【タケシ、強すぎる】20年ぶりに遊ぶ『ポケットモンスター ピカチュウ』は懐かしの“あるある”でいっぱいだった【タケシ、服を着る】

『ポケットモンスター』シリーズ最新作『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』は2018年11月16日に発売予定。その開発のベースになっているという『ポケモン ピカチュウ』はどんなタイトルだっただろう。担当ライターが20年前の思い出を振り返りながらプレイした。

 先日、『ポケットモンスター』シリーズ最新作ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイが発表された。

 ポケモンの捕まえ方が『ポケモンGO』風のシステムに一新されるなど、これまでのシリーズとはかなり雰囲気の異なるタイトルだが、『ポケットモンスター ピカチュウ』をベースとして開発されている。

 『ポケモン ピカチュウ』は、1998年に発売されたゲームボーイ向けのソフト。サトシのようにピカチュウを連れて歩けるのが最大の特徴で、テレビアニメを毎週楽しみにしていた当時の子どもたちにクリーンヒットしたタイトルである。

 だが、1998年といえば約20年前。当時はまだ生まれていなかった……なんてポケモンファンもいるだろう。

 本稿ではそんな『ポケモン ピカチュウ』ならではの特徴や思い出を振り返っていこうと思う。直撃世代の皆さんには「あぁ~、そうだったよね!」と懐かしんでもらえたら幸いだ。

 というわけで、さっそくニンテンドー3DSバーチャルコンソール版をダウンロード(1200円[税込])。いざ、懐かしの『ポケモン ピカチュウ』のせかいへ! レッツゴー!

ピカチュウとイーブイの関係はこんなところから

 早くプレイしたい気持ちを抑えながら、ピカチュウづくしのオープニングを堪能する。『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』の超高画質PVを見たあとだけど、白黒の映像も味わい深くていいものだ。めちゃめちゃかわいい。

 それにしても、風船に釣られて空を飛んだり、このころのピカチュウはなかなかの身体の張りっぷりである。見習いたい。

“なみのり”や“そらをとぶ”を覚えた特別なピカチュウを持っていると、ミニゲームが遊べたのも本作の特徴のひとつ。なお、バーチャルコンソール版では特別なピカチュウを持っていなくてもプレイ可能。

 さて、本作で仲間になるピカチュウは、最初は野生のポケモンとして草むらから登場する。それをオーキド博士が捕まえて、のちに主人公に渡されるのだ。

 このピカチュウは鳴き声が声優の大谷育江さん(アニメ版のピカチュウの声を担当)の声に変更されていたり、体型もずんぐりむっくりだった『ポケットモンスター 赤・緑』から新規に描きなおされていたりして、“特別な相棒”であることを出会った瞬間に理解できる。我々、人間関係における第一印象の大切さはピカチュウ先生に教わった。

 ちなみに、このとき博士はポケモンを出さずにいきなりボールを投げてピカチュウを捕まえてしまう。20年前は「博士だけ反則じゃん。ずるい大人だ」と幼いながらに思ったものだが、いまでは近所の公園でそんな大人をたくさん見かけるようになった。『ポケモンGO』への布石がこんなところから打たれていたなんて。

“かみなりのいし”を使おうとすると嫌がって進化させられなかったりと、アニメのエピソードがふんだんに取り入れられている。

 気を取り直して、オーキド研究所へ。本来であればここでポケモンをもらえる予定だったのだが、ライバルに“よこどり”されてしまい、その代わりに……という経緯でピカチュウが手持ちに加わる。博士は孫のしつけももうちょっとがんばってほしい。

“きんのたま”ならぬ“まるいたま”に入っているポケモンは……?

 そしてすかさず勝負を仕掛けてくるライバル。この展開の早さ……さてはさっきの“Zよこどり”ですばやさが上昇しているな……!? なんて冗談はさておき、ライバルのポケモンはイーブイだ。

 ゲームフリークの増田順一氏いわく、主人公のピカチュウ、ライバルのイーブイという関係が『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』にも繋がっているそうだ。

 そういえば、『ポケットモンスター サン・ムーン』ではライバルのひとりであるハウがピカチュウとイーブイを手持ちに入れていた。この2匹が対になるシーンはこれまで何度かあったのかもしれない。

このバトル、かわいすぎるな~。攻撃なんてしないでもっと2匹のかわいい姿を眺めていたいな~。

すみません、無慈悲に“でんきショック”を連打したけど負けました……。

 ここからはピカチュウがボールに戻らず、後ろをついてくるようになる。ちなみに、ピカチュウに話しかけると反応を返してくれるのだが……。

背中もかわいい。

 いきなり負けてしまったせいか、そっぽを向かれてしまった。

 ご機嫌ナナメだがついてきてはくれるので、最初のジムがあるニビシティを目指す。道中のトキワシティにもジムがあるが、いまはまだ挑戦できないようだ。ジム戦をさせてくれないなんて、ここのジムリーダーはとてもワルいやつに違いない。

