2020年3月18日、香川県で香川県議会定例会が開催され、いわゆる“ゲーム規制条例”と呼ばれる“香川県ネット・ゲーム依存症対策条例”が、賛成多数で成立した。
2020年1月に公表された条例素案では“基準”としていた“利用時間60分”については“目安”となるなど一部変更が加えられた。
条例は罰則のない“理念条例”となっているものの
インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む。)に供する事業又はコンピュータゲームのソフトウェアの開発、製造、提供等の事業を行う者は、その事業活動を行うに当たっては、県民のネット・ゲーム依存症の予防等に配慮するとともに、県又は市町が実施する県民のネット・ゲーム依存症対策に協力するものとする。(11条)
出典:香川県ネット・ゲーム依存症対策条例議案(PDF)
など、事業者に対する文言も盛り込まれている。
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例議案 (PDF)なお、2020年3月10日には、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、 一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)、一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)の4団体が共同で「多様な成長を阻害するおそれのある一律規制でなく、保護者と相談して未成年者が主体的にルール(約束)を作ることを推奨する」とする声明を発表している。
ゲームを安心・安全に楽しんでいただくために(CESA)(PDF)