日本ゲーム大賞2019の年間作品部門で唯一スマートフォンタイトルとして優秀賞を受賞した『メギド72』は、コンシューマータイトルをメインにプレイするユーザーが抱きがちな“スマートフォンゲーム=オートプレイや放置”といったイメージを払拭してくれる作品だ。
特許を取得した”ドラフトフォトンシステム”を使った本作のバトルは、簡潔なシステムながら多彩な能力を持つメギド(悪魔)たちの組み合わせによって非常に幅広い戦略性を持ったものになっており、同じボスに対してもプレイヤーごとに大きく異なる攻略法が編み出されている。
2020年3月9日から3月31日にかけて“メギド39(サンキュー)キャンペーン”が開催されており、クエストに必要なST量が39%OFFになるなど、いまなら仲間の育成もより進めやすくなっている。
さらに、このキャンペーンでは、一部イベントクエストのクリア報酬などで獲得できるメギドやオーブの中から、好きな1体を指名して召喚できる"EV指名召喚チケット"なども配布される。
本記事では、『メギド72』の魅力を支える3つの柱となる要素を紹介しつつ、39キャンペーンの内容も紹介していく。
『メギド72』ダウンロードページ
魅力その1:ゲーム性の高さ
“絶望を希望に変えるRPG”というジャンル名を標榜しているように、『メギド72』はRPG作品だ。そしてRPGを語るうえで欠かせない柱のひとつは、やはりゲーム性の大半を占めるバトルだろう。
本作のバトルで取れる基本的な行動は、大きく分けると“アタック”、“スキル”、“チャージ”の3つに分類される(厳密に言うと“オーブ”という装備品のようなものを使う要素もあるが、今回は割愛させていただく)。
バトルが始まると、上記3種類のコマンドを表す“フォトン”がランダムに出現し、敵味方で交互にひとつのフォトンを選択、分配していき、選んだフォトンに応じてそれぞれが行動を行う。いわゆる“たたかう”、“まほう”といったコマンドを毎ターン取り合って戦うイメージだ。
独自性が強いだけに最初こそ戸惑うかもしれないが、チュートリアルをこなしつつプレイをしていくと、次第にその戦略性が飲み込めてくる。フォトンはランダムに出現するため、毎ターンどう動くかを考える必要があるのだ。
また、仲間となるメギドたちは攻撃、防御、回復、支援などさまざまな能力を持っており、アタックフォトンで攻撃、チャージフォトンで奥義発動に必要な覚醒ゲージを貯めるという行動は基本的に全メギド共通だが、スキルフォトンはメギドごとにまったく異なる効果を発揮する。
多種多様なスキルを持つメギドたちをいかに組み合わせて戦術を立てるか、これを考えるのが『メギド72』最大の醍醐味と言ってもいいほどに、本作のパーティー編成には幅と深みがある。
同じパーティーから1体変えるだけで戦いかたが変わるため、プレイを進めれば進めるほど試してみたい戦術は増えていく。
アタック、スキル、チャージの3コマンドで戦うというシンプルなバトルでありつつ、メギドの多彩さも手伝って戦いかたはプレイヤーごとに千差万別。本作のテーマともなっている“多様性”を見事に体現しているバトルシステムと言えるだろう。
また、多様性を持っているのは味方だけでなく、さまざまな方向性で手強さを見せてくれるボスの存在も本作の特徴であり、魅力だ。
強敵にぶつかり、どんなパーティーなら勝てるか、あるいはどのようにフォトンを選んでいけば勝てるか、といった思考と試行の要素がふんだんに盛り込まれた本作は、放置、ながらプレイではなくしっかりと“ゲームを遊びたい”と思っている人にこそオススメの作品だ。
魅力その2:キャラクターの多様性
ゲーム性だけでも日本ゲーム大賞2019で年間作品部門“優秀賞”を受賞しただけはある、と思わせてくれる『メギド72』だが、その魅力を支えるもうひとつの大きな柱がキャラクター性だ。
先ほども触れた通り、本作のテーマは多様性であり、それは仲間となるメギドたちについても十二分に発揮されている。バトルにおける性能はもちろん、ビジュアルだけを見ても小さな子どもからシブめのオジサンまでと幅広いラインアップとなっており、自分好みのメギドがきっと見つかることだろう。
また、メギドたちにはレアリティの概念がなく、どのメギドも同じように鍛え、育成することができる。スマートフォンタイトルにありがちな、“好きだけどレア度が低くてベンチ要員”という憂き目に遭うことはないのだ。
本作ではマルチプレイでもバトルはソロプレイ時と同様に進むため、特定のメギドを持っていないせいで肩身が狭い思いをすることもなく、自分の好きなメギドを最大限に活躍させるためのパーティー編成を楽しむことができる。
