2018年10月20日、セガゲームスは神奈川県川崎市にあるビックカメラ ラゾーナ川崎内の店頭特設会場で、2018年12月13日発売予定のPS4ソフト『JUDGE EYES:死神の遺言』の体験会&名越稔洋総合監督によるサイン会を開催した。同イベントでは、今年9月に行われた東京ゲームショウ2018に出展された要素である、“STORY”、“DRONE RACE”、“SUGOROKU”に加えて、初公開となるゲーム内のミニゲーム『KAMURO OF THE DEAD』をプレイすることができた。
世界観は『龍が如く OF THE END』ほぼそのまま!
初公開となった『KAMURO OF THE DEAD』だが、下の写真を見ていただくとおわかりの通り、世界観は神室町にゾンビが大量発生するというぶっ飛んだ設定で話題を呼んだPS3ソフト『龍が如く OF THE END』ほぼそのまま。ただし、視点は三人称視点ではなく一人称視点になっており、遊びかたとしては人気ガンシューティング『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』に近い。ゲーム性はというと、アナログスティックで照準を移動させて敵を攻撃。襲ってくる敵の間隙を見計らってリロードで弾を充填、ヘッドショットで大ダメージを狙ったりと、かなり遊び応えを感じられる内容だ。
この要素、『JUDGE EYES:死神の遺言』のゲーム内ではどのようなシチュエーションでプレイできるのかは不明だが、『龍が如く』シリーズのファンをニヤリとさせるコンテンツとなることは間違いなさそうだ(もちろん、過去作を知らない人でも十分に楽しめるはず)。
名越総合監督が語る発表後の反響
この日、会場ではメディア向けに名越稔洋総合監督への囲み取材の場が設けられた。以下ではその要点を抜粋してお届けする。まず衝撃的な本作の発表から約1ヵ月を経た本作の反応について名越氏は、「(プロモーション映像の)再生数は『龍が如く』シリーズと比べて2倍以上のペース。たくさんの反響をいただいており、ホッとしているのが正直なところです。今回は発表からソフトの発売までが約3か月しかないので、(9月の)発表会が第1弾として、体験会が第2弾。第3弾やそれ以降も盛り上げを作っていくことができればと思い、改めて気合が入っている状態です」とコメント。
また、従来の『龍が如く』シリーズとの違いについては改めて、「アクション・アドベンチャーであることは変わらなくて、これまで通りドラマの部分なども大事にしているわけですが、とくにアドベンチャーの部分にアクション性が足されたところが特徴です。それは何かというと、たとえば、探偵である主人公が証拠を集めることですね。証拠写真を押さえたり、鍵を開けたり、入手したメモを解読したりといった謎解き要素があって、“考える”という要素が増えています。こうした遊び要素は、桐生一馬を主人公としたタイトルには合わないので採用してこなかったのですが、今回はそうした要素を入れ込んでいるところが大きな違いです」と語った。
すでに先行体験版が配信されている本作だが、まだゲームに触ったことがないという方に向けて名越は、「(先行体験版で遊べるのは)ほんの出だしだけですけども、絵の雰囲気だけでも『龍が如く』シリーズとの違いがわかると思います。絵の違いは、映像がきれいになったというだけではなくて、サスペンスというテーマに沿った味付けにも表れているのですが、それは体験版を遊んでもらえるとわかってもらえると思います」と見どころについて解説。さらに、“いま越えたいハードル”として、「『龍が如く』シリーズのユーザーさんは、『龍が如く』シリーズだけを遊ぶという方も多いんですね。かつ、オンラインについてのリテラシーがそれほど高くない方も多くて、先行体験版をダウンロードして遊ぶことへのハードルがいまだ高かったりします。そうした皆さんにこそ、『JUDGE EYES:死神の遺言』という新たなコンテンツが出ることをきっかけにして、プレイステーション4でゲームをダウンロードを遊んでみようかな、というふうに思ってもらえればと」と、その想いを語った。
さて、多くのファンが来場した今回の体験会だが、以降は全国6か所で開催予定だ(名越総合監督のサイン会は、実施されない会場もあります。詳細は『JUDGE EYES:死神の遺言』公式サイトをご覧ください)。お近くの方はぜひ足を運んでみてほしい。