅力。

 主人公のラムザは名門貴族ベオルブ家の三男。アカデミーに所属する士官候補生で、テロリスト集団である骸旅団を壊滅するために戦っていました。

 しかし、そんな中で彼は平民と貴族の違いに悩み始めることに。そんな折、親友のディリータの妹が誘拐されてしまいますが、ラムザの兄たちは平民だからという理由で彼女のことを見捨てます。

 ディリータは妹の亡骸を抱えたまま行方不明となり、ラムザも騎士団から逃げ出す……という導入でしたね。

 さまざまな思惑が絡み合うストーリーは重厚で引き込まれるものがありました。主人公のラムザや幼なじみのディリータをはじめ、正義感の強い騎士のアグリアスや現実主義者のガフガリオンなど、敵味方問わず、どのキャラクターも魅力がありました。

 その後の展開として『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』がゲームボーイアドバンス向けに、『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』がニンテンドーDS向けに発売されましたが、ストーリーは別物となっており、主人公のラムザが本編のエンディング後にどうなったのかはユーザー間でも議論になりました。ちなみに2014年に松野さんがツイッターで答えをつぶやいていました。

 『ファイナルファンタジータクティクス』は、2007年には追加要素を加えた『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』としてPSPで発売され、現在はiOSやAndroidでもプレイすることができます。色褪せぬ名作なのでぜひプレイしてみてください!

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