同様の理由で、新しいメギドが登場した際にも、そのメギドを召喚(ガチャで入手)しないと環境に置いていかれる、といったこともなく、ガチャの強迫観念のようなもので気を揉まなくていいのも、この時代にはうれしいポイントだ。
魅力その3:ユーザーフレンドリー性
そして、『メギド72』という作品の魅力を支える第3の柱が、ユーザーフレンドリー性。言い換えれば制作陣からプレイヤーへの気遣いであり、そこから感じられる制作陣の持つ作品への愛だ。
本作のユーザーフレンドリーな部分は、単純に利便性を追及している(そして便利である)というだけでなく、制作陣による“おもしろいゲームを作ったから遊んでほしい!”という気概が感じられ、そこに好感が持てるのだ(という言いかたはやや上から目線になってしまって恐縮だが)。
その便利さのひとつとして挙げたいのが、“攻略チケット”の存在だ。こちらは攻略チケットとクエストに必要なSTを消費することで、ステージを一瞬でクリアーし、ドロップするアイテムや経験値を瞬時に獲得できるというもの。
こういった周回短縮用のシステムは別のタイトルでも増えてきているように思うが、攻略チケットはステージをコンプリート(味方が全員生存した状態でクリアー)しないと使うことができない。
逆に言えば、コンプリートすることが単に自己満足的な目標ではなく、周回が楽になるというゲーム的メリットも生むようになっているのだ。忙しいときにサクッとアイテム回収、パーティーのレベル上げができるという利便性を導入すると同時に、クエスト攻略へのモチベーションを上げてくれる要素にもなっていると言えるだろう。
また、攻略チケットやST回復用のアイテムなどが入手しやすく、課金をせずともその恩恵を十分に受けられるのも本作の親切なところ。『メギド72』は何かにつけてログインボーナスを追加してくれ、召喚に必要な魔宝石なども含め、さまざまなボーナスをくれるのだ。
メギドたちは特定の贈り物(いわゆる進化素材)を贈ることで進化できるのだが、必要な贈り物をタップすればその贈り物が手に入るクエストに直接アクセスすることもでき、メギドの育成が進めやすくなっている点にも触れておきたい。
メインクエストなどで入手できる汎用的な贈り物のほかに、曜日ごとに日替わりで開催される“メギドクエスト”で集める贈り物もあるのだが、こちらはその日に入手可能なものがある場合、贈り物の欄に目印が表示されるようになっている。
先ほども触れたが、本作はイベントで仲間になるメギドも戦力として十分活躍できる能力を持っている。
そのメギドを仲間にするにはイベントクエストをクリアーする必要があるのだが、イベントクエストでは毎回イベント限定の能力強化を行うことができ、プレイを始めたばかりのプレイヤーでもクリアーしやすくなっているのだ。ここにも、手持ちのメギドを増やして戦略の多様性を楽しんでほしい、という姿勢を見ることができるだろう。
メギド39(サンキュー)キャンペーンでスタートダッシュ!
ゲーム性、キャラクター性、そしてユーザーフレンドリー性が支える確たるおもしろさを持つ『メギド72』。本文でも触れてきた通り、本作はマルチプレイでもバトルはソロプレイと同様に進むため、基本的に急いでプレイをする必要はなく、どのタイミングでプレイを始めても問題はない。
とは言え、せっかくお得なキャンペーンが開催されているのであれば、これを逃す手はないのもまた事実だ。3月31日まで開催されるメギド39キャンペーンでは各種クエストのST消費が39%OFFとなり、より手軽に周回を進められる。つまり育成や進化を進めやすくなっている。
曜日ごとに開催されるメギドクエストで、その日に登場していないメギドを呼び出し、さらにドロップ率が倍になるボーナスタイムを発生させられる“呼び鈴”の利用回数も1日1回から1日2回に増加しており、メギドの進化を一気に進めてスタートダッシュを決めるのにも絶好の機会だ。
また、いまプレイを始めれば17体のメギドと8個のSSRオーブの中から1体選んで召喚できる“EV指名召喚チケット”がゲットできるのもうれしいポイント。前述の39キャンペーンを活用することで、“EV指名召喚チケット”で獲得したメギドやオーブを効率よく育成できるので、通常のタイミングでスタートするよりもかなりお得なタイミングと言える。
一度始めてしまえばマイペースに楽しめる作品なので、少しでも興味を持った人はぜひ試しにインストールして遊んでみてほしい。
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