『タワー オブ アイオン』つぎのテーマは“転生”。サーバー改編と次期大型アップデートについてプロデューサーを直撃

2018年7月に9周年を迎える『タワー オブ アイオン』。今年は大きな変革を迎えるという。その意図や今後の展開について、日本運営プロデューサーのキム氏に話を聞いた。

 エヌ・シー・ジャパンは、2018年5月23日にPC用オンラインRPG『タワー オブ アイオン』において、プレイヤーが主役となるプロジェクト“JOIN US TOWER OF AION”をスタートさせた。

 JOIN US TOWER OF AIONは“ユーザー1st”を掲げた企画で、ユーザーとともに既成概念の枠を超えた新しい広告を作ることを目指しているという。

 しかし、そもそも“ユーザー1st”とは何なのか、なぜこういった宣言をこのタイミングで出したのか。『タワー オブ アイオン』の日本運営プロデューサーを務めるキム・ジョンウク氏に話を伺うことができたので、その狙いや今後の展開について聞いた。

プロフィール

キム・ジョンウク(きむ・じょんうく)

『タワー オブ アイオン』日本運営プロデューサー。文中ではキム。

――先日、“ユーザー1st”宣言を出されましたね。平たく言うと「いっしょに広告バナーを作りましょう、イベントを開きましょう」という内容ですが、その理由についてお教えいただけますでしょうか。

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キムまずは“ユーザー1st”というプロジェクトを進めている背景を説明させていただきます。2017年に韓国でサーバー改編が実施されたとき、プレイヤーの間では「『タワー オブ アイオン』というタイトルの力が弱くなったのではないか」という話がありました。

 そんな中、2018年1月に大きなアップデートがあり、『タワー オブ アイオン』の中身が変わりました。アイテムやキャラクターのレベル、経験値など、ほぼすべてと言えるほどバランスが変わり、プレイヤーさんからは「いままでプレイしてきた自分のプレイ時間やアイテムの価値が無駄になるんじゃないか」という反応もありました。

 日本にもその影響がないとは言い切れない状況だったので、日本の運営としても「いままでプレイしていただいた時間を尊重して何かやりましょう」というところから、今回の宣言にいたりました。

――正直なところ、唐突な印象があったのですが、このタイミングで発表した理由は何かあったのでしょうか。

キムまずは(2018年の)4月にPvP大会といった大きなアクションを起こし、5月には“ユーザー1st”というプロジェクトを動かし、そして6月は6日にサーバー改編と新サーバー設立というふたつの大きな内容についての特設予告ページがオープンする、といった形で準備をしていました。この特設ページは6月13日、20日、27日と徐々に情報が追加で公開されていく予定です。

 そして、今回はサーバー改編や次期大型アップデートで大きく変わるタイミングなので、「アップデートしました。遊んでください」という一方的なコミュニケーションではなく、プレイヤーさんから運営といっしょに動きませんかという形で、現在募集している状況です。

キャラのバストショットと20文字以内のコメントを応募すると、このようなバナーを作ってもらえるそうだ。募集期日は2018年6月13日(水)定期メンテナンス開始前までで、こちらはキム氏に用意してもらったサンプル。

――先ほど話題に上がった“サーバー改編”ではどのようなことが行われるのでしょうか。

キムサーバー改編はコンテンツを活性化させるために行います。多人数で同時に遊ぶようなコンテンツでも人がすぐに集まるように、次期大型アップデートまでに環境を整えようとしています。

 フローとしては、サーバー改編を行ってひとつのワールドになります。その後に新ワールドがオープンされて、日本のサービスではワールドがふたつになることを目指しています。

――マスターサービスのプレイヤーもライブサービスに移行するイメージでしょうか。そうなると、プレイ面に大きな影響があるかと思うのですが。

(※編注:『タワー オブ アイオン』には“ライブサービス”と“マスターサービス”の2タイプがあった。前者は最新バージョンがプレイできて機能豊富、後者はサービス開始当初のバージョンをベースに遊びやすさを重視しているのが特徴)

キムそうですね。そのまま移行するのは正直厳しいと思います。レベルの経験値テーブルや、カンストのレベルも違いますし、装備も大きな差があります。正直なところ、マスターサービスとライブサービスのプレーヤーが戦うと、ライブサービスのキャラクターには勝てないと思います。

 ですので、これまでマスターサービスでプレイしてくださった方への報償案を準備している状況です。具体的には、マスターサービスの方がライブサービスに移動しても即戦力として戦えるような内容を検討しています。もちろんすべてのプレイヤーの方に100%満足していただくのは難しいと思っておりますが、現在そういう形で調整を進めています。

 あくまでも、サーバー改編は次回の大型アップデートへの準備と考えていただければと思います。また、新サーバーでは全員が同じ出発点から始まりますので、新規に始められる方もお休みになられている方も楽しんでいただければと思います。

――韓国ではすでにその大型アップデートが実装されているとのことで、その情報をチェックされている日本のプレイヤーもいると思います。現時点で日本のプレイヤーからリアクションはありましたか?

