血まみれアクション『ホットライン マイアミ』やFPS『シリアスサム』シリーズなど、尖ったゲームを扱うことで知られる海外インディーパブリッシャーのDevolver Digitalが、意味深な画像をツイートして話題を呼んでいる。

 そこに写っている意匠は、中央のイーグルが掴んでいるものがバルカン砲やミサイルを持っていて少々過激になっているものの、実際にアメリカ大統領旗などに使われている、大統領を象徴するモチーフ“Seal of the President of the United States”のパロディ。

 実はこれが、フロム・ソフトウェアが2004年にリリースしたXbox用アクションゲーム『メタルウルフカオス』に関する何らかのプロジェクトと関係があるのではないかとされているのだ。

 同作では、“大統領が自ら合衆国の危機のために戦闘ロボット風の特殊装甲を身にまとって戦う”という破天荒な設定に合わせて、“Seal of the President of the United States”のモチーフを多用していた(フロム・ソフトウェア公式サイトにてpdfで公開されている当時のマニュアルなどにも見て取れる)。

 そして実はDevolver Digitalは2016年に突如本作のキーアートを投稿し、アメリカ等で未発売に終わり半ば伝説のカルト作と化している本作の再発についてキャンペーンを行ったことがある。もし仮にその話が好転し、再発(および日本国外での公式展開)やリブートなどに繋がったのだとしたら……というのが、いまこのネタが盛り上がっている裏付けというワケ。

 Devolver Digitalは、日本時間の6月11日正午よりE3前のプレスカンファレンスをTwitchで配信するとしている。前回はプレスカンファレンスをパロディにした血まみれのネタ映像を流すという所業に出た同パブリッシャーだが、今度は逆に思わぬサプライズを届ける気なのかもしれない。