2018年5月10日、SNKが同社のブランド40周年を記念したゲーム機“NEOGEO mini”の発売を発表。同ハードは3.5インチの液晶画面を搭載し、40本のNEOGEOタイトルを収録した復刻ハードとして、多くのゲームファンから注目を集めている機種になるのだが、2018年7月24日の発売を前にファミ通編集部にいち早くNEOGEO miniの本体&別売りコントローラが到着。さっそく本体の開封の模様と製品のファーストインプレッションをお届けしよう。
まずは本体&コントローラの開封フォトリポートを紹介。


























続けて、家庭用ゲーム機としては最高峰のスペックを誇っていたNEOGEO本体と、携帯ゲーム機ネオジオポケットと比較。




外観をひととおり検証したところで、いよいよ電源を投入。NEOGEO mini本体には内蔵電源は搭載されていないため、外部から電源を供給する必要がある。












NEOGEO miniのパッケージを手にした第一印象は、思った以上に軽く感じたこと。NEOGEO miniの本体重量は390グラムと軽量なうえに、同梱物も本体装飾用のステッカーと、USBの電源ケーブルのみと、比較的シンプルな構成がその軽さの理由だろう。
アーケードとまったく同じゲームが家庭で遊べるゲームハードとして登場したNEOGEO。“100MEGA SHOCK”のキャッチコピーにあるように、圧倒的なゲーム容量を売りにしていたこともあり、本体、カートリッジともにそれまでの家庭用ゲーム機を大きく超える特大サイズだったところも特徴のひとつであったが、NEOGEO miniは拍子抜けするほどの小ささ、軽さを実現している。本体サイズ、重量は事前に告知されていたので理解はしていたものの、あらためて実機を前にすると、思った以上のコンパクトさに驚くばかりだ。100数十グラムのスマートフォンに大量のゲーム、音楽、映像、書籍などをインストールできる時代なので、このくらいのダウンサイジングは何も技術的に新しいことではないのだが、それでも当時家庭用ゲーム機としては最高峰のスペックを誇っていたNEOGEO(アーケード筐体と同等の性能を持っていたのだから、当然と言えば当然)が、当時のゲームセンターを賑わせていたMVS(Multi Video System)筐体のデザインを模して再現されているのだから、オールドゲームファンにはたまらない一品と言える。
NEOGEOハードの特色を活かした、圧倒的な2D描画性能はいま見ても流麗で、残像感の感じられない3.5インチ液晶越しに再現されるゲーム性は、当時の思い出をいい意味で掘り起こしてくれる。また、HDMIケーブルを介してディスプレイに接続すればしっかりとゲームを遊ぶこともできるなど、至れり尽くせりの仕様になっている点も見逃せないポイントだ。
実際にNEOGEO miniを遊んでみた印象は、外部ディスプレイとコントローラを接続してのプレイ感は、据え置き機でのプレイとまったく遜色ないもの。NEOGEO mini本体だけで遊ぶ場合も、高度な技を出したりシビアな操作は若干やりにくく感じることはあるものの、(個人差はあるだろうが)問題なく遊べるレベルと言えるだろう。




なお、2018年7月19日の20時〜21時30分には、ファミ通チャンネルにて“【最新ゲーム紹介】実機をチェック『NEOGEO mini』【もぎたてファミ通】”を、2018年7月20日の22時からは“【金曜ミッドナイト】『NEOGEO mini』実機プレイ”を配信。NEOGEO miniの発売前に本体の特徴や収録ソフトをたっぷりとお見せするので、気になる人はこちらの番組もチェックしよう。
【最新ゲーム紹介】実機をチェック『NEOGEO mini』【もぎたてファミ通】
2018年7月19日20時〜21時30分
【金曜ミッドナイト】『NEOGEO mini』実機プレイ
2018年7月20日〜22時〜
※今回編集部に届いたNEOGEO mini、NEOGEO mini PADは発売前の検証機になるため、実際の製品版とは仕様などが異なる場合があります。

■NEOGEO mini商品概要
・商品名:NEOGEO mini (ネオジオ ミニ)
・収録タイトル数:40タイトル
・液晶サイズ:3.5インチ
・外形寸法/質量:W108mm×D135mm×H162mm/390g
・付属品:電源ケーブル(2m/Type C)※ACアダブターは含みません
・接続端子:HDMI端子(TV出力用)、 ヘッドホン端子、 外部コントローラー端子×2
・販売価格:11,500円(税別)