ゲーム総合情報メディア“ファミ通”は、2018年の国内家庭用ゲーム市場についての速報を発表。集計期間は2018年1月1日~2018年12月30日。
「ファミ通」2018年国内家庭用ゲーム市場規模速報 2018年国内家庭用ゲーム市場規模は4343.0億円。
ソフト市場は前年比108.2%で2年連続プラス成長。
DL版含めた年間ソフト首位は「モンスターハンター:ワールド」。
ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、2018年の国内家庭用ゲーム市場について、以下のとおり速報をまとめました。集計期間は2018年1月1日~2018年12月30日です。
2018年国内家庭用ゲーム市場規模:4343.0億円
(集計期間:2018年1月1日~2018年12月30日/週数:52週)
※市場規模はハード・ソフト(オンライン含む)の合計値です。
市場規模比較
(2017年の集計期間は2016年12月26日~2017年12月31日/単位:億円)
年代:2018年(52週)
ハード:/1700.9
ソフト(※):2642.1
合計:4343.0
年代:2017年(53週)
ハード:2023.7
ソフト(※):2440.8
合計:4464.5
※ソフト市場規模には、おもに店頭および通信販売で決済されたパッケージソフトと、オンライン決済(ダウンロード販売、サブスクリプション、追加課金等)の金額の推計が含まれています。
国内家庭用ゲーム市場規模推移
(集計期間:2012年12月26日~2018年12月30日/単位:億円)
2018年家庭用ゲームソフト販売本数 TOP10
(累計販売本数の集計期間は各発売日~2018年12月30日/単位:本)
順位:1位
ハード:PS4
タイトル:モンスターハンター:ワールド
メーカー:カプコン
発売日:2018/1/26
推定販売本数(パッケージ):1,985,886
推定販売本数(ダウンロード):873,898
販売本数(合計):2,859,784
順位:2位
ハード:Switch
タイトル:大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
メーカー:任天堂
発売日:2018/12/7
推定販売本数(パッケージ):2,360,655
推定販売本数(ダウンロード):309,229
販売本数(合計):2,669,884
順位:3位
ハード:Switch
タイトル:ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go!イーブイ
メーカー:ポケモン
発売日:2018/11/16
推定販売本数(パッケージ):1,253,677
推定販売本数(ダウンロード):107,945
販売本数(合計):1,361,622
順位:4位
ハード:Switch
タイトル:スプラトゥーン2
メーカー:任天堂
発売日:2017/7/21
推定販売本数(パッケージ):1,122,324
推定販売本数(ダウンロード):68,630
販売本数(合計):1,190,954
順位:5位
ハード:Switch
タイトル:マリオカート8 デラックス
メーカー:任天堂
発売日:2017/4/28
推定販売本数(パッケージ):926,553
推定販売本数(ダウンロード):76,139
販売本数(合計):1,002,692
順位:6位
ハード:Switch
タイトル:スーパー マリオパーティ
メーカー:任天堂
発売日:2018/10/5
推定販売本数(パッケージ):764,853
推定販売本数(ダウンロード):62,739
販売本数(合計):827,592
順位:7位
ハード:Switch
タイトル:星のカービィ スターアライズ
メーカー:任天堂
発売日:2018/3/16
推定販売本数(パッケージ):664,815
推定販売本数(ダウンロード):56,104
販売本数(合計):720,919
順位:8位
ハード:Switch
タイトル:Minecraft
メーカー:日本マイクロソフト
発売日:2018/6/21
推定販売本数(パッケージ):525,045
推定販売本数(ダウンロード):166,272
販売本数(合計):691,317
順位:9位
ハード:PS4
タイトル:コール オブ デューティ ブラックオプス 4
メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発売日:2018/10/12
推定販売本数(パッケージ):479,511
推定販売本数(ダウンロード):145,458
販売本数(合計):624,969
順位:10位
ハード:Switch
タイトル:スーパーマリオ オデッセイ
メーカー:任天堂
発売日:2017/10/27
推定販売本数(パッケージ):575,926
推定販売本数(ダウンロード):22,020