キムつぎの大型アップデートで自分が持っているアイテムの価値が下がったり、これまでプレイしてきた時間を裏切られるかもしれないという不安を持たれている方もいらっしゃると思います。

 プレイヤーの方がいちばん気にされているアイテムの移行などについても順次発表していきますので、まずは安心してプレイできる環境だと言うことをお伝えしたいです。

――それでは、次期大型アップデートについて情報を教えていただけますでしょうか。

キム次回の大型アップデートのスローガンは“転生”です。これまでのアップデートでは“新世界”や“リバース”といった言葉でアピールしていたのですが、今回はイメージは“生まれ変わり”なんです。

 それほど、スキルやステータス、アイテム、新しい変身システムなど、さまざまなコンテンツが追加されたり、更新されたりします。新規の方にも復帰される方にも期待できるようなアップデートになると考えています。

キムタワー オブ アイオン』では、ゲームを始めたときに天族か魔族を選びます。ほかのタイトルでは成長してから(ほかのプレイヤーと)戦うことが多いですが、最初からPvPがイメージ付られているんですね。

 PvPのおもしろさは『タワー オブ アイオン』の本質のひとつだと考えていて、それを失わずスムーズに楽しめる環境を作れないかと協議していました。

 新規に始めたプレイヤーの方からも、いまの環境はフィールドが広く、天族と魔族が会えなかったり、インスタンスダンジョンまでの距離が遠いなどの意見がありました。

 次回の大型アップデートでは“ラクルム”というフィールドが実装され、プレイしやすい環境になっております。レイド戦、基地戦といった主要なコンテンツもひとつのフィールドで完成される構成ですので、ぜひプレイしていただければと思います。

キムほかにも、いまのバージョンではカンストするまでかなり厳しい経験値テーブルとなっています。装備の強化システムでも失敗したら装備が消えるため、成長にストレスを感るという意見や指摘がありました。

 次回のアップデートではレベルキャップが80まで解放されます。経験値テーブルも調整されますので、慣れてる方であればカンストするまで2日3日くらい、慣れていない方でもそれほど時間をかけずにカンストできると考えています。

 というのも、助けてくれるNPCに従ってプレイするとLv75まではすぐに到達できるからです。Lv75になると、“ラクロム”と呼ばれる新規フィールドでおもなコンテンツが楽しめます。

――レベルアップが早くなるのは、早くそのフィールドで遊んでほしいと言う意図でしょうか?

キムそうですね。『タワー オブ アイオン』はおかげさまで9周年を迎えます。それだけ長く続いているということもあって、ストーリーに直接関係のないクエストも増えてきました。

 その辺を整理しつつ、本当に重要なコンテンツは省かないようにして、成長のうれしさと収集の楽しさを感じられるプレイができるような自然な導線を用意しています。

ブリリアンスメロディ軍駐屯地

アルコンシャドウ軍駐屯地

古代の生命の聖所

エンドリム寺院

残烈の海岸

太古なる赤樹の森

神秘なるキノコの生息地

眠れる静寂の森

ラクルム要塞

――アップデート後の今後の展望についてお話できることはありますか。

キム今後の展望としてはPvP大会を企画しています。また、本作と親和性の高い作品とのコラボレーションを予定していて、こちらは年内には続報を発表できると思います。それと、2018年7月で9周年を迎えますので、それに合わせてゲーム内で実施するイベントなどを考えています。

――ありがとうございます。最後にこれだけは伝えておきたいということはありますか?

キム次期大型アップデートや、サーバー改編などインパクトがあることが多く、さらに先行して実装されている韓国の情報が入ってきている中でプレイヤーの方は息苦しい状況だと思います。

 次回の大型アップデートは“転生”がスローガンということで大きく変わることと、新規サーバーの追加で、ここから続く『タワー オブ アイオン』の新しい未来に期待していただければと思います。



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