好きなメダロットは“ゴッドエンペラー”、クワガタ派の西川くんです(ゆえにロクショウ多めです。メタビーファンの方々すみません!)。2020年1月23日よりiOS/Androidにて、『メダロット』シリーズの最新作である『メダロットS』が、いよいよ配信となります!

 『メダロット』シリーズは1997年にゲームボーイにて発売されたRPG作品。漫画、アニメなどで展開されたほか、おもに携帯ゲーム機で人気を博したタイトルです。ナンバリングタイトルとしては、2015年に発売された『メダロット9』まで続いており、いまでも根強い人気を誇ります。そんな『メダロット』シリーズの最新作が、ついにスマートフォンで遊べるようになったのです。

 本記事では、事前に『メダロットS』の開発中のバージョンをプレイ。気になるゲームシステムなどを紹介しつつ、筆者のプレイした感想をお届けしましょう。

五輪イヤーにメダリンピック!

 “メダロット”とは、ティンペットと呼ばれるフレームに、パーツとメダルを装着したロボットの名称(設定としてはおもちゃの一種)。『メダロット』の世界では、メダロットどうしを戦わせる競技“ロボトル”が流行しているというのが、シリーズ共通の基本的な世界設定となっています。

 『メダロットS』の物語は、世界中の強いメダロッター(メダロットを所有する人の総称)たちが、頂点を競い合う世界大会“メダリンピック”の開幕からスタート。プレイヤーは主人公・アラセとなり、ひょんなことから新メダロットの“クロスメサイア”を譲り受け、メダリンピックに挑んでいきます。そこにシリーズおなじみの悪の組織“ロボロボ団”などが絡んでいき……というのが大まかなストーリー。

ヒロインのヒサキから、クロスメサイアことクロスを譲り受けます
お嬢様であるヒサキの元パートナーということもあり、クロスはかなり紳士的なメダロットです

 物語の中には『メダロット2』などの主人公・イッキのほか、テレビアニメシリーズではなじみ深いミスターうるちも登場。「合意と見てよろしいですね?」と、いつでも登場する姿はファンにはたまらない要素ですよね! また、ストーリーの進行とともに、そのほかにも歴代のキャラクターたちが続々登場しますよ(事前に『メダロット2』などのヒロインである、アリカの登場は告知されていましたね)。

ちなみにミスターうるちの「ロボトルファイト!」などはボイス付きです!
いったいどこのイッキさんなんだ……。

メダロットをカスタマイズ!

 『メダロット』シリーズは、頭部、右腕、左腕、脚部の計4つのパーツと、メダルを組み合わせて、自分好みのメダロットで戦えるのが大きな特徴です。本作でももちろん、そのシステムは踏襲されています。

集めたパーツをとりあえず集結させたメダロットもいいですし
純正で固めた構成でもアリです

 メダルのレベルアップによるステータスアップはそのままに、本作では各パーツを強化することでメダロットの戦力増強が図れます。また、ガチャなどで同じパーツを再度入手しても、各パーツがパワーアップしていくシステムです。強化には強化用のアイテムを使うのですが、★3パーツともなると後半は非常にレベルが上がりにくく、かなり育てがいがありそうだなと感じました(レア度はレベルアップの上限に関わっています。詳細は後述)。

 パーツはミッションの達成や、ステージクリアー時のドロップ、またはガチャで引き当てると入手できます。レア度は★1~★3まで用意されていて、★3のほうが強力です。“メタビー”や“ロクショウ”といった、初代『メダロット』から登場するおなじみのメダロットから、『メダロット5』より登場の“スノーフェンリル”、『メダロットR』より登場の“カイゾクロ”など、歴代メダロットが多数収録されているのは、ラインアップを眺めているだけでもうれしい要素でした。

ちなみにチュートリアルでは提示された5体の★3メダロットから、好きなものを1体貰えますよ。

 なお、ガチャから排出されるのはパーツ1個、またはパーツ一式となっています。パーツ1式のほうが排出率が低く、★2レア度のパーツ1個<★3レア度のパーツ一式といった具合です。チマチマパーツを集めてメダロットをくみ上げる楽しさも、純正パーツ一式を揃える満足感も味わえるわけです!

 ちなみにメダロットの各パーツは最大★5までレア度をアップさせられます。レア度が上がれば上がるほど強化回数の上限が解放されるので、より強いパーツに鍛えることができます。
 
 つまり、★1のパーツを手に入れたとしても、育てていけば★5にできるわけです。ガチャで引ける★3レア度のメダロットパーツは、あくまで育てる過程がある程度スキップされたお得なパーツ、といった感じでしょうか。

 ガチャの表記だけ見ると「俺のブルースドッグが★2じゃん!」などと思ってしまう人もいると思いますが、そこはご安心を! 育てればメタビーにもロクショウにも匹敵するパワーを引き出せるのです。好きなメダロットをとことん使い込める仕様なのは、ファンとしてうれしい限りです。

バトルシステムはいつものロボトル!

