いよいよ発売が近づいてきた、スクウェア・エニックスの完全新作RPG『オクトパストラベラー』(2018年7月13日発売予定)。ファミ通.comで連載中のカウントダウン企画も、今回で6回目となる。
本企画では、主人公たちのレビューをお届けしているが、今回紹介するのは、薬師のアーフェン。幼いころ、難病で死にかけたところを旅の薬師に救われた彼。その恩人のように、世界を旅して人々を救いたいと思いながらも、故郷の村からなかなか旅立てずにいるが……。
薬も斧も使うし、聞き込み調査もする、万能主人公!
Text by 世界三大三代川(ファミ通編集者)
薬を扱うという職業に加え、子どもをなぐさめる上のイラストの印象もあって、アーフェンは優男という印象だった。が、実際はやさしさとともに男気も溢れる、快活な青年。かつて薬で助けてもらった旅の人に憧れて、同じように旅に出る。少年マンガの主人公タイプであった。
彼が使えるフィールドコマンドは“聞き出す”。会話ができるキャラクターに使うと、そのキャラクターのバックボーンとともに、さまざまな情報を聞き出せる。メインストーリーやサブストーリーを進行させる情報に加え、フィールドに落ちているアイテムの場所を可視化させたり、武器屋の品揃えを増やしたりといいことづくし。町に着いたら、まず町の人との会話と合わせて、全員に聞き出すことをオススメする。ファンタジー世界でも情報は重要だなーと思うとともに、以前に聞き出した情報をきっかけに、別の場所でサブストーリーが進むシーンなどは、まるでアドベンチャーゲームのような感覚であった。
主人公気質ながら薬を扱い、人から情報を聞き出すという、なかなか器用なアーフェンは、戦闘ではメインで斧を使う。これまた、見た目からは予想外なチョイス。斧は、ほかの武器より命中率が少し落ちる分、攻撃力が高いという、ロマン溢れる武器。アビリティでは、“氷柱”という氷属性の攻撃に加え、HPを回復する“応急手当”、倒れた仲間を復活させる“復活手当”などがある。そのほか、斧を使った強力なアビリティもあり、攻撃と回復のバランスタイプと言えるだろう。基本は斧で攻撃しつつ、ピンチのときには回復役に回る。とくに序盤のパーティーにひとりは欲しい万能なキャラクターだ。
そんな攻撃やアビリティと合わせて使えるのが、固有アクションの“調合”。これは、薬師らしく、薬の素材と葉っぱや樹液といったアイテムを組み合わせて、さまざまな効果を生み出すもの。合成させる素材によって発揮される効果は大きく異なり、単体の敵への攻撃から、仲間全体への回復など、じつに多彩な効果をもたらすことができる。とくに、素材によって攻撃の属性も変えられるため、敵の弱点属性がわかっているのに、その攻撃を使えるキャラクターがいない……といった場合に“調合”を使えば、アーフェンの攻撃にはない属性を使った攻撃で、敵をブレイクさせるといったこともできるのだ。
どんな味方と組んでも相性がよく、使いかた次第で万能に活躍してくれるアーフェン。町で聞き出しまくるためにも入れたい主人公だ。
アーフェンのフィールドコマンド“聞き出す”
“聞き出す”は、気さくで話しやすいアーフェンのパーソナリティーを最大限に生かしたフィールドコマンド。道行く人から、貴重な情報を聞き出してしまう。すごいぞアーフェン。アーフェンのレベルが相手に見合うものになっていれば、コマンドが失敗することはない。ナンパばりに話しかけまくれ!
アーフェンの固有アクション“調合”
バトル中、“調合”の専用素材をふたつ組み合わせることで、多彩な効果を発揮するアイテムを生み出せる。とくに、“薬の素材(拡散)”を使った全体回復や状態異常解消は、ボスとの戦いでお世話になること間違いなし。
明日(2018年7月11日)は、盗賊テリオンを紹介!
『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』最新情報まとめ特設サイト
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