販売本数(合計):597,946
各ハードの販売台数
(累計販売台数の集計期間は各発売日~2018年12月30日/単位:台)
ハード名:ニンテンドー3DS(※1)
メーカー名:任天堂
発売日:2011/2/26
2018年推定販売台数:566,420
推定累計販売台数:24,304,964
ハード名:プレイステーション Vita
メーカー名:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発売日:2011/12/17
2018年推定販売台数:181,728
推定累計販売台数:5,825,354
ハード名:Nintendo Switch
メーカー名:任天堂
発売日:2017/3/3
2018年推定販売台数:3,482,388
推定累計販売台数:6,889,546
ハード名:プレイステーション4(※2)
メーカー名:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発売日:2014/2/22
2018年推定販売台数:1,695,227
推定累計販売台数:7,552,090
ハード名:Xbox One(※3)
メーカー名:日本マイクロソフト
発売日:2014/9/4
2018年推定販売台数:15,339
推定累計販売台数:102,931
※1:ニンテンドー3DS、ニンテンドー3DS LL、Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LL、ニンテンドー2DS、Newニンテンドー2DS LLを含む合計値です。
※2:プレイステーション4 Proを含む合計値です。
※3:Xbox One S、Xbox One Xを含む合計値です。
注)
※ソフトの売上本数については、集計期間中に販売されたすべてのタイトルを対象としています。2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。(発売日は前に発売されたものを表示しています)
※パッケージソフト(ダウンロードカード、本体プリインストール版を含む)の推定販売本数は、ファミ通協力店の皆様からご提供いただいた情報をもとに、家庭用ゲーム機各機種に対応したソフトを同一の条件でファミ通が独自に推計したものです。また、ダウンロード版の推定販売本数は、家庭用ゲーム機各機種のダウンロード販売サイトにおいて有償で配信されているソフトを対象に、Gzブレインが週単位で実施しているeb-i(Entertainment Business Insight)の調査のほか、さまざまな情報をもとに独自に推計したものです。
2018年の国内家庭用ゲーム市場について
2018年の家庭用ゲーム市場規模は、ハードが昨年対比84.1%の1700.9億円、ソフトが同108.2%の2642.1億円(うちオンラインが882.0億円)、合計で同97.3%の4343.0億円となりました。ハード市場は昨年対比でマイナスとなりましたが、2013年から2016年の市場規模を上回っており、依然として高い水準と言えます。一方、ソフト市場はダウンロード販売が大幅拡大し、オンライン決済全体を含め、2年連続で昨年対比プラスとなりました。
ダウンロード販売を含めたソフトランキングの年間首位は、286.0万本を販売した「モンスターハンター:ワールド」(カプコン/2018年1月26日発売/PS4)が獲得。2018年初頭におけるプレイステーション4本体の販売を牽引しました。なお、ダウンロード版の売上が87.4万本と全体の3割近くを占めています。
続く2位には「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(任天堂/2018年12月7日発売/Switch)がランクイン。12月の発売ながら、3週間あまりでダブルミリオンに到達するという目覚ましい勢いで、Nintendo Switch本体の販売も強力に押し上げています。
ハード市場では、Nintendo Switchが348.2万台を販売して年間販売台数のトップとなりました。そのうち12月期だけで115.9万台、年間の3分の1に相当する売上台数を達成し、年末商戦において大きな存在感を示しました。同ハードは2017年3月に発売されましたが、発売年の年間販売台数340.7万台を上回る結果となりました。なお2位のプレイステーション4は、年間169.5万台を販売しています。
2019年は、「New スーパーマリオブラザーズ U デラックス」(任天堂/2019年1月11日発売/Switch)や「キングダム ハーツIII」(スクウェア・エニックス/2019年1月25日発売/PS4・Xbox One)といった人気タイトルが年明け早々から登場し、今年も家庭用ゲーム市場の動向が注目されます。
<ファミ通調べ>