 『メダロット』シリーズといえば、やはり初代から続く独特のバトルシステムも特徴のひとつです。攻撃開始から攻撃のクールダウンまでの時間が、まるでシャトルランのように表示される独特の画面は代名詞とも言えるでしょう(正確に言えば、行動までの時間を“充填”、行動終了時から行動選択までを“冷却”と呼びますが、シャトルランと呼称します(笑))。

画面端がコマンド選択ライン。真ん中のラインが行動発動ライン。そのあいだを行き来するわけです。

 基本的なバトルシステムはほかの『メダロット』シリーズと同じです。ロボトルの基本は、最大3体のメダロットで挑むチーム戦。相手リーダーのメダロットを先に破壊したチームが勝利となります。なお攻撃では、装着されたパーツによってさまざまな攻撃やサポート技がくり出せるほか、『メダロットS』ではシリーズ作品のほとんどに登場した“メダフォース”システムも採用されています。

 コマンドを選択して攻撃すると、各パーツにダメージを与えることができ、頭部パーツを破壊することでメダロット撃破となります。腕パーツの破壊は壊れたパーツでの攻撃不能になり、脚部パーツ破壊ではシャトルランの速度がダウン。どこにヒットするのかは基本的にはランダム(全パーツに攻撃するものなどもあり)ですが、各パーツを壊していくのか、それとも頭部パーツを一気に破壊するのかの駆け引きが『メダロット』の基本と言えるでしょう。

破壊されたメダロットは、ティンペット姿となり背中からメダルがピーンと飛ぶのです

倍速やオートプレイもあり

 『メダロットS』ならではの要素として、バトルスピードを3段階で調節できる機能と、オートプレイに対応しています。使用すれば“ながらプレイ”なども可能なので、便利でうれしい機能ですね。

3速にすると、アニメーションが再生されず下にメッセージウィンドウが流れます。

 バトルスピード調節は、1速だとかなり遅いのですがバトルアニメーションをじっくりと楽しめるというような速度。サクサク遊びたい人はバトルスピードも速く、バトルアニメーションも省略される3速がオススメ。ただし3速は状況把握はしにくいので、基本的には2速で遊び、必ず勝てるようなステージでは3速にするといいでしょう。

 オートプレイは、コマンドをランダムに選択して自動的に攻撃してくれるもの。プレイヤーがなにもせずとも戦ってくれるので楽なのですが、どのコマンドかはランダム(ローテーション機能もアリ。完全ランダムが嫌という人はぜひ設定を)なので、メダフォース発動のためのゲージチャージをくり返したりと、思うようには動いてくれません(苦笑)。こちらも必ず勝てるようなステージで使うべきだと思います。

みんなでいっしょに手軽にロボトル!

 さて、現段階ではストーリーを楽しみつつメダロットを強くしていき、続きのストーリーを楽しむというのが『メダロットS』のメインコンテンツです。

ちなみに各メダロットには、メダロッターをパートナーできます。メダロッターによって能力が違うほか、メダロッターを育成するという要素もあるんです。

 ストーリーステージ以外にも、素材や強化アイテムが手に入るものや、特定メダロットパーツを収集できるイベントクエストもありますが、あくまでストーリーモードを進めるために用意されているといった感じです(または、メダロットをコレクションするために遊ぶ)。

こちらはサムライのパーツを獲得できるイベントミッション
ショップでは各種便利なアイテムのほか、パーツ一式の購入なども可能です。

 今回のプレイレビューは配信スタート時点のバージョンということもあり、正直やや遊び応えが足りないのかなという印象。ただし3月上旬に“メダリーグ”というコンテンツを実装予定とのこと。どんなコンテンツなのかは現状不明ですが、個人的には対人戦に期待したいところです。これまでも通信対戦はありましたが“ランク”のようなものがなかったので、そういった競いかたを本気で楽しめるといいなぁ……。

ちなみにこちらは集めたメダロットの図鑑となる“アルバム”。コンプリートを目指すのも楽しみのひとつでしょう。

 という個人的な思いはありつつも、気軽にテンポ良くロボトルを楽しめるのが『メダロットS』の魅力だと思います。手軽に始められることもあり、本作から『メダロット』シリーズを始める人にもうってつけでしょう。また、さまざまな要素でシリーズファンが喜ぶ要素も満載です! まずはとりあえずダウンロードしてみてはいかがでしょうか!