2019年9月12日~15日に千葉・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2019(12日、13日はビジネスデイ)。

 会場で見つけたちょっとおもしろいゲームを紹介。

・ファミ通.com”TGS 2019情報まとめ“特設サイト

君はラーメンを湯切ったことはあるか

 神奈川工科大学が出展しているハイスピードヌードルアクションゲーム『湯切りの頂』。

 その名の通りラーメンの“湯切り”をモチーフにしたミニゲームで、いかにうまく、そして素早く湯切りができるかを競うゲームだ。

 言葉で説明しても何が何だかわからない気がする。実際に遊んでいるところを見てもらえれば一目瞭然なので、まずは動画をどうぞ。

 何しろ筆者は学生時代にラーメン屋でバイトをした経験があるし、湯切りに関してはいわばセミプロ。自信満々で望んだ。

 とまあ、このように、湯切って遊ぶ。ザルの中には麺を模したゴム紐のようなものが入っていて、麺を落としてしまうと減点となる(勢いよく振りかぶると結構な頻度で落ちる。気をつけよう)。

 得点の後にランキングが出るのだが、順位は真ん中よりちょっと上の200位程度。セミプロと名乗った割には平凡な結果となってしまった。というかよく考えたらラーメン屋でバイトしてたときも別に麺を茹でる調理係じゃなくて、できたラーメンを持っていくホール係だったわ。さもありなん。

 評価点にはすべて湯を切りきるまでにかかった時間と、切ることができた水分量のほかに、“芸術点”という項目も。
 
 どうしたら芸術点が稼げるのかと出展者に尋ねたところ……

「じつは“必殺技”を使うと、芸術点がプラスされるんですよ」

 ひ、ひっさつわざ……。

「お見せしましょう(キラーン)」

 彼の持つ湯切り用深ザルが鋭く輝いたのだった。

 おお、すげえ!

 湯切りの必殺技“天空落とし”が決まり、順位も最上位クラスの8位に。なるほど。“切る”ように動かすから、それを“湯切り”と呼ぶのだな……。

 ちなみに、ゲームの仕組みとしては、ザルの中に加速度センサーが入っていて、それでザルの動きや速度を感知。PCで評価しているというもの。勢い余って麺がこぼれた際は減点となるのだが、そのチェックは隣に立つ係の人が目視し、こぼれたらテンキーで減点を入力するという力技だ(笑)。

 というわけで、東京ゲームショウ会場で無性に湯を切りたくなったら、神奈川工科大学のブース(ホール2)に足を運んでみてはいかがだろうか。