開発途中のイラストも含めたビジュアルブック

 重厚な世界設定のもと描かれるドラマがファンを魅了する、ハイスピードアクションゲーム、『ゴッドイーター3』。そのビジュアルを堪能できる単行本が、本日8月28日に発売となります。この記事は、編集担当者による本の紹介です。

『ゴッドイーター3』設定画、初期ラフなど満載のビジュアルブック、本日発売!(中身少し見られます)_01
表紙は小林くるみ氏の手による描き下ろし!

 さてまず、もっとも気になるキャラクター(登場人物)の章。主人公キャラクターに始まり、ユウゴやクレア、2019年5月のVer1.30アップデートで加わったジークの弟ニールら主要人物のほか、名もなき脇役たちにいたるまで、さまざまな設定画を収録しています。

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上のような完成立ち絵のほか、表情イラストも収録。

 決定稿に至る前の初期案など、ゲーム中で見られない開発途中のイラストは貴重。デザイナーの鉛筆タッチの手描き感あふれるイラストは、カラーイラストとはまた違った“生き生きとした躍動感”を放ち、見る者の目を釘付けにするでしょう。

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ラフや服装デザイン案など含めて、約40ページにわたる秘蔵の絵!

 荒々しく、そして力強くプレイヤーの前に立ちはだかったアラガミたち、大きく千変万化の外見が目を引く神機(武器)、そしてペニーウォートをはじめ、戦いをくり広げたゴッドイーター世界の美術設定――。これらもまた、登場人物とともにプレイの記憶に刻まれている、重要な要素です。

 設定画には、デザイナー諸氏からメッセージを寄せていただきました。デザイナーたちは何を考えながら、その絵を描き上げていったのか。産みの親たちのみが知る、子(絵)へ託した思いが読み取れるはずです。

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尋常ではない量の指定が書き込まれた、ARAGAMI設定画の数々。
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“背景”と呼ばれることもある美術ボード。読んだ後、もう一度ゲームで見に行きたくなる場所も。
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改めて単体で見ると、デザイナーのこだわりが伝わってくる神機デザイン。

 そうしたゲーム中のマテリアルのほか、リアルイベント“GOD EATER DAY”のために描き下ろされたイラスト、応援イラストなど、バリエーションに富むファンイラストからは、やや緊張が解けた、描き手の遊びも感じられるのではないでしょうか。

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イベントに参加できなかった人も、この機会にイラストを堪能してください。

 最後のページを閉じ、ゲームを立ち上げふたたび世界に立つ。隣りにいる相棒の顔が、いつもより少しだけ優しく見えるかもしれませんよ(なんてな!)。

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板倉耕一氏が手掛けた週刊ファミ通の表紙イラストも収録!

 最後にもう一度。本日発売です。

 余談レベルになりますが、電子書籍版についても触れておきましょう。

 本書の電子書籍版は、イラストレーターが描いたときに意図した色がそのまま再現されるよう収録しています。わかる人にわかる言いかたをすると、(本の制作過程でCMYK変換されることなく)RGB24ビットカラーから色の損失がない状態で収録されています。これはゲーム素材と相性のいい手法で、たとえば、神機の色やキャラクターの瞳の色(違いが出ない人もいる)の透明感や鮮やかさにおいて、印刷版との違いが見て取れるでしょう。

書籍情報

書名:ゴッドイーター3 ビジュアルアートワークス
※電子書籍版の書名は「ゴッドイーター3 ビジュアルアートワークス [原色コレクション]」です

発売日:2019年8月28日 ※電子書籍版も同日配信予定
判型:A4判/224ページ
定価:3348円[税込](3100円[税抜])※電子書籍版も同価格

ゴッドイーター3 ビジュアルアートワークス、Amazon販売ページ(https://www.amazon.co.jp/dp/4047334243/)