 また、トキワのもりに入る前に“どくけし”を買い込んだのだが、『ポケモン ピカチュウ』のトキワのもりにはどくタイプのポケモンが生息しておらず、取り越し苦労になってしまった。記憶が混濁しているのは、ビードルへの恐怖が心に染みついているからかもしれない(当時のどく状態は、歩くたびにHPが減ってしまう仕様だった)。

実際にどく状態になると、ピカチュウが悲しげな顔に……。早く治してあげなくては!

ピカチュウも『ポケモン 赤・緑』と『ポケモン 青』ではトキワのもりで出現するが、本作では出てこない。ピカチュウのいない森でピカチュウをつれ歩く優越感よ。

 ニビシティに着くと、ポケモンセンターでプリンを発見。プリン自体は『ポケモン 赤・緑』からいるのだが、本作ではプリンの歌を聴いたピカチュウが眠ってしまうイベントが追加されている。当時のアニメを観ていれば「おっ」とうれしくなる演出だ。

気持ちよさそうに眠っている。顔に落書きされていないといいけど……。ちなみに、受付のお姉さんのとなりにラッキーがいるのも、アニメ版を意識しての変更点。

 さて、ポケモンセンターにも行ったことだし、さっそくジムに挑戦! 『ポケモン サン・ムーン』ではジム戦がなかったので久しぶりだ。いってこい、ピカチュウ!

タケシ最強伝説! 最大の難所・ニビジムを攻略

 

 まあ、分かっていた。分かってはいたけど、一回は負けておくのがお約束かなあと思って……。

 でんきタイプのピカチュウで、じめんタイプの多いニビジムを突破するのはかなりの難関だ。さて、どうやって攻略しよう。スプリンクラーを壊して水でも浴びせようかな。

 タケシの使うポケモンはぼうぎょが高いので、とくしゅ技を覚えるバタフリーを育成。さらに、“けたぐり”でいわタイプの弱点をつけるマンキーも育てた。

 トランセルがバタフリーに進化するのがレベル10、マンキーが“けたぐり”を覚えるのがレベル9。まだこのころは“がくしゅうそうち”が使えないのでそこそこの時間がかかった。いわゆる1面のボスがここまで歯ごたえを感じさせてくれるRPGっていまどきは珍しいよなあ、と時代の流れにしみじみ。

 ちなみに『ポケモン ピカチュウ』ではフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメも入手できるが、残念ながらニビジムの時点ではまだ仲間にならない。

 それにしても、『ポケモン 赤・緑』のパートナーを全部もらえるなんてなかなかの大盤振る舞いだ。手持ちのうち4匹がピカチュウ、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメで固定されていたプレイヤーも多かったのではないだろうか。

 そんなこんなで準備は整った。さあ、ジムに再チャレンジだ!

 ところで、お気づきだろうか? タケシが服を着ていることに。

 「何がおかしいのかわからない。変態じゃあるまいし、服を着るのはあたりまえでしょ? 」という方にむけて説明すると『ポケモン 赤・緑』のタケシは服を着ていなかった。異様なプレッシャーを放ちながら、あたりまえのように半裸で仁王立ちしていたのである。プレイヤーに「ジムリーダーってすげえんだな……」とわからせる圧倒的強者の風格がそこにはあったのだ。

 だが、タケシはアニメ出演を機に服を着てしまった。お茶の間への配慮はすばらしいが、あの岩のような筋肉こそがニビジムリーダーの象徴ではないのか。さっきは記事の構成を考えて勝ちを譲ったが、プライドを捨てた男に負けるわけにはいかない……!

ジムリーダー戦のBGM、めちゃくちゃ好きだ……。

 がんばって育てた甲斐あって、無事にタケシに勝利! 達成感もひとしお。ピカチュウもにっこり満足そうだ。

 まだ最初のジムをクリアーしたところだが、存分に懐かしさが味わえた。この記事を読んで同じようにノスタルジーを感じた人や『ポケモン ピカチュウ』を遊んだことがないという人がいたら、ぜひプレイしてみてほしい。きっと『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』での冒険をより楽しめるようになるはずだ。

<ポケモンライター 竹内白州>

ロケット団も登場! 手持ちはもちろんアーボとドガース、それからニャースだ。



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