2019年5月20日、米国メディアの“The Hollywood Reporter”は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が、映画やテレビ作品を手掛ける部門“PlayStation Productions”を立ち上げたことを報じた。

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 記事によると、同スタジオでは、SIEが持つ100以上のゲームIP(知的財産)から、映画やテレビ向けにプロジェクトを展開していくとのこと。プロジェクトの製作はすでに第一段階に入っており、Culver Cityにあるソニーのスタジオで動き出しているようだ。

 SIEのゲームIPとしては、Naughty Dogの『アンチャーテッド』シリーズや『The Last of Us』(過去には両作品ともに映画化の企画が進行しているとの報道あり。『The Last of Us』については後に企画の中止も報じられている)、SIEベンドスタジオの『Days Gone』などが映像化しやすいように思われるが、果たしてどんなタイトルが対象になるのか期待が高まる。

 また、グループの関連会社には映像メディア企業のソニー・ピクチャーズがあり、ゲームIPとも親和性が高い作品を展開しているが、PlayStation Productionsとの棲み分けはどうなるのか? ゲームファン、映画ファン両方にとって気になるところだ。

[2019年23時50